諸事情により、今回は製作をお休みです。
その代わりといってはアレですが、インレイついでに過去作を引っ張り出してみました。
これは製作が途中で止まったままのパーラー・ギターのヘッドに入れたもので、図柄インレイの第1作目です。
かつて飼育していたカメレオンをモチーフにしています。ちなみに名前はナンシーといます。♀です。
素材としては、カメレオンは全てパウア・アバロン、止まり木にはホワイトM.O.Pを使いました。
止まり木上で寝ているところを図案化したのですが、瞼を閉じているところをパウアの模様で表現しています。
この目、というか瞼ですが、これは直径2ミリのポジション・ドットを流用しています。
尻尾の両脇に見える止まり木が上下にずれていますが、これはいわゆる失敗です・・・。
連続する曲線の途中に別の物があると目の錯覚で段差に見える事があるので、これを補正するために敢えてずらしたのですが、ちょっとやり過ぎてしまいました。モノが小さいので実物大ではさほど気になりませんが、アップにするとバレバレです。(やっぱり実物大でも分かりますな・・・)
貝の模様や合わせ目で表現出来ない部分は、エングレーバーという道具で彫り込んで墨入れします。カメレオンの目の上の線、口、尻尾の渦巻きがそれです。インレイ・アートの世界で巨匠と呼ばれる職人は、貝などの素材の選択とその合わせ方はもとより、このエングレービングを効果的に組み合わせて写真のごとき精緻な作品を造り上げます。
このインレイではカメレオンが6ピース(頭部、目、前足2本、後足、胴体)、止まり木が5ピース、合計11ピースで構成しています。昨日出来たばかりのフラガールでは、合計13ピースです。ちょっとしたパズルですが「パズルの駒を造る」というところが普通のパズルとは決定的に違います。
私は貝を削って造る図案のインレイはまだ2作しかありませんが、普段とは違う作業がとても新鮮で面白く感じられます。
しかし、作業中の防塵マスクは必須です。貝殻の削り粉は猛毒ですよ・・・。
その代わりといってはアレですが、インレイついでに過去作を引っ張り出してみました。
これは製作が途中で止まったままのパーラー・ギターのヘッドに入れたもので、図柄インレイの第1作目です。
かつて飼育していたカメレオンをモチーフにしています。ちなみに名前はナンシーといます。♀です。
素材としては、カメレオンは全てパウア・アバロン、止まり木にはホワイトM.O.Pを使いました。
止まり木上で寝ているところを図案化したのですが、瞼を閉じているところをパウアの模様で表現しています。
この目、というか瞼ですが、これは直径2ミリのポジション・ドットを流用しています。
尻尾の両脇に見える止まり木が上下にずれていますが、これはいわゆる失敗です・・・。
連続する曲線の途中に別の物があると目の錯覚で段差に見える事があるので、これを補正するために敢えてずらしたのですが、ちょっとやり過ぎてしまいました。モノが小さいので実物大ではさほど気になりませんが、アップにするとバレバレです。(やっぱり実物大でも分かりますな・・・)
貝の模様や合わせ目で表現出来ない部分は、エングレーバーという道具で彫り込んで墨入れします。カメレオンの目の上の線、口、尻尾の渦巻きがそれです。インレイ・アートの世界で巨匠と呼ばれる職人は、貝などの素材の選択とその合わせ方はもとより、このエングレービングを効果的に組み合わせて写真のごとき精緻な作品を造り上げます。
このインレイではカメレオンが6ピース(頭部、目、前足2本、後足、胴体)、止まり木が5ピース、合計11ピースで構成しています。昨日出来たばかりのフラガールでは、合計13ピースです。ちょっとしたパズルですが「パズルの駒を造る」というところが普通のパズルとは決定的に違います。
私は貝を削って造る図案のインレイはまだ2作しかありませんが、普段とは違う作業がとても新鮮で面白く感じられます。
しかし、作業中の防塵マスクは必須です。貝殻の削り粉は猛毒ですよ・・・。
疑問だったので、謎がとけてすっきりしました。
今まで、貝を使ったインレイはやりたいと思ったことがなかったのですが、
フラガールを見て、いいなと思い始めました。
細かい部分は墨入れするんですね。なるほど。
貝の粉が毒だというのも、驚きです。
自然の物は大丈夫という思い込みで、木の粉も胸いっぱい吸い込んで作業していた私は、
知らなければ、貝の粉も…危なかったです。
今作っているフラットマンドリンの内の一つにデザインインレイを入れたいと思います。
もちろんインレイ加工はまだ先の話ですし、デザインインレイにするためには少なくても2種類か3種類貝を調達しなくてはいけないのですが(^^;)
ブログを引っ越して記録を消してしまった様な気がします・・・ 汗。
私が墨入れに使ったのはエングレービング・フィラーというクレヨン状の物です。
http://www.stewmac.com/shop/Inlay,_pearl/Tools_and_supplies_for:_Inlay,_pearl_cutting/Laskins_Engraving_Filler.html
彫った線に摺り込んで拭き取るだけなので簡単です。
そこそこの値段なのに、使ったのはカメレオンに彫った3本の線だけ!
これは一生モノかもしれません。(笑)
何の粉であっても吸い込むのは肺に良くない様ですので、防塵マスクをお薦めします。
だいぶ前の事ですが、急性胃炎に罹り胃カメラを飲まされました。
摘み取ったポリープから甲殻類のアレルギー反応が出たので、
なかなか食べる機会の無い私に思い当たるのはインレイ作業だけ、という訳です。
あれは非常に苦痛でした・・・。
木の粉にしても、ローズウッドなどは少なからず毒性がある様です。
もちろん、牛骨のナットやサドルを削る時もマスク着用です。
貝を調達するにもあちこちのサプライヤー巡りをしては天秤にかけています。
通販なので現物を見られないリスクは木材と同じですが、
特にパウアは当たり外れの差が大きいですね。
とはいえ、インターネットのお陰でこうした買い物が出来るのですが。
今回はいろいろな種類の貝素材を調達しました。
ラミネートではグリーン・アバロンとドンキー・シェルのシートとパウアのパーフリング、
ソリッドではブラックM.O.P、ゴールドM.O.P、そしてパウアといった具合です。
これだけで安物ウクレレが買えてしまう金額ですが、先行投資ですね・・・
と、自分に言い聞かせております。
せっかくの機会なので、貝素材のことを質問させてください。
こういったアクセサリーパーツは、インレイに利用できると思われますか?(切削する材です)
http://www.partsclub.jp/category/3-120101.html
白蝶貝と黒蝶貝ぐらいしかないですが、浅草橋(アクセサリーパーツ問屋街)に行けば、
実物を見られるし、安く購入できます。
もっとサイズの大きいものもあるようです。
手ごろで初心者にはいいかも!と思ったのです。
身体に不具合が出る前にマスクします。
ポリープからアレルギー反応とは、怖いですね。
PS.愛犬の名前をハンドルネームに使ってみましたが、
違和感を感じはじめたので、イニシャルにします(汗)。
厚みも問題ないとは思いますが、あまり厚いと加工が大変です。
インレイ素材として販売されている貝は1~1.5ミリほどの厚みが多いです。ご参考までに。
極論ですが、インレイには素材の種類は問わないと考えています。
貝殻、樹脂、金属、木材など、工芸に用いられる素材は殆ど使えますね。
柔らかい物や塗装に侵される様な物は避けるべきでしょうけど。
浅草橋なら、キワヤが近いですねー。