少年倶楽部・旅・絵日記

流離いの・・・

たくわん

2009-09-04 17:08:02 | たくわん
陶芸家の三木英勝さんが、「大津に驚くほど美味しいたくわんがあるので、送ってあげるワ・・・」と言ってから、もう、何年か・・?? 大津に行くたびさがして見るのですが、・・・みつかりません・・・、日本狭しといっても、方言の数ほど、漬物があり、本命の大根漬け、たくわんの種類も沢山あります・・・、旅の楽しさにたくわんとのめぐり合わせもそのひとつ・・・、小生にとって、ここ何年かでは、指宿のたくわんの古漬け(古漬けのたくわん、か?)がピカ一の美味さで、その次は鳥羽で買った伊勢たくわんで、・・単に干し大根の漬物とは思えない、奥深い滋味、しみじみとした味わいに絶句するのです・・・、そして、収穫したてのあのみずみずしい大根が、冬の山風、海風に干され、やわらかく折り曲げられるほどになり、米糠、柿の葉、塩、砂糖に漬け込まれ半年、べっ甲色の香の物になるわけで、・・・なんだか、小生、若い頃からダイコンダイコンと言われ続けて、はやウン十年、他人事と思えない出世振り、たくわん様にあやかりたい気分・・・、干されて干されて、水気も色気も抜け、葉(歯)も抜け、カミサンに押さえ漬けられ、腰も低くなり、糠ではなく、ジジ臭さも多少匂いはするが・・・、味のある役者に見えないか、とは、自惚れか・・??

ま、そんな世迷い言はさておいて、おちょぼ稲荷でみつけた田舎漬けたくわん、







2本入り、400エンだったかなあ・・・、
↓ 見よ、このあめ色というかべっ甲色、・・・






全沢協(全国沢庵協議会)、全沢こ愛会(全国沢庵をこよなく愛する会)、全たく研(全国たくわん研究会)(←今日から発足、すべて、支部は横浜中区)のみなさん、ツバ、ごっくん、でしょう・・??

甘さと塩っぱさ、歯ごたえ、糠の匂い、かすかな酸っぱさ・・・、たまりませーん、4、5ヤマチャン !! 

山小屋で作ってもらう昼の弁当って、たいてい梅干入りの白いおにぎり2~3個、コンブの佃煮、たくわん2~3切れ、経木に包んであって、・・今はパックか・・・、山の冷たい水と白いおにぎり、コンブ、たくわん・・・、こんな時、いっき沢庵食っちゃうともったいないんだよね・・・、そんなたくわんに、ぴったり似合う、今回のおちょぼさんのたくわん、・・・だから、多少、塩っぱくても、それが幸いとなす・・??

全たく協横浜支部長のSさん、ムカシ、若い頃、たくわん1本で、日本酒1升、他になんにもなしで、飲んだとか・・・、たくわん、1本だよっ・・・ ♪♪