夕焼け金魚 

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NHK俳句兼題「虫」

2024-06-20 | 日記
       見送れば虫増えたのか庭の闇
       ひとかえり虫が湧き出る庭の闇
前句のどちらが良いか思案中としていましたが、推敲を重ねていると別の考えもわいてきました。
 庭の闇が気に入らないのです。
誰もが使っている常套句。
師匠に手垢のついたフレーズに感動はないと言われているので、これがちょっと。
そこで一句
 見送れば虫増えたのか虫の海 
 「虫の海」この「海」と言う言葉のイメージが波のように虫の音が襲ってくると言う感じになりませんか。
庭に海が広がってとか、色々連想して海という言葉の広がりを感じるのです。
私だけ ?
ちなみに「虫の海」と言う言葉の俳句を探すと
 草木本開けば聞こゆ虫の海  佐渡美佐子
これだけかな ?  あまり見かけません。新鮮かも。  

しかしこれだと虫が二度も出ます。
 見送れば数増えたのか虫の海

としましたけど、まだまだ。
数なんて説明でしょと言われそう。

 見送れば増えたのかしら虫の海  夕金魚

ちょっといいかなと思っています。
藤田湘子はここぞと言うときには、文語といいますが、文語わかりますか?
令和の俳句は口語を目指すべしと思います。
そう、大胆に省略して口語俳句で良いと想うのですが。
はい、これを夕金魚風俳句と称します。
大胆な意見。 

 冷や奴いつか褒められようとして  です。

追伸 金魚不勉強でした。虫の闇って季語でした。
   恥ずかしい。


  
       
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