SCUM’S BLOG
満たされている時は
満たされている事に気付かない
むしろ枯渇すら感じる
 



6/25の段階で...




...こうだったヒカンザクラが、




こうなりました。
あんまりなピンボケ写真で申し訳ありませんが(^^;


生育はわりと順調と思われ、冬前に根をしっかりと張り直す体力があるのならば、早めに植替えをして、根を整理したいところ。
サクラはバラ科なので、秋の植替えが一般的なので、ならばと、植え替える事にしました。
今年は種蒔きの時期が遅れてひどい目にあったので、面倒くさがらずにちゃんとやるぞーと(^^;


プランターから抜き、土を掃ったら、根はこんなカンジでした。






赤線が、最初に伸びるメインの根。
これを中心に、他の根が出るわけです。
普通なら、このメインの根は真下に垂直に伸びるのですが、このサクラは、最初の植え付けが悪かったのか、何か土にジャマでもされたのか、曲がって伸びてしまったようです。
どちらにしても盆栽の場合、バランスの悪い根や、下に伸びる根を落し、横に伸びる根をバランス良くつけさせるのが一般的なので、これは切除してしまう事にします。
他の根も、適当に整理。




根を切る時の注意点としては、どこで切っても良いというわけではなく、というのも、根というのは、その全てが水や栄養素を吸い上る事ができるわけでは無く、新しい根でしかその活動が出来ないので、新しい根を残して根を整理する必要があるわけです。
その他の根...古い根は、その新根が吸い上げたものを経由するためのパイプに過ぎないと思っていいぐらいなのです。
新根が無い状態でも、古い根から新根を出す事もありますが、これは、古い枝から新芽が吹くかどうかぐらいに思っていいので、あまりあてにしないのが良いと思います。
その新根が無ければ、木はそれらを吸い上げる事が出来ず、悪くすれば枯れてしまうわけです。
赤枠の中に、やたらと白っぽい根があるのがわかるでしょうか?
これらをある程度残すように意識して、根を整理します。




というわけで、こんなカンジまで根を整理してみました。




根を整理したので、上も整理。
根と枝ってのは、直結していると思っても良いぐらいで、根が減ったのに、フサフサと葉ばかりあると、吸い上げと蒸散のバランスが崩れ、体調を崩すと思って良いです。
というわけで、根に近い2芽を残し、上を落してしまって、植えつけたらこんなカンジ。

しっかり根を張って、冬までに体力をつけてくれると良いのですが。

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