第一次世界大戦の前、イタリアで、聖堂建築・修理をするボナンニ家だったが、借金の為に廃業することになる。
見事な彫刻をして、「黄金の手を持つ」と父親から愛された6男のニコラと7男のアンドレは、金を稼いで戻ってくると父親と約束してアメリカに渡る。
しかし、アメリカでは言葉が通じない為まともな仕事には就けなかった。
そんな時博覧会の会場にイタリア館を建てに行く建築家達と遭遇して、同行する。
このイタリア館を見た映画監督グリフィスは、自分の映画のセット建設にこの棟梁を使おうと呼び寄せる。
しかし、棟梁はイタリアに帰国した後だったので、ニコラとアンドレは棟梁と偽ってグリフィスの待つハリウッドに向かう。
映画の父D・W・グリフィスの超大作「イントレランス」のセット建設に参加した、あるイタリア人兄弟の物語。
ということだが、グリフィスも「イントレランス」も知らなかった。
でも、知らなくても偉大な監督ということや、大作映画の様子はよく伝わってくるので、大丈夫。
ちなみに兄弟が作ったのは象の像。
人間の温かさが伝わる物語で、とても良かった。
しかし、父親が「二人が同等である限り幸せ」と言った同等が崩れてしまったことで悲劇に向かう。
ストーリーの関係から、何か同等が崩れることが起きるのだろうと予想は出来たが。
理性では分かっていてもどうすることも出来ない感情のやり取りが悲しかった。
ラストはああなるしかなかったのか、ハッピーエンドにして欲しかったけれど。
グリフィスが兄弟の父親に映画について話すところがよかった。
鳥かご一杯のラブレターを渡すところが好き。その内容も。こういうところが、イタリア人なのかな。
この映画は先日読んだ「ロミオとロミオは永遠に」のタイトルにあったひとつ。
それで観ることにしたのだが、観てよかった。恩田陸さんに感謝。
見事な彫刻をして、「黄金の手を持つ」と父親から愛された6男のニコラと7男のアンドレは、金を稼いで戻ってくると父親と約束してアメリカに渡る。
しかし、アメリカでは言葉が通じない為まともな仕事には就けなかった。
そんな時博覧会の会場にイタリア館を建てに行く建築家達と遭遇して、同行する。
このイタリア館を見た映画監督グリフィスは、自分の映画のセット建設にこの棟梁を使おうと呼び寄せる。
しかし、棟梁はイタリアに帰国した後だったので、ニコラとアンドレは棟梁と偽ってグリフィスの待つハリウッドに向かう。
映画の父D・W・グリフィスの超大作「イントレランス」のセット建設に参加した、あるイタリア人兄弟の物語。
ということだが、グリフィスも「イントレランス」も知らなかった。
でも、知らなくても偉大な監督ということや、大作映画の様子はよく伝わってくるので、大丈夫。
ちなみに兄弟が作ったのは象の像。
人間の温かさが伝わる物語で、とても良かった。
しかし、父親が「二人が同等である限り幸せ」と言った同等が崩れてしまったことで悲劇に向かう。
ストーリーの関係から、何か同等が崩れることが起きるのだろうと予想は出来たが。
理性では分かっていてもどうすることも出来ない感情のやり取りが悲しかった。
ラストはああなるしかなかったのか、ハッピーエンドにして欲しかったけれど。
グリフィスが兄弟の父親に映画について話すところがよかった。
鳥かご一杯のラブレターを渡すところが好き。その内容も。こういうところが、イタリア人なのかな。
この映画は先日読んだ「ロミオとロミオは永遠に」のタイトルにあったひとつ。
それで観ることにしたのだが、観てよかった。恩田陸さんに感謝。
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