わしやま

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いつか真実に笑いながら話せる日

2010-08-18 17:00:00 | わしやま音楽祭Vol9~.10
お届けするのは

さだまさし「道化師のソネット」

ヘアヌード写真集を控えている奥菜恵氏と同じ潜在能力で、稼いだお金は事務所立ち上げ、故郷長崎の無人島買収、その島にボイラー取り付け、映画製作などと使いまくり、銀行から借りたりし、30億の借金を抱えつつ、5年で完済し、その事を自身の笑いのネタで語り続いているさださんですが、

「道化師のソネット」は「雨やどり」、「案山子」、「関白宣言」などと共にさだの代表作の一つとされている。

さだ自身が主演・音楽監督を務めた映画『翔べイカロスの翼』の主題歌である。また、2008年4月からのゆうちょCMソングとしても用いられている。

映画『翔べイカロスの翼』は、道化師として子どもに夢を与えようと努力しながら、興行中に不慮の事故で死亡してしまった青年の実話(草鹿宏著作のノンフィクションをもとに制作)である。

さだは前年の「関白宣言」の大ヒットにより多忙な日々を送っていたが、その中でロケをこなし、音楽も制作した。

音楽を制作したときには大阪のホテルで午後8時から台本を置いて、作品を収録したビデオテープを見ながら4から5時間かけて順に曲を付けていき、最後に主人公の青年が死去するシーンになった。

そのシーンの後には青年が死んだことを知らない子どもの台詞が入り、台本には「主題歌」と書かれていた。

さだは即興でサビの「笑ってよ君のために~」という歌詩とメロディを同時に思いつき、そこから曲を書き上げたという。

なお映画『翔べイカロスの翼』はインディーズ作品であったためにヒットというわけにはいかず、ビデオ化などもされていない。

さだは詩を完成させた後で「道化師のソネット」というタイトルを付けたが、命名後に詩の行数を数えたら、偶然ソネットの形式通りの14行になっていたという。

つまり意志的に14行で完成させたから「ソネット」と名付けたわけではない。さだはこの偶然について「神さまっているのかもわかんない」とコメントしている。

曲は大ヒットしオリコン・チャートでは海援隊「贈る言葉」、シャネルズ「ランナウェイ」などTOP10に肩並び、2位まで上昇した(オリコン年間シングル28位)。

現在でもさだのコンサートの重要なレパートリーの一つになっている。

これは、青年が道化師は子どもたちに夢を与える仕事なのだから、自分が死んだことを知らせないでくれと伝えていたため。












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