(画像はネット上からお借りした、偽ウルトラマンのフィギュアです。)
夕方、店でミシンの修理をしていたら電話が鳴った。
私「ハイ、ジャ○メミシンです。」
客「あ、この間はどうも。高安の○○ですが・・・」
高安の○○?誰だろう?
客「この前買ったミシンの支払いのことで、お聞きしたいんだげんど~・・・」
??この前買ったミシン??
私「えーと、いつ頃買っていただいたミシンだべね?」
客「あー、うんとー7月5日に買ったんだけど・・・」
???7月5日???その日にも、もちろんそのお客さんの名前も全く心当たりが無い。
私「失礼ですけど、うちから買ったミシンですか?担当は誰だったでしょうか?」
お客の勘違いだろう?
客「んーと、担当は、××せしお、って人だな」
私「ええっ?それ私だけど、お宅様さ、ミシン売った覚えないんですけど。」
????何、何、どういうこと????
????私は全く覚えが無い。客の名前も、仮に売ったとしても金額が該当するミシンが無い。
????支払い方法もありえない。???
????私は全く覚えが無い。客の名前も、仮に売ったとしても金額が該当するミシンが無い。
????支払い方法もありえない。???
私「とにかく、これから伺って見ますので、お客様のご住所は・・・」
修理途中のミシンほっぽり出して出かけました。
車中、色んなこと考えながら、住所確認して地図で見ると一度行ったことはあるけど、
そこに、ミシンは売ってない家だった。
そこに、ミシンは売ってない家だった。
誰かが私の名刺を使って売ったんだろうか?
値段からすると中古かな?
客先到着。
私「こんばんはー」
客「よってくだ~い」(あがって下さい)
家にはじいちゃんとばあちゃんの二人。
私「私が、××せしおですが・・・」
客「???この人で無いよなー」
買ったミシンを見せられて、色々と事情を聞く・・・
私の名刺を見て、電話したんだと。
私の名刺を見て、電話したんだと。
私「この名刺は去年私が伺った時に置いてった物でしょう?その時はおばあちゃん、ミシンは使わな
いって言うから、壊れたミシンの処分私がしてあげたでしょう?」
いって言うから、壊れたミシンの処分私がしてあげたでしょう?」
客バ「あー、それは覚えてる。」
出てきた書類、保証書、領収書からチラシで格安囮ミシンで商売している「ミシンの○ック」
だと判った。
だと判った。
私「チラシ見て電話して、ここから買ったんでしょう?」
客ジ「んだ、電話して、19,800円のミシン頼んだら、何十万もするやつ勧められたんだ。」
結局このお客さん53,000円のミシン買ってたんだけど、中国製でミシンの性能は
19,800円のと変わらないのを買ってしまっていた。
19,800円のと変わらないのを買ってしまっていた。
クーリングオフ期間過ぎてるし、販売方法も不実告知とか訪問販売法に触れてないから
キャンセルも当然出来ないだろうなー。
キャンセルも当然出来ないだろうなー。
このミシンではチカラが弱くてジーンズの重ね縫いは出来ないことも、その販売員は
説明してる。
説明してる。
ばあちゃんも、それは判ってた。
判ってて何故買う???
判ってて何故買う???
私「ばあちゃん、だから去年私が来た時買ってくれって言ったべ。」
客バ「あん時はいらねがったんだー」
私「まー、このミシンがあんまり使いにくいようなら、下取りしてあげるから。俺から買ってなー」
そう言って帰ってきました。
偽せしおは客の勘違いでした