しましましっぽ

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「崖の上のポニョ」 2008 日本

2010年03月10日 | 映画
「崖の上のポニョ」 2008 日本

監督 宮崎駿

海辺の小さな町で崖の上の一軒家に暮らす宗介。
5歳の宗介の通う保育園の隣は老人介護施設で、母親が勤めている。
父親は船乗で、沖を通る時は光の合図を送り合う。
ある日、宗介は頭がジャムの瓶にはまり困っていたさかなの子・ポニョを助け出す。
しかしポニョは、人間をやめて海の住人となっている父フジモトによって、海の中へ連れ戻されてしまう。
ポニョは、宗介の怪我をした指の血を嘗めていたことからパワーを得て、再び逃げ出す。
人間になって宗介に会いたいという強い願望がポニョを女の子にするが、それと同時に海が変化を起こす。



ジブリは“空”のイメージがあるが、今回は海。
広さと軽さのある空に対して、海は重量感を感じた。
そして、海で圧巻だったのが、ポニョが波の上を走りながら宗介を追いかけるシーン。
海というか、津波のような波が押し寄せる迫力。
水の怖さを感じた。
静かになった海も、透明だけれど弾力があるようで、上を歩けそう。
そんな感じで映像は楽しめたが、ストーリーは何だかはっきりしないことも多い。
“人魚姫”がモチーフをいうことだが、永遠の約束をするのが5歳の子どもというのもどうなのだろう。
ポニョの魔法が月を呼び寄せ、時間の垣根も取り払ってしまったのだろうか。
そして、そんな大騒動になりそうな状況でも、しっかりと落ち着いて、楽しんでいるような町の人たち。
何だか不思議だ。
ポニョが眠たくなるのは、超能力を使っているからなのだろうか。
そして、リサと宗介の関係。
名前で呼んでいるのはいいとして、リサはもう少し社会にルールを守らないと。
5歳の子の母親とは言えない。
嵐の中、保育園児がひとりで出て行くのも、ないだろう。
そんな細かいことを気にせずに、映像を楽しめばいいのだろうか。

ポニョは確かに可愛いけど。
始め、ひとりだけ大きくて、お母さんが子どもを置いて出て行ったのかと思った。
どうしてポニョだけ特別だったのだろう。
そして、魚というより人面魚だと思っていたら、それは言われていた。

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