しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ROCK´N JAM MUSICAL Ⅱ」再演        

2007年02月03日 | 観劇
2007.1.26(金)~1.31(水)THEATRE1010 
ストーリーは前回と同じ
役の変更はドクターがジェームズ小野田さん、丸山さんが笠原浩夫さん、ニイナが来栖あつこさん、ナオトが高橋一平さんになる。

<感想> 
前回より、ダンスの場面が多くなり、看護婦さんが歌っていた所を歌の専門の佐藤美貴さんや寺田恵子さん歌って、ミュージカル色が強くなった感じがする。
そして、ドクターの雰囲気が随分違うので、病院の雰囲気もちょっと変わった気がする。そして、患者の丸山さんがとにかく目立ったという気がする。印象が他の人を圧倒していた。
でも患者さんの出番が少しずつだが多くなり、それぞれの個性がよりはっきりしたのは面白かった。タマオさんはコウタロウ君の事を好きだけれど、コウタロウ君は困っていて、カズヤ君との友情の方に助けを求める。カズヤ君は優しい性格で、看護婦さんに手を振ったり、回りの人を気に掛けている感じ。タマオさんはコウタロウ君が好きなのに、カズヤ君との関わりが多かった。…それは身長のせいかな。
そのせいか若者3人組は前回よりインパクトが薄くなってしまった。
前回と比べてしまうが、良くなった所、前の方がよかったと思う所、やはりぞれぞれあるが、間延びした感じの所もあった。


<個人感想>
*永山たかし-ユウイチ
 前回と同じだが、今回はバンドではドラム担当だった。ちょっと前回より勢いがなかった気がするのだが…。

*高橋一平-ナオト
 キモイとよく言われているようだが、本当にそんな感じで、それは役作りがうまくいっているのだと思うが、そのせいか、なんとなく馴染めないキャラクターだった。前回は爽やかさがあったのに。

*来栖あつこ-ニイナ
 落ち着いた感じのニイナと思ったら、実年齢がそうだった。おとなしい感じで、もう少し元気さが欲しかったような。

どうしても比べてしまうが、この3人は前回と比べると、ちょっと地味になってしまった気がする。患者達がインパクト強いので、負けてしまう。

*及川健-タマオ
 今回は新しくひとつ増えた衣装が衝撃的で…。それが似合ってしまう所も凄いけれど、衝撃的で可愛かった!とそれが一番の印象。
前回よりちょっと男っぽい感じのタマオさんで勢いがあった。
「最近、男っぽい役が続いているから欲求不満が溜まっているのよ」と言っていた通り、男っぽい役が続いたから?
コンビのマルヤマさんがダンサーではなくなったので、タマオさん自身のダンスのシーンが少なくなったのがちょっと残念だった。及川さんのダンス