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アルフィー (2004)

2023年02月25日 | 映画

先日、バート・バカラックの「アルフィー」について記事にした際に、2004年公開の映画「アルフィー」がNetflixにあることを教えていただいたので、早速見てみました。(配信は2月28日までなので、ご覧になりたい方はお早目に♪)

アルフィー (Alfie)

バート・バカラックが音楽を手掛けた「アルフィー」は1966年の映画ですが、本作はそのリメイク版でジュード・ロウが主人公アルフィーを演じています。オリジナルはロンドンが舞台ですが、本作はニューヨークが舞台。

ジュード・ロウ演じるアルフィーはリムジンの運転手をしていて、イギリス英語(アメリカ人女性はイギリス英語に弱い^^;)でニューヨークのセクシーでゴージャスな女性たちを、次々と虜にするプレイボーイを演じています。

映画がはじまって早々、女性たちをひとりの人間ではなく、自分の欲望の対象としか見ず、まるでゲームを楽しむように次々と女性たちを誘惑していくアルフィーが、不愉快でしかなかったのですが

だんだん彼のペースに慣れてきた?というか、女性たちも女性たちで、彼を本気で愛しているわけではなく、自分のその場の居心地のよさや、快楽のためにつきあっているだけなのだというのが見て取れて、気にならなくなってきました。

中身のない薄っぺらい関係を続けてむなしくならないのかと思いますが、相手の女性もそういう関係を求めているので、お互い様なのかな? 私はアルフィーにまったく魅力を感じませんが(たとえジュード・ロウであっても)

彼自身もちゃんと相手を選んでつきあっているのでしょうね。つまり、お互いに傷つかない相手を選んでいる。

唯一傷つけてしまったのは親友のマーロンと、そのガールフレンドのロネットでしょうか。マーロンとロネットは、もがき苦しみながら、相手を赦し、受け入れ、この先ずっといっしょに生きていくことを決めたのでしょうね。

・・・なんてアルフィーに対して厳しめに書いてしまいましたが、実際知り合いにアルフィーのような人がいるので、つい熱が入ってしまったかもしれません。^^;

登場する女性たちはそれぞれに魅力的でした。特にコケティッシュなシエナ・ミラーと、ゴージャスなスーザン・サランドンがかっこよかったです。

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