特上カルビの記のみ気のまま

韓国語教育を韓国の大学院で専攻した30代日本人男性が、韓国ソウルでの試行錯誤の日々を綴りました.

もっと自信を持て!

2008-01-09 21:39:48 | カンコクゴ試行錯誤
 曇り.最低気温8.0度. 最高気温12.6度.朝はどんより曇り空.お昼近くになって陽射しも出てきたが,空は灰色の雲に覆われたままだった.

 今年(2008年)の8月で,私が韓国を初めて訪れてからちょうど20年になる.それ以来お隣の国との間を何度往復しただろうか….20年前(1988年)の夏(8月)は一ヶ月を丸々韓国で過ごした.当時私は大学二年だったが,三年生の先輩方が韓国で行う語学研修に同行させてもらったのだ.

 その時の写真はクリアファイル三冊に収められ,今も私の部屋にある本棚に鎮座ましましている.韓国語に対する姿勢がネガティブになったり,スランプに陥ったりすると,ファイルを手に取る.そしてそれらの写真を見返すたびに,私の韓国語に対する姿勢が「リセット」されるのだ.いわば,私にとって韓国語を学ぶ上での聖書の役割を果たしてくれる.そこには鈍いながらも,時折光を放つ「韓国語の原石」を抱いた,20年前の自分がいる

 20年前の自分が今の自分を見たら何と言うだろう.
 「まさか20年も韓国語を続けるとは思わなかったよ.我ながら偉いよ.よくぞ続けた!頑張った!それにしてもカルビ,何だよその冴ない顔は!もっと自信を持て,自信を!」と一喝されそうで正直言ってちょっぴり怖い.

  

【写真左】韓国ソウル市の鐘閣(チョンガク=종각)交差点にある「旧第一銀行(チェイルウネン=제일은행)」本店.翌月9月17日に開催が迫ったソウルオリンピックのロゴマークが入った看板が見える(1988年8月撮影).
【写真右】16年後に左の写真と同じ場所から撮影した「SC第一銀行(SCチェイルウネン=SC제일은행)」本店.88年当時には無かったホームページのアドレスが正面アトリウム上に掲げられている.私が2004年のクリスマスカード用に撮影した写真(2004年12月8日撮影)である.

  「旧第一銀行(チェイルウネン=제일은행)」本店は毎年12月になると正面エントランスに大きなディスプレイを掲げて,師走の街を行き交うソウル市民の目を楽しませてくれた.私も12月になると足を運んで,カメラに収めクリスマス・カードの写真として使わせてもらっていた.しかし,2005年1月に英国系スタンダードチャータード銀行(스탠다드차타드은행)に3兆4千億ウォンで売却されてからは大がかりなディスプレイをやめてしまったのだ.個人的に残念でならない.やはり英国系の銀行は“新年”よりも“クリスマス”がメインなのだろう.ガラス張りの正面アトリウム(atrium)内にクリスマスツリーが飾られていたのを覚えている(2005年12月当時).ちなみに正面アトリウム内右手にはスタバが入っている.


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