わしやま

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あなたが生きている今日はどんなにすばらしいだろう

2011-03-17 22:00:00 | わしやま音楽祭vol.13
お届けするのは

ザ・ブルーハーツ「TRAIN-TRAIN 」

本日はボーカルの甲本ヒロトさんのお誕生日ということでアップしました。

主観を排してザ・ブルーハーツを語ることは難しい。

ブルーハーツは多くの人にとっての青臭い青春そのものであり、あらゆるものの意味を説いた先生であり、夢であり憧れであり……、なかには“彼らはオレの人生そのものだ!"と後ろ向きな意見をこれ見よがしに誇示する輩もいるだろう。彼らの音楽を聴くと、ホロ苦くて切ない「アノ頃」の想い出が走馬灯のように頭のなかを駆け巡る。

まだ見ぬ恋人を想像してひとり興奮したこと、システマティックな社会に対して怒り、しかし敗北感を味わったこと、怖いもの知らずで、理想の未来を想い描いたこと……。彼らほど若者の人生に影響を及ぼしたロック・バンドを、少なくとも筆者は知らない。

コーツとして活動していたヒロト(岡山県出身:法政大学中退)とかつてブレイカーズを結成していたマーシー(武蔵野周辺出身:多くのソロ作もリリース)が出会い、1985年に組織されたブルーハーツ。1987年リリースの実質的なデビュー・シングル「人にやさしく」は、無関心から熱情へ、破壊から再構築へ、逃亡から対峙へ、そしてネガからポジへの変遷を示していた。そんな彼らが、局地的ではなく、全国的に熱烈なプロップを獲得したのは、1988年の『TRAIN-TRAIN』からだろう。

深く、扇動的な詞世界、スター性溢れる歌声、マーシーによるシンプル&メロディックなギター・プレイ、そして(パンク・)ロック・バンドとしての存在感……。それはなに物にも代えられない、聴き手の心を貫くような魅力でいっぱいだった。

1990年代に入っても(つまりは初期3部作をリリースし終えても)、混ざり気のない純度100%なロック・アティテュードはそのままに、多様な音楽的アプローチで『BUST WASTE HIP』『HIGH KICKS』『DUG OUT』『STICK OUT』など、名作を次々にリリースしていったブルーハーツ。メンバーのひとりが宗教活動に走ったため(?)、1995年に惜しまれつつも解散。しかし、偉大なる彼らの作品群は、今もなお猛烈な輝きを放っている。


この曲は、1988年3rdアルバム『TRAIN-TRAIN』と同時発売。

シングルでは、アルバムに収録されているものと同じテイクが使用されているが、ブルースハープとドラムで奏でる列車が疾走するような前奏部分が収録されていない。

学園ドラマ『はいすくーる落書』の主題歌に起用された。また、フジテレビ放映『クイズ!ヘキサゴンII』内の「仲間を救え!底抜けドボンクイズ」など、鉄道に関連するゲームでもしばしば使用される。さらに現在でも、高校野球の応援歌として定番となっており、また読売ジャイアンツの鈴木尚広の登場曲として使用されている。

プレイステーション2ソフト「鉄1〜電車でバトル!〜」ではゲームのデモ画面で流れたり、三共から出されたパチンコ台「フィーバー電車でGO!2」では大当たりしたときの曲として流れる場合がある。またPSP用ソフト「喧嘩番長3 全国制覇」では、ゲームのデモ画面とタイトル画面で流れている(タイトル画面はメロディのみ)。

2007年にはNTT西日本のフレッツ・光プレミアムのCMソングに、この曲の替え歌が使われていた。ちなみに同時期のNTT東日本のBフレッツのCMソングには同じTHE BLUE HEARTSの「夢」の替え歌が使われていた。

作詞作曲はヒロトさんにとって特別な存在のマーシーこと真島昌利が担当。

ピアノを全面に加えた初めての曲でもあり、真島作曲の初のシングルA面である。ジャケットに書かれてある歌詞は、真島の手書きである。歌詞カードではサビの最後は「行け」となっているが、曲中では「行く」と歌われており、ライブでも常に「行く」と歌われた。アルバムver.以降はサビの部分の歌詞が記載されていない


そんな半井小絵さんと同じ潜在能力のヒロトさんですが、

幼少時代のあだ名は、ボケ作(小学校の担任教師が名づけた)。

高校時代は剣道部。

『一生、親に養ってもらって、テレビとお菓子の生活をする』のが小さい頃の人生設計。

実家はクリーニング店・ドライ甲本を経営していた(現在は閉店)。父について、「父親はアイロンを握っている姿が一番かっこ良かった」と語っている。

自らカスタムする程のバイク好き(ハーレー・トライアンフ乗り)。また、 プロレス・格闘技や映画が好き。アニメでは、ドラえもん、いなかっぺ大将を好み、タイムボカンシリーズにおいて、再放送が観たくバンド練習を休みたく駄々をこねていたほど好きである。

ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズやガンビー等のフィギュアを収集している。

ツアー中の体脂肪率は「6.5ぐらい」とのこと(NHK-FM『ミュージック・スクエア』/2002年11月)。

真空管アンプを自作している。

明るく優しい性格だというパブリックイメージが定着しているが、歌詞の端々でそんなイメージに対する反発を感じさせるフレーズがある。ちなみに、2005年放映の日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」に弟・雅裕が出演した際、明石家さんまが雅裕に「兄貴(ヒロト)は、荒くれ者でしょう」と問うと、雅裕は「いや、僕より謙虚ですよ」と語っていた。

パンクやロックだけでなくブルースも好きで、インタビューや歌詞にブルース・シンガーの名前がよく出てくる(マディ・ウォーターズ、サニー・ボーイ・ウィリアムスンなど)。

インタビューなどで雑誌に写真が出るときは、大抵ロックTシャツを着ている。ファッション雑誌の表紙を何度か飾っている。

2007年10月には急性疾患にかかり、予定していたライブを延期する事態になった。

豆が好き。

平成最初の大晦日ライブより。寒い季節ながらもハートで顔面汗だらけで猫背姿でも結構の身長があるヒロトさんの欽ちゃん走りに負けない「ヒロト跳び」は弾けるものだ!