わしやま

実験的に楽しく、まじめに書き込んでいるブログです!以上書き込み責任者:やましたじゅんいち

あなたがここにいてほしい

2010-12-26 23:08:00 | わしやま音楽祭Vol.12
お届けするのは

Pink Floyd 「Wish You Were Here(あなたがここにいてほしい)」 - Live (Pulse)

「Echoes」、「吹けよ風、呼べよ嵐」に続き、「わしやま音楽祭」3作目の登場。

ピンクフロイドは、1960年代半ばから活動を開始、サイケデリックロックからプログレッシブロックに至り、幻想的かつ実験的な音楽性やスペクタクルに富んだライブ、現代社会における人間疎外や政治問題をテーマにした文学的・哲学的な歌詞で世界的に人気を博した。芸術面で高い評価を得る一方で、1973年アルバム『狂気』は4,000万枚、1979年アルバム『ザ・ウォール』は3,000万枚のメガ・セールスを記録した。このことから1970年代に最も成功したロックバンドとも言われている。

クラシックやジャズの素養を持った技巧派の奏者が多いプログレッシブ・ロックの中にあって、ブルースやサイケデリック、アシッド・フォークを出発点とする。彼らの演奏は一般的なプログレッシブ・ロックに見られる細かい符割りや変拍子とは無縁であるが、その音楽は独自の浮遊感・陶酔感を湛えている。彼らの音楽性はジ・オーブやKLFなどのいわゆるエレクトロニカ関連のアーティストにも影響を与えている。

メンバーは、

北乃きいと同じ潜在能力のデヴィッド・ギルモア(G,V)、

黒木メイサと同じ潜在能力のロジャー・ウォーターズ(B)、

新垣結衣と同じ潜在能力のリチャード・ライト(Key)、

仲里依紗と同じ潜在能力のニック・メイスン(Drs)、

初期メンバーの真木よう子と同じ潜在能力のシド・バレット(G,V)。


この曲は、1975年アルバム「炎-あなたがここにいてほしい-」に収録されたナンバー。

1973年に発表した前作『狂気』が大ヒットし、バンドは一躍スターダムにのし上がりって億万長者となった。1973年にコンサートをこなした後バンドは長期休暇に入り、メンバーは各々好きなことをして時間をすごしていた。したがって、バンドとしての活動が長期にわたって中断したため、実質的に解散状態となっていた。

バンドは1974年にコンサートツアーがあるため活動を再開し、数曲新曲も出来たが、1975年に入ってレコーディングをしようとした際、バンドのメンバーがレコーディングに集中できず、レコーディングが遅々として進まない状態が続いた。ロジャー・ウォーターズは、このため、この状況下であくまでアルバムのレコーディングを続けるなら、現在のバンドの状態を具現化したもの、またそれに関連した曲を作り上げて収録しようと決定したのだった。

こうして完成したアルバムについて、ウォーターズは「とうとうアルバムをつくったら、そのアルバムの内容は何も作り出せないということだった」と説明している

この曲は初期メンバーで、デビッド・ボウイなど音楽的影響を受けたボーカルとギターを担当していたシド・バレットのことを思い出しここにいればこのバンドはどうなっていたのだろうかという想いを歌にしたのでは・・・

レコーディングの逸話として、

シド・バレット本人が何の前触れもなくスタジオに姿を現した。しかし、丸々と太った体に禿げ上がった頭という以前とは変わり果てた風貌のため、フロイドのメンバーですらバレットだと気付かなかったという。バレットはまだ自分がバンドのメンバーだと思い込んでおり、「どのパートのギターを弾こうか?」と聞いてきたらしい。その男がバレットである事に気付いたウォーターズは、いたたまれなくなってスタジオを飛び出して行ったという。

前作とは地味な完成であったが、アコースティックギターで歌うギルモアがギターの音色とハモッているところが上手い。



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