schuntama Ukulele

Eile mit Weile.

ノブちゃん

2009-04-30 16:08:57 | Works in Progress


コアのノブ、2個目を削り出しました。
左から2番目が2個目のノブで、カーリーが部分的に深く入り込んでいます。光を当てると瑪瑙の様な輝きがキレイなのです。したがって、これをRさんのウクレレに採用したいと思います。右端のキューブは加工前のコア、左端の黒いのは市販品のエボニー製ノブです。ウクレレによってノブの色や材を変えるのも楽しいですね。

焼肉ロマン

2009-04-29 22:05:22 | Works in Progress


長さ95センチのハワイアン・コアの角材。
さすがに高価で、私の家族が安楽亭で焼肉を2回食べられるくらいの値段です。
・・・そんなことはどうでもよろし。




そのコアの角材を切り分けて、なにやらガシガシと始めました。




本来なら木工旋盤が欲しいところですが、ボール盤でがんばります。




さ、出来ました。Tru-Oilで仕上げです。




はい、正解はピックアップのボリューム・ノブでしたー。
・・・って、誰もクイズだなんて思っちゃいませんやねー。

え、95センチのオチですか? だから、焼肉2回分ですってば・・・。

三丁目のウクレレ

2009-04-28 21:36:42 | Works in Progress


クラックの修理のために永らくお預かりしたままだった、東京バイオリン製のソプラノ。
クラックの補修後にトップ面のみラッカーを塗って、その後はなかなか手を出せずにそのままぶら下がっておりましたが、やっとこマイクロメッシュで研磨してポリッシングを済ませるところまで進みました。ペグもちょちょっとお色直しして、この前の日曜日、とうとうお引き渡しさせて頂けました。


 

製造当時はまだフリクションが一般的ではなかったのでしょう、バイオリン・メーカーらしく丈夫な木のペグがセットされていました。だいぶくすんでいたので無水アルコールで拭いてみたところ、ウェスは黄色く染まりペグの表面はベトベトしてきましたので、セラックが塗られていたのだと思います。
左の写真、手前の二本は洗浄後のペグです。あえて染みはそのままにしてあります。ここだけ綺麗にすると雰囲気が壊れますし、なによりこのウクレレが歩んできた「歴史」を尊重しました。右の写真はセラックを刷毛塗りしたところです。


 

ペグをセットして弦を張った状態です。いい雰囲気が出ています。エイジング処理ではない、本当の時を重ねた色です。




お預かり時の弦がクリアナイロンだったことと、トップに負担を掛けないためにもテンションの弱い弦が必要なのでマーチンM600を採用しました。

弦を張って早速弾いてみると、乾いた大きな音がしました。トップに気を使って優しく弾いてみても、歯切れの良い音がします。さすが44歳。よく乾燥していると思われます。だから、とても軽いのです。例えば現在のカマカと同じ感覚で持ち上げると「ぴゅいーーーーん!」と飛んで行ってしまいそうな気がするくらい軽いです。
その風貌も、いかにも昭和のウクレレという感じです。三丁目の夕日の様な・・・、銀座三丁目か浦和仲町三丁目か分かりませんが・・・、いい時代だったな・・・。

さて、アロハままさん、大変お待たせして申し訳ありませんでした。
当時もこういう音だったのでしょうか。
そうそう、私の手が届かないところに、妖精がひとり残ってますよ。



第6回 Goodies Cafe'

2009-04-27 23:47:32 | Uke Pal


4月最後の日曜日。今月もオハナ・ウクレレ・パーティ@浦和グッディーズ・カフェへ参加させて頂きました。


  

今月から新幹事iisanのもとで装いも新たにスタートです。4月も末ですから、前回と比べて随分と日が延びてます。
「明るいうちからウクレレとお酒、こんなに楽しいパーティがあるかい?」とはテーブルを挟んで私の正面に座られた先輩のお言葉。
全く同感でございます。


 

今回、ワタクシはスチール係?として参加です。3日前に入門セットを購入→即演奏という暴挙に打って出たのでありますが、まあ結果は言わずもがなですな。キンチョールのあまりピックを嵌める指を間違えるという想像もつかない事をしてみたり(写真左)、出だしだけそれっぽく弾いて後はホワイトアウトというまるでイントロクイズ状態、超豪華バック陣の大先輩方に大変失礼をいたしました。次、頑張ります!
右の写真でMATTさんが弾いているのは私の29,800円の入門スチールなのですが、MATTさんが弾くと298,000円の音に変身します。弘法スチールを選ばず。
(Johnnyさん、沢山撮って頂いてありがとうございました!左の写真はきまさん撮影ですか?ありがとうございました!)




