わしやま

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キャンドルを暗くして・・・

2011-03-21 22:00:00 | わしやま音楽祭vol.13
お届けするのは

大瀧詠一「恋するカレン」

本日この曲を含めたアルバム「A Long Vacation」がリリースされ、30年を迎えます!!

今まで音楽祭ではロンバケから「カナリア諸島にて」、「さらばシベリア鉄道」、「Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語」、「君は天然色」を紹介しましたが、

一曲一曲が名曲で、30年もの間色あせることもなく、CMタイアップに使われたりし聴きなじみがあると思いますが、

この曲は、2007年にはトヨタ・アリオンのCMに起用され、本楽曲はアーサー・アレキサンダーの「Where Have You Been All My Life」とメロディラインが酷似しているが、大瀧の楽曲は意図的に既存の曲を下敷きにすることが多い。

元ねたは1979年にスラップスティックに提供した「海辺のジュリエット」が原曲だが、サビのメロディーが新たに付け加えられた(「海辺のジュリエット」の作詞は小林和子)。

後に稲垣潤一、CHEMISTRY、BEGINがカバーする。


このアルバムは1981年3月21日に発売。

1970年代までは一部のマニア受けしかしておらず、ほぼ無名に近かった大滝詠一の名が世の中の人々の間にも広まった。これは、音楽業界で「(ナイアガラでのソロ活動開始から)5年も売れなかったアーティストが突如売れるのは奇跡」と言われるほどの出来事だった。

ビリー・ジョエルの『ニューヨーク52番街』等とともに、CBSソニーから発売された初のCDアルバムのひとつ。日本のミュージシャンとしては初のCDアルバムでもある。(1982年10月1日。CD番号:35DH1、値段:3500円)。

発売1年で100万枚を突破した。これは2006年の音楽市場規模に換算すると400万枚に該当する。しかし本人はレコードに思い入れがかなり強かった為、「結果的にCD普及を早めた」と自責の念に駆られた状態(本作の初CD化は、本人の意図ではなかった。)になり、1985年3月に「どうせなくなるなら早い内に」と言う事で、自身の全アナログシングル盤を廃盤にしてしまう。

1989年に最初のリマスター盤を発売。さらに、発売から10年経過した1991年3月21日には廉価盤CD「CD選書」シリーズの中の1枚として1,500円でリマスター盤を再発。CD選書版はオリコンでは6.9万枚の売上だが、実売では10年間で45万枚を売り上げたという。

発売から20年が経過した2001年3月21日には20周年記念盤のCDも発売された。最新リマスターを施し、ボーナストラックとしてアルバム『Sing ALONG VACATION』から全曲が収録されている。この再発盤は2001年4月にスタートしたオリコンのカタログ・アルバムチャート(発売から2年を経過したアルバムのみのチャート)の第1回の1位に輝いている。こちらもオリコン集計で10年間で9.3万枚の売上を記録。

さらに、2011年3月21日には30周年記念盤を2枚組で発売。改めて最新リマスターを施したDISC 1と、純カラオケ・バージョンと未発表テイクを収録したDISC 2で構成されている。

これらのアナログ、CD、リマスター盤を含めた総売上は200万枚に達するという。

発売から30年近く経過しているにもかかわらず、現在でもなお「君は天然色」や「スピーチ・バルーン」、「恋するカレン」などはCMタイアップがついたり、多くのアーティストがカバーするなど、名実ともに『名盤』と呼ばれるアルバムである。

全楽曲の作詞は、大滝本人による「Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語」を除いて、すべて松本隆が担当している。大滝と松本の2人がコンビを組むのは、ファースト・アルバム『大瀧詠一』以来のことである。本アルバムは、アルバムタイトルのイメージである夏、7月にリリース予定であったが、作詞を担当する松本隆の妹が逝去したため、松本が詞を書くことが困難になり、「作詞を降りる」と大滝に告げる。大滝は「発売を延ばす。待つよ」と松本に返答し、9月に延長、さらにリリースは伸び、結局3月の発売となった。

  大滝曰く、このアルバムで初めて自分のボーカルにキーを合わせて作曲した(はっぴいえんどもナイアガラ時代も全て楽器に合わせて作曲していた)。

そんな皆藤愛子と同じ潜在能力の大瀧さんの音楽性として、

海外の音楽についての豊富な知識をもち、それを駆使して制作される音楽は、時として極めてマニアックであり、本人が「シュミシュミ音楽」と呼ぶような、独特であり、かつ、閉じた世界を形作ることが多い。作品によっては、パスティーシュとも言えるような作品もあるといわれるが、海外の音楽に詳しくないと(あるいはある程度詳しくても)、どの作品に由来しているのか、よくわからないことが多いようである。そのせいか、本人の楽曲は他の音楽作品(特に洋楽)と似通った部分がいくつかあり、しばしば指摘されることもあるが、そのことについては本人も言及している。

一例として、大瀧の部下がその引用(盗用)の多さに気づき、いたずら心を出して大瀧に「あの曲は3つの曲からの剽窃ですね」と訊ねたところ大瀧は「その3つとあと2曲の5曲から出来てるけど、君は3曲しかわからなかったんだ」と言ったところ、件の部下は緘黙(かんもく)してしまったという

また、定期的に自身の作品群をマスタリングするなどし、多くの「バージョン違い」が存在することでも有名である(下記記載の「シングル」「アルバム」「プロデュース」の項についてもその詳細は大瀧詠一著『All About Niagara』(増補改訂版、白夜書房、2005年)に委ねられる)。

彼の理屈を持ったマニアックな路線、他方面的な音楽性、多趣味なところは筋肉少女帯大槻ケンヂと共通するところが多い。


この曲を作詞した盟友松本隆さんですが、

昨年は作詞家生活40年を迎え、韓流ドラマ、オンラインゲームにはまりつつ第一線で活躍してますが、

彼の最近の近況として(Twitterより;takashi_mtmt)3/20分

「東京に戻り、品川駅で鏡のような月を見た。美しく発光する円の中にぼくたちの未来が映っていた。」


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