schuntama Ukulele

Eile mit Weile.

第3回 Goodies Cafe'(そしてRRR)

2009-01-27 23:05:48 | Uke Pal


1月25日、MATTさん主催オハナ・ウクレレ・パーティ(@浦和Goodies Cafe')へ参加させて頂きました。
仲間内のパーティですので、何の事やら分からない読者の方もいらっしゃるでしょうが・・・すごく楽しいのです、これが。
月イチのこのパーティでは毎回、違う方がメインステージに上がって演奏を聴かせてくれるのです。
今回のメインステージを努められたiisanはこのパーティで5回目のステージ、即ち「iisanの世界・5」です。

写真中央でウクレレを構えていらっしゃる方がiisanです。
iisanの持ち味は、歌謡曲、演歌、民謡、童謡などの昭和の名曲の数々にウクレレとウクレレを取り巻く人間模様を素材とした歌詞をのせて歌う替歌にあります。ウクレレ弾きならば誰もが共感出来る喜怒哀楽を名曲のメロディで飄々と歌い上げる・・・、この世界の面白さを知ってしまうと、どんどん次の歌を聴きたくなってきます。なんといっても、替歌の歌詞のセンスが鋭いのですね。こうして、どんどん歌い続けて早5回目のステージ、しかも1ステージあたり50曲!です。すごい事です。



大役を終えて晴れやかでございます。楽しいステージをありがとうございました!


さてこのパーティには私の最新作である総ローズウッド製コンサート・ウクレレ「Rose Roser Rosest」通称RRRを持ち込みました。



私のへっぽこ奏法ではどの様な音なのか、いまひとつ伝わらなかったかもしれません。

  

ここに写っている方々以外にも数人の方が試奏してくださいました。
しかし、きっと、周囲の喧噪に埋没してウクレレの音がよく聴こえなかったのではと拝察いたします。

・・・いえ、周囲の音が大きいのではなく、ウクレレ自体の音が小さいのです。
しかし、これは当初予想通りです。コンサートとしてはギョッとする様な重量に、板厚もかなりありますので。
試奏してくださった皆さんは、おそらく拍子抜けされた事でしょう。
これはウクレレではない。タンスである。

・・・で、私が問題視しているのは、音質面での目標を達成出来なかった事です。
製作開始時のブログにはずらずらと目標を並べ立ててありますが、その中の一つに「突き抜ける音」というのがあります。ワサビの様な、とも書きました。要するに、中高音域での気持ち良い抜けを感じる音を造りたかったのですが、どちらかというと倍音の出る「甘い系」を予感させる音に出来上がったのでした。

当然、甘い音はウクレレとして魅力的ですので、決して失敗作ではないと自負しております。しかし、目指した音は、これとは違う・・・のです。ですから、その意味においては、失敗だったのです。

ですから、もう1回、最初から造り直します。もちろん、全てインディアン・ローズウッドで。RRR・2号機という事になります。

ただ、いつ製作開始するかは明言出来ません。先にご注文下さった方々の製作分を進める為です。いつまでもダラダラと個人的プロジェクトに時間を割くつもりもございませんので。ま、近い将来ということで・・・。

で、RRR・1号機ですが、もしも結果が気に入らないのならば引き受けますよ!というお話を頂戴しています。
お譲りしても、よかですか・・・。

出来ますた。

2009-01-25 02:16:20 | Works in Progress
  

超個人的サラッとウクレレ製作プロジェクト「RRR」、一応完成と相成りました。

製作にあたり様々な目標を設定していたのですが、音に関しては目標を達成出来なかったかもしれません。
「突き抜ける音・ワサビ系」を目指した筈でしたが、全然ツーンとこない音になりました。
これはどちらかといえば「甘い系」の音です。なんだー、違うんじゃーん。
でも、悪い音ではないから良しとしますか。

近々、詳細をアップしたいと思います。

もうひとふんばり。

2009-01-24 17:33:01 | Works in Progress


フレット処理中であります。
前回からいきなり進んでますが、途中で写真を撮るのももどかしく・・・。ま、内容はいつもと同じですからね。
ヘッドにはペグのブッシュを打ってあります。