パーティが無事に終わり、ホッと一服・・・。
とても楽しませて頂けました。どうもありがとうございました!!

あ・・・、そういえば、iisanは幹事役に集中していてパーティで弾いていなかったのでは????




それは大変だ!ということで、2次会にて3連発でご披露いただけました。やっぱりiisanの唄がないと!


 

この日はお預かりしていた2本のウクレレをお渡しする事が出来ました。
ピックアップの取付けをしたカマカ・コンサート(くろさん)、クラックの修理をした東京バイオリン・スタンダード(アロハままさん)。東京バイオリンを弾いているのはMATTさんですが、乾いた大きな音で44年前のウクレレとは思えない元気な音でした。これについては後ほど、軽く書いておこうと思います。

いやあ、それにしても楽しい夜でした。iisan、参加の皆さま、ありがとうございました!

憧れのスチール航路

2009-04-24 21:03:51 | Log
 

昨日、荷物が到着しました。受け取った奥玉はヒイヒイ言いながら部屋まで搬入。箱を開ければ何やら小箱と冊子が。

「木材じゃなかったの?」
「この前カミングアウトしたじゃーん。」
「ホントに買ったの!!」
「なんでそんな目で見るんだよー!!」




じゃーん、正体はコレです。スチールギターであります。
モノは「Artisan ハワイアン・スチールギター」、スタンド・CD教本付11点セットで38%オフ!という、いわゆる入門セットですね。
標準価格48000円が29800円ということでして、まあとにかく内容を考えるといい線でありましょう。
練習用に良いですよ!とMATTさんから勧められたのですが、これは確かに充実しています。梱包状態で既にC6にチューニング済みなのもビックリ。

私がスチールギターという病に冒され始めたことは以前このブログに書きました。まだちっとも弾けやしませんので演奏性や素性などインプレッションは語る事ができませんから、ここは初心者らしく「見た目」から入ってまいりましょう。


  

それでは、まずは付属品です。ピック3点セット、バー、予備弦、ミニアンプ、ヘッドホン、シールド、ミニプラグ変換アダプター、サドル調整用アーレンキー、そしてCD付き教本です。どうやらこの教本が付属品の中で最も高価みたいです。それもそのはず、著者は大橋英比個先生でした!


  

セット内容にはスタンドも含まれます。ソフトケースに収納されていて、ギター上面のガードにも役立っている・・・のかな?
このスタンドは伸縮式で、最も短い状態(写真)では立ち膝くらいの姿勢になります。もちろん、スタンドを外してラップ・スチールでもOKです。
この場合の「ラップ=Lap」とは膝(の上)の意味でして、「ラップ=Rap」ではありませんYo Bro!
右の写真はLapで弾いているところですが、スウェットを履いてしかも正座ですので本来の姿とは違うと思われます。
ちなみに、この写真のアンプとシールドは付属品とは別の物です。




ケース収納状態をテナーウクレレと比較してみます。意外とコンパクトですね。ただし、ウクレレよりずっと重いです。




このギターには値段以上に素晴らしい充実度を感じられます。(高価な機種を知らないということもありますが)ペグはきちんとノブが上向きにセットされ、チューニングへの配慮も怠りありません。しかし購入の一番の決め手は、写真のブリッジサドル。高価な上位機種と同様に前後上下へ調節可能なパーツを採用しているのです。廉価なスチールギターでは鉄板をL字に曲げただけの固定式サドルが殆どですので、これは大きなアドバンテージとなります。全体の質感もニーキュッパとしては十分である思います。




黒いプラスチックに蒸着メッキの指板。このチープ感がアイボリー色のボディと相まってレトロな雰囲気を醸すのですが、ローマ数字のインデックスだけは馴染めません。イミテーション・パールでも探しきて貼りたいと思います。




とりあえず、カスタマイズ。

新しいチャレンジは実に気持ちが昂るものなのであります。
ウクレレも精進してスチールと取っ替え引っ替え、これぞシナジー。
さて、ゆっくりと基本から練習していこうと思います。

