わしやま

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母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね・・・

2010-09-20 23:00:00 | わしやま音楽祭VOL.11
お届けするのは

ジョー山中「人間の証明のテーマ」

日本人とジャマイカ人のハーフとして生まれ、3オクターブの声が出せるボーカリストであるが、

中学卒業後、工場で働いた時、ボクシングの協栄ジムの会長になる金平正紀にスカウトされたのがきっかけで上京し、ボクシングを3年やって、年齢詐称が原因で引退し、映画出演やグループサウンズ期のバンドメンバーになり、ソロになり、1977年、出演した映画「人間の証明」の主題歌を歌い、オリコンチャートTOP10入りを果たし、大ヒット(年間23位:1977年度)、最近ではJFN系FM番組松本人志氏と高須光聖氏が対談する「放送室」でよく流れたナンバー。

この歌は西條八十の詩集「麦藁帽子」を英訳したもの。

作詞は西條八十、映画を制作した角川春樹、ジョー山中、

作曲はこの映画の音楽を担当し、「ルパンⅢ世」、「犬神家の一族」、「獄門島」、「悪魔の手毬唄」などテーマ曲を手がけ、石坂浩二とは大学時代の同級生である大野雄二。

アップしたのは、その映画では事件を追う刑事棟居弘一良役を演じ、ジョー山中さんもゲスト出演したことがあるTVドラマ「探偵物語」では探偵工藤俊作を演じた松田優作さんがあすお誕生日を迎えるということで。

映画「人間の証明」ですが、

制作側の角川春樹氏が、この映画を作るため、作家の森村誠一氏に依頼をし、小説「人間の証明」ができ、映画に漕ぎつけたのである。

脚本はプロア問わず公募で募集していたが、選考で散々たるもので、結局「ふたりのイーダ」の脚本など多くの作品の脚本、メガホンを取ったりもした映画界ではプロ級の松山善三、

監督は「新幹線大爆破」、「人間~」の続編映画「野生の証明」、「北京原人」、「男たちの大和/YAMATO」など手がけた佐藤純弥(彌)。


☆映画あらすじ(goo映画より)

東洋的な風貌を頬に刻んだひとりの黒人青年(ジョー山中)が、ニューヨーク・バンクで六千ドルの大金を白人紳士から受け取り、みすぼらしいスラムをあとに、一路東京へと飛び発った。「キスミー」に行くという言葉を残して。

東京ロイヤル・ホテルの四十二階で、人気絶頂の女流デザイナー八杉恭子(岡田茉莉子)のファッション・ショーが始まって間もないころ、エレベーターの中で、黒人が胸にナイフを突き刺し、西条八十詩集を抱いたままその場に倒れて死んでいた。

男の名は、ジョニー・ヘイワード。

麹町署に捜査本部を置き、警視庁の那須班の刑事たちは、エレベーター・ガールの証言から、ジョニーが死にぎわに口走った“ストウハ……"という言葉を最初の手がかりとして、捜査を開始した。

棟居刑事(松田優作)とベテラン刑事横渡(ハナ肇)らは、現場近くの潜水公園を検証し、そこで古い麦わら帽子を発見した。

ストウハ……、それはストロウ・ハット(麦わら帽子)のことなのか?--

その夜、別の場所で車による轢殺事件が起きた。

東洋技研の新見部長(夏八木勲)に、家の近くまで送られてきたホステスのなおみ(范文雀)が車から降りて間もなく、別の方向から走ってきた車にはね飛ばされた。運転していた郡恭平(岩城滉一)は、女友達の路子(高沢順子)と共に、なおみの死体を車に担ぎこみ、山林に埋めた。

一方、なおみのことが気にかかり、彼女と別れた場所に戻った新見は、そこで血のにじんだ時計を見つける。

それは息子の恭平に、八杉恭子が買い与えた物だった。

ニューヨーク市誓の刑事ケン・シュフタン(ジョージ・ケネディ)は、日本からの依頼で、ジョニーの身元捜査のため、彼のアパートを訪ね、そこでパーク・アベニューに住む、ライオネル・アダムスの名を記したメモを見つけた。

アダムスの話によると、数カ月前、彼の車にぶつかってきたウィルシャー・ヘイワードという名の黒人に六千ドルを要求され、彼の息子のジョニーに支払ったという。一方、失踪した愛人のなおみを追っていた新見は、時計の持主が郡恭平であることをつきとめた。

新見から依頼を受けた棟居と横渡が、郡家を訪れると、すでに恭平はニューヨークへ発ったあとである。

恭平が事故を起こした事を知った恭子が、彼を国外へ逃がしたのであった。

郡家からの帰途、おでん屋に立ち寄った棟居と横渡は、酔い痴れた客(佐藤蛾次郎)が、西条八十の詩の中の“霧積"と言葉を口ずさむのを耳にする。

ジョニーが言った“キスミー"それは、もしかすると、この霧積のことではないのか?

早速その霧積へ飛んだ棟居と横渡は、この地に古くから住む中山たねという老婆(北林谷栄)が、昔、霧積にやって来た黒人の親子連れを見かけたことがあるという話を聞きこみ、そのたねのもとへ駈けつけたが、たねはその直前に殺されていた。

棟居らは、たねのいとこよしのから、たねが終戦直後、横須賀でバーを開いていたこと、そしてその店で意外な女性が働いていたことを知った。中山たねが、昔見かけた黒人の親子連れというのは、この女と、ウィルシャー・ヘイワード、そしてジョニーのことではないだろうか。

ウィルシャーが、わが身を犠牲にしてまで、息子を日本へ旅立たせた訳は、ジョニーを母に会わせるためだったのではないだろうか?

そして、日本へやって来たジョニーと、この母との間に何かが起きた--

棟居はいっきにニューヨークに飛び、25分署のケン・シュフタンとコンビを組んで、ジョニーの父親ウィルシャー・ヘイワードの捜査を開始したが、意外にも日本とアメリカの二人の刑事は、宿命的な絆によって結ばれていたのだ。

戦後30年、さまざまな生き方をしてきた人々が、見えない一本の糸にからまれるように、深く関り合う。

東京とニューヨークを結ぶこの捜査がすすむにつれ、事態の展開は、息をのむような新しい事実をほりおこし、また意外な事件を生んでゆく・・・





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