schuntama Ukulele

Eile mit Weile.

茶色ばっかり

2009-05-29 04:38:58 | Works in Progress


KPSさんのウクレレ、今回はネックの組み立てです。
ヘッドをスカーフ・ジョイント、ヒールは3層のスタッキング、という構成です。ポピュラーな組み方ですね。
接着にあたり、特にジグは用意していません。ベニヤ板とクランプでセットします。


 

スカーフ・ジョイントでは接着面同士が斜めになります。なので、接着時にクランプの圧力で滑ってしまわない様にストッパーをセットしておきます。ヒールには特にストッパーを設けませんでしたが、あった方が無難ですね。ここでは予め2層を接着済みのヒールを用意してあります。3層同時接着はなかなかトリッキーですので、私は段階的に接着しています。写真では未仕上げの表面が見えていますが、接着面や当り面はもちろん面出ししてあります。




台として使うベニヤ板は必ずしも綺麗である必要はありませんが、当然ながら反りや凸凹がある板は避けるべきです。ネック本体をガッシリと固定した時に垂直になる様に気を配ります。ここまで用意出来たら、あとは接着あるのみ・・・




・・・で、グワグワグワシ!
クランプが群がっているかのごとき様相ですが、ネックの「左右」を締めているのでこんな事になっているワケです。
という事で、このまま1日以上固定しておきます。
ほなさい。

レレの目

2009-05-27 23:58:12 | Works in Progress


ロゼッタが出来ました。
私の造るウクレレは、ロゼッタがそのままサウンドホールになります。ウクレレの顔、というか、目の様なものでもあります。

ホワイトM.O.Pがぐるりと一周埋まっていますが、上部中心は指板先端で隠れて見えなくなってしまいます。ま、そうなるのを承知の上で埋めているワケでありますが、特に理由などはありません。音が良くなる事もありません。ただ、出来上がってから「この隠れて見えない部分にも貝が埋まっているのね」と考えるだけで嬉しくなったりするのではないかなあ、と。
こういうのを、自己満足といいますね。




現物はキラキラとしたランダムな輝きが綺麗なのですが、それを写真に上手く捉える事が出来ません。
うーむむむ。

わっかばっか

2009-05-23 23:35:15 | Works in Progress


輪っぱを繋げました。
ブロック接着の前に、極力、センターの継ぎ目をピッチリと合わせる様に努力します。




また何だかヘンタイな接着姿勢ですが・・・、この方が安心できるんです。
まあとにかく、これで輪になったワケですわ。


  

次、ロゼッタいきます。
この前ブックマッチしておいたローズウッドを、ドレメルでぐるぐるぐるぐる彫っていきます。


 

パーフリングも入れちゃいます。
今回はプラスチック素材を使用いたします。4層重ねですが、太さを変えて単調にならないようにしています。




M.O.Pも入れちゃいます。
毎回造る時の順序が違いますが、それでいいのだ。都度、直感ヲ信ズル。

さて、とりあえず4分の1周やったところで今回はおしまいにいたします。

にーまげ

2009-05-22 22:31:56 | Works in Progress


横板の反対側を曲げました。
部屋中が蒸しローズウッドの薫りで満ちています。(あまり良い薫りではない)




ね、ちゃんと木目が対称になってますよ。
右半分を2枚曲げてたりしてませんからね。(分かっていてもビクビクするのはなんでだろ)

道具に頼ろう

2009-05-21 00:07:37 | Works in Progress


新調道具、第3弾。RYOBI社製TRE-40、トリマーであります。
これでネック・インサートの溝を彫るのですが、




うををっ!秒殺!! これまでの苦労は何だったのだ・・・。

(注:この写真は夜7時台の作業です。いくらなんでも夜中にトリマーは使えません。)




トリマーのお陰で時間を節約できました。今は本業が忙しいので助かります。
集塵機、硬木用鋸、トリマーの3種類をまとめ買いしてそれなりに出費しましたが、
それぞれが高性能なので作業効率高し、満足度高し、対費用効果高し!
久し振りにルンルンな買い物でした。

日本ウクレレ協会 創立50周年記念パーティ

2009-05-18 21:32:38 | Uke Pal
●この記事は5月末まで定期的にページトップへ再掲載いたします。

(画像はNUAホームページより)

私が所属している日本ウクレレ協会(NUA)が本年、創立50周年を迎えます。
そこで、来る6月14日、日本ウクレレ協会創立50周年記念パーティを開催する運びとなりました。

このパーティにはNUA会員だけに限らず、ウクレレを愛する皆さまに広く参加を呼びかけるものであります。
サークルや教室でウクレレを楽しんでいらっしゃる方、ひとりでじっくりと練習に取り組んでいらっしゃる方、
ぜひこの機会に、ウクレレファンの交流の輪を拡げませんか。

また、パーティにはオータサンも参加されます。(オータサンはNUA名誉会員でもあられるのです。)


詳細はNUAホームページをご覧下さい。

このリンクから飛べます。 → 【ここをクリックしてください】


ウクレレが好きな、あなた! ご参加をお待ち致しております~!!

気持ちも新たに

2009-05-18 01:25:17 | Works in Progress


それでは、KPSさんのウクレレ製作を再開いたします。
今宵はネック製作の準備です。ご指定頂いた材は、ホンジュラス・マホガニー。たまたま我が家に在庫がありましたのでリクエストにお応え出来ましたが、現在はCITESにリスト入りしている樹種なので木材としての個人輸入は困難です。写真の材は5年ほど前にLMIから購入した物です。




これはエンド・ブロックを削っているところです。今回はボディ関係の寸法に関しては基本的にマーチンを踏襲します。G.A.Lから購入した図面によれば、ネック/エンド両ブロックは結構幅が広い様です。




ネック本体の他に、スカーフ・ジョイントのヘッド、スタック用のヒール・ブロック2個、ネック・ブロック、エンド・ブロック。これ全部、1本の材から取れました。ギターよりも小さなウクレレの良いところですね。同じ材から切り出した方が、音も外観もバランスが良い筈です。




昨日、材の切断に使う鋸を買い足しました。「ゼットソーHI・硬木(かたぎ)250」という鋸です。なかなかナイスなネーミングですが、硬木(かたぎ)の名の通り黒檀や花梨といった硬い木を切るのに適した刃を持つ鋸だそうです。実際、マホガニー程度ならアッという間に切れてしまうほどの切断能力でした。

ちなみに、赤い物が好きなKPSさんに合わせたワケではありませんので、為念・・・。

四代目

2009-05-17 19:09:03 | Log


この度、集塵機を新調いたしました。
これまで使用していたものは「掃除機」だったので粉塵対策がイマイチな為に、すぐにフィルターが目詰まりを起こしていました。集塵しているんだかフィルター掃除しているんだか分からないくらいの効率の悪さに業を煮やして、ついに新調と相成った訳であります。
当三畳間工房における四代目集塵機を襲名したのは、リョービ社製集塵機VC-23であります。ラインアップ中最も小型のモデルですが、狭小工房である弊工房においては大は小を兼ねないので必然の選択でもあります。品番のVCとは、きっとヴァキューム・クリーナーの頭文字でありましょう。やる気が垣間みられるネーミングです。


 

段ボールを開けると、いました。R2-D2です。
が、しかし!パイプはあれどもホースが無い!! すわ、欠品か?と思われましたが、




本体の中に集塵・・・じゃない、収納されておりました。 あー、ビックリ・・・。




キャスター付きの足をネジ止めしますが、なんと、ダヴテイル・ジョイントだ!
なーんて、こういうところに反応すると「お里が知れる」のであります。


 

集塵機を名乗るくらいのモノになると、通常のゴミや粉塵はおろか水まで吸い取る事が出来ます。いわゆる乾湿両用ですが、各社こうしたモデルを揃えています。このモデルでは最初から乾式フィルターがセットされていて、同梱のスポンジフィルターに交換することで湿式対応にもなります。
しかしワタクシとして一番嬉しいのは、掃除機なんかメじゃないくらいのパワーに加え、本体にポリ袋がセット出来ることです。これなら、袋一杯に溜ったゴミや粉塵をそのままに、袋の口を縛ればそのままゴミの日に出せるのであります。ああ、嬉しいなあ・・・。
パイプの他にフロア用と薙刀型の吸込み口も附属しております。しかし狭小ですので、ホースにそのまま吸込み口を繋げれば部屋の隅々まで届いてしまいます。恐らくパイプは使わないと思われます・・・。




初代と比べると隔世の感があります。

♪ 今日日の釣り日は リョービやね~ ♪ (このCMソングを知ってる人、歳がバレますな。)