穴開きズム

2009-04-22 08:03:54 | Works in Progress


Rさんのウクレレ、ロングバケーションに入りました。塗膜が落ちつくまでの2週間、ここでぶら下がり続けます。



  

さてこちらは別件バウアー、ピックアップの取付けです。ボリューム・ポット付きの貼付けピエゾを装着いたします。
ウクレレはカマカのコンサートですが、残念ながら私の所有物ではありません。大先輩のおひとりからお預かりしてまいりました。
ということで、下穴を通した後からリーマーでエンドピンジャックが入る12mm径に拡げて行きます。



  

そのリーマーですが、その名も「エンドピンジャック・リーマー」という専用工具があります。(写真左)
ホームセンターで買った「テーパー・リーマー」(写真中央)でも出来なくはありませんが、作業性と仕上がりが断然違います。断面もテーパーの付き方も何もかも違います。同じリーマーでもジャック穴開けの専用工具ともなるとここまで進化する訳ですね。(写真右)その代わり高価なのですが、仕方ありません。





貼付けタイプのピエゾ、コンタクト・マイクとも呼びますが、これはあるルートで入手したノンブランド品です。
虎次郎など過去作にも搭載していますが、今回はさらに一歩進めたプチ加工を施してあります。


 

完成です。ノブ位置はオーナーのご希望によりネック寄りにセットしてあります。
嗚呼、よもや人様のカマカに穴を開ける日が来ようとは・・・。

目移り

2009-04-20 23:14:02 | Works in Progress
 

むむむ??スチール!!




実はコレ、MATTさんの所有物です。アーチザン製ワイゼンボーン・スタイルのアコースティック・スチール(改)。
近頃スチールな年頃の私は、MATTさんからちょいとお借りして観察させていただいておりました。
実売価格3万円強とは思えないしっかりした造りですが、一体この手の楽器にどれだけのニーズがあるというのか。
いろいろな意味で、とにかくシブい製品です。このまま継続生産される事を望みます。
MATTさん、スチールな情報をありがとうございました!


 

昨日はNUA例会の日でしたが、家族サービスに徴用されていた私は2次会終了間際から参加いたしました。
写真は全て3次会、千歳烏山にあるハワイアン・グリル・バンブーでの撮影です。

ハウスバンドを務めるRYMの演奏&フラに合わせて歌うのはLele de BossaのMegさん。
ボッサにジャズのみならず、ハワイアンを歌っても最高です!

右の写真、縁あって現在はshu-sanの元で闇ガラスを名乗る元RRR。想像を絶すると思われる弾き込みにより、角の取れた甘系の音に変化しつつあり。既にライブ・デビューを果たしましたが、今後は虎次郎とともに都庁展望室などでのヘブンアーティスト活動にお伴する機会が増える様です。

新宿方面へご用の方、ぜひshu-sanのスーパーなウクレレ演奏を聴きにお出掛けください。演奏日時は随時、shu-sanのブログで告知されます。
次回の演奏は4月24日午後1時~3時、場所は都庁展望室南です。
あ、その際はついでにschuntamaウクレレもチェケラウ!であります。

塗りの友

2009-04-19 02:55:13 | Works in Progress
 

週末は雨だったので塗装を見送っておりました。で、さきほど塗ったところです。
うーむ、やはり見た目はそれほど変わっておりませんな。




こちらは塗りの友、防毒マスクです。
一見すると防塵マスクと同じなんですが、機能は全く違います。保護具は一粒で二度おいしい思いは出来ないのです。




コレの悩みは、長時間着用すると「この形」が口の周りに跡になって残ること。
塗装の後すぐにお出掛けする時は、跡が消えたのを確認してからが良いでしょう。うぷぷ。

見た目変わらず

2009-04-16 04:50:23 | Works in Progress


2日経ちましたのでサンディングを行います。結局ウェットではなくドライにて。




2コート終了時の様子です。といっても、写真では差が分からないのですが。この1時間後に更に2コートいたします。
で、また2日後に同じ事を繰り返します。




近頃は夜明けが早くなりましたなー。

塗る、夜。

2009-04-14 02:55:23 | Works in Progress
  

ラッカー(ニトロセルロース)塗装に入りました。
本日は第1回目、4コートの塗装を行いました。内訳は「2コート/1時間以上の乾燥/2コート」です。
このまま2日間乾燥させた後にウェットサンディングし、再び同じやり方で塗装します。暫くはこの繰り返しとなります。