一昨日と昨日でほぼ一気読みしたのですが、予想通りおもしろかった。
お茶目な孫娘の奈緒と頑固で口の悪い祖母が、東京タワーのエレベーターの事故で1963年にタイムスリップしてしまった。
さて現実にそんな事になったらどうしましょう?
財布に新札の渋沢さんが10枚有ろうが、諭吉さんが20枚有ろうが1963年では使えない!
スマホも、なんちゃらPayも使えません。
取り敢えず使えるのは100円玉以下の硬貨だけ。
それだってじっくり見られて年号を確認されたら偽硬貨と疑われます。
誰かを頼ろうにも奈緒の家のマンションはその時代に有るわけもなし、赤の他人よりはと仕出し弁当屋をやっていたばあさんの家を訪ねる事に・・・
そこには15歳のばあさんがいて、ばあさんの両親もいるのですが、「未来から来ました!」と言う訳にも行かず、田舎から出てきて道に迷った祖母と孫で、ばあさんが足を痛めてしまったからと一夜の宿をお願いする。
ばあさんの家族は良い人たちで「それはお困りでしょう。」と家に上げ、「足を痛めてしまったのではすぐに出て行くわけにもいかないでしょう?」と暫く住み込ませて貰って奈緒は仕出し弁当屋の手伝いをする。
弁当屋に集団就職で働きに来ていた、奈緒より二つ年上の17歳のせっちゃんとなかよしに成り、奈緒は令和の世界にはあって当たり前の物が無いけど、不便だけど人の温かみとか少しのんびりした昭和の暮らしに馴染んでくる。
そして封印していたばあさんの辛い秘密も知ってしまう。
ばあさんの過去に犯してしまった取り返しのつかない出来事を覆すことは出来るのか?
面白かったし本当にNHK辺りでドラマ化して欲しいと思いつつ、キャストはどうしましょうか?とか考えておりましたら、NHKのドラマ10の「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の岸本七実役の河合優実さんが私のイメージにぴったりでした。
同じドラマで、ばあちゃん役の美保純さんがばあさん役で良い!
是非ともドラマ化して欲しいと思います。
おまけ
100均でリング付き支柱を買って来ました。
長すぎて(;^_^A
肝心の花を支えられないので針金でリングを補充しました。
でも、桔梗ってもっと丈が伸びますよね?
そしたらこの支柱が丁度良く成るよね!