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今度の季語は「虫」です。
俳句で「虫」と言えば秋の鳴く虫のことです。
虫の形よりも虫の音が主な鑑賞対象となります。
平安時代の鈴虫と蟋蟀が実は鳴き声が逆になっていたとか言われています。
鳴く虫の総称なので、あまり気にしなかったのかも。
「虫」は季語の王道なので、新しい切り口は見つかりません。
それでもなんとか一句
見送れば虫増えたのか庭の闇
ひとかえり虫が湧き出る庭の闇
人を見送って部屋に戻ると急に虫の音が大きく聞こえたという思いです。
この人はもちろん想う人。
想う人がいたときは虫の音など気にならなかったのに、帰ってしまうと急に一人の寂しさにおそわれ、虫の音がやかましいほどだったという感じです。
詠めますかね。
「湧き出る」より「増えたのか」の方がいいかな。
ただ今思案中。