平成18年度 琵琶湖若狭湾快速鉄道建設促進期成同盟会総会記念講演会が新装なったパレア若狭で開催され参加してきました。
記念講演会の前に同盟会の会長である村上小浜市長の力のこもった挨拶と先に実施された「琵琶湖若狭湾快速鉄道経済波及効果調査」について株式会社三菱総合研究所の室田プロジェクトマネージャーから調査結果の概要説明がありました。
その説明によると、
①利用者数は約2400人~3300人/日
②開業当初から損益収支は黒字
③建設投資による生産誘発効果は約710億円
④観光分野の生産誘発効果は約190億円
と言うことでした。
また室田氏は次のことを述べておられました。
①の利用者数はこれまでの施策の継続性が必須条件であるということと、新線建設効果ではなく地域活性化のチャンスとして捉えることが肝要であると述べられました。
つづいて、埼玉高速鉄道株式会社代表取締役社長の杉野 正氏による記念講演会が開催されました。
杉野氏はこれまで、長野県しなの鉄道と現職の埼玉鉄道を赤字から黒字(埼玉鉄道は黒字手前)に転換させた実績をお持ちの方だけに話のひとつひとつが説得力のあるものでした。
記念講演会ではさまざまなお話がありましたが、結論だけ(詳細について小幡議員が今日のブログに書いておられます)をご紹介させていただきますと、種々の条件はあるものの、琵琶湖若狭湾快速鉄道は必ず営業収支の合う鉄道になるというものです。
明治期からの悲願であるこの鉄道を実現させたいと願う者にとっては明るいものが射してきた気がします。
政・官・民の三位一体の取り組みにより実現させなければなりません。
記念講演会の結びに「レオ・ブルーグラスバンド」による快速鉄道のテーマソング「2本のレール」が披露されました。とても感じの良い歌でした。
今日はでした。とても風の強い一日でした。