皆さま
おかげさまで、5月1日の「平均律クラヴィーア曲集 研究発表会 Vol.26」も無事に終わりました。
新しいお客様もいらしてくださり、とても嬉しかったです。ありがとうございました!そして新メンバーも増えました!万歳!(^^)!
本当に(全48曲中の最難曲のひとつであることは間違いない!)難しい23番も立派にできたと思います。佐々木さんの生き生きとした演奏も魅力的でしたね♪
つくづく思いますが…バッハの作品は、とにかく「読む」こと、そしてそこから自分で考えることですよね。そこから、演奏も、その後の作曲家たちの作品へのアプローチも自ずから見えてきます。
そのことが、音楽を創り上げる喜びに通じるのだと思います。
300年も前の音楽を、その通りに再現しようなんて傲慢もはなはだしい、と私は思います。そんなことできるわけないです。そうではなくて、現在の自分の言葉で、300年前に書かれた音楽をどれだけ誠実に語ることができるかを探っていくことです。「氷山の一角」とはよく言ったもので、その音楽の後ろには、私たちには一生かかっても決して知り尽くすことのできない、大きな大きな歴史-時の流れと、その時々に私たちと同じように一生懸命生きた人々-が隠れています。その大きさに、精一杯対峙することが音楽の表現ではないかと、最近は思うようになりました。
こんな素晴らしいロマンと向き合える私たちは、本当に幸せです。そして、バッハに近づくことが、そのためのとても大事な手段なのでしょうね。
あと1回で、とりあえず《平均律クラヴィーア曲集》を一段落させますが、道はどこまでも続きます。ご安心を。
その後は、ちょっと軽めに《小プレリュードとフーガ》あたりで楽しんで、いよいよ《インヴェンション》突入ですかね(^^)/
まずは、素敵なGWを。
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