現時点では木部表面は未処理です。が、既にこの様なしっとりした光沢が。
実は、これは「乾布摩擦」で得られるツヤです。

一般的に木材は布で擦るとツヤが出ますが、ローズウッド系は油脂の含有率が高いのでその効果を得やすいのです。
しかも耐朽性もあるので、古くから紫檀の工芸品が製作されてきたというのも頷ける話です。

写真はずいぶんと茶色く見えますがこれは照明のせいで、本当はもっとダークな色調です。
これからフレットを仕上げて、ペグをセットして、ナットとサドルを削ってコンペンセーション、
それらが終わったら全体の表面をオイルフィニッシュ風にササッと仕上げて、完成となります。
おそらく明日未明の完成になると思われますが、本当にギリギリで出来上がりそうです。
明日の夜はMATTさん主催のウクレレパーティに参加するので、是非その時に持ち込みたかったのです。

さて、ほんとにあともーちょい。

もーちょいですが

2009-01-23 05:29:46 | Works in Progress
 ネックまわりを追い込んでおります。ああ、時間が・・・。


 なんとかブリッジの接着まで出来ました。グワシ!


 ペグ穴開けは間に合わず・・・、今夜だな。

で、どこかで見たモノと雰囲気が似てるなーと思ったら、コレでした。
自分の好みが分かった様な気がしました・・・。

よっしゃー。

2009-01-22 04:57:28 | Works in Progress
 

ネックが付きましたよ。ついにレレの形態を成すところまで来ました。




部品を仮置してみます。うーん、かわいいじゃないですかー。色気ないけど。




ヘッドプレートはトップの余り材をブックマッチします。当然この方がボディと色合いが揃いますね。
ブックマッチしても、一見それと判らないところが望ましい(技術的に)のですが、
いちいち手間の掛かる事をしても、その苦労を他人には分かってもらえないのが実はプチ悲しかったりします。




設定したスケジュールに対し、ここまでの工程はどうにかギリギリでオンタイムです。一歩ミスしたら間に合いません。
自分で決めた事とはいえ、仕事じゃないんだから、こんなにタイトな思いで造るのはこれで最後にしたいものです。
タイト・・・といえば、このレレの接着にはタイトボンド、エポキシ、瞬間接着剤などのケミカル系を多用しています。
膠はネックのスカーフジョイントに使っただけです。

ということで、指板とヘッドプレートを同時接着です。グワグワシ!!

であります。

2009-01-21 19:50:46 | Works in Progress


ネックを接着中であります。
本日未明に行った作業ですが、時間が無かったので夜になってからの投稿となりました。
明日未明にはクランプを外す予定であります。




指板も基本形が完了しました。
ネック接着の完了後に合わせを行い、すぐさま接着する予定であります。

過去に無い早さで製作が進んでおりますが、つまりは急いでいるのであります。
サラッと、スピーディな製作がテーマでもあります。

腰が痛いかも

2009-01-19 23:52:00 | Works in Progress
 

指板を造っとります。現在、スロッティングが終わったところです。相変わらずハンドカットです。
ああ、中腰が堪える歳になりました。(後ろ手とんとん)



もうすぐ、箱化も完了です。哽木ですからね、響き方がこれまでと少し違うのです。果たして音は突き抜けるか。

それにしても、色気が無さ過ぎです。ビジュアル的に飽きました。
早くRさんのウクレレに戻りたい・・・けど戻れない事情が。(ただの意地)

色黒のやつ

2009-01-17 18:33:26 | Works in Progress


退屈な色調が続いているので更新回数でカバーしようとして・・・ いるつもりではありませんが。
ネックもローズウッドで造ると、かなり趣が変わって見えます。戦前の農作業具の様な味わいもちらほらと。
ヘッド幅が足りないので、後で耳を貼付けます。




この作業が終われば、箱化へと突入出来るのであります。
バックも古民具な味わいに満ちております。
この続きはまた近いうちに。
コミング・スーン!