しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「アイ,ロボット」2004米

2006年02月23日 | 映画
2035年、シカゴ。街中では家庭用ロボットが普及し、人間の生活に必須なものとなっていた。
巨大企業USロボティックス社は新型ロボットNS-5型を大量普及しようとしていた。
そんな時、USロボティックス社に勤務するロボット工学の第一人者アルフレッド・ラニング博士が謎の死を遂げ、知り合いだったシカゴ市警のデル・スプーナー刑事に謎のメッセージを残す。
スプーナーは、博士の研究室にいたNS-5型ロボットの“サニー”が博士を殺したのではないかと疑う。
USロボティックス社のロボット心理学者スーザン・カルヴィン博士は、“3原則”を理由にロボットが人間へ危害を加えることは絶対にあり得ないと主張する。


アイザック・アシモフの短編集『われはロボット』を原作として・・・と思っていたら、モチーフにしてだった。
確かに大分違う。
ロッボットの叛乱の理由は最後には一応明かされるが、ロボットがあんなにあからさまに叛乱を起こす事に違和感を覚えた。
ロボットや人工頭脳だったら、もっと人間に気が付かれない様に巧妙に立ち回りそうだ。
それに、まだ叛乱を起こすほど、人類に危機が迫っている様にも見えなかったし、
何かにつけて、説得力が足りない気がする。
カルヴィン博士(本はキャルヴィンだが)が登場するので、知能合戦の話かと思ったら、アクションだった。
大量のロボットが群がる様にビルを登る姿も、知能の低い操り人形の様であまりピンとこなかった。
知能があるのは、サニーだけなのか。
そして、スプーナー刑事がロボットを嫌う理由も・・・。逆恨みの様な気もする。

しかし、人工知能の叛乱はSFなどでもよくあるテーマ。そう言うものに頼る事が多くなってきた現在社会。
叛乱されないまでも、窮地に追い込まれてしまう事が起こるかも知れない。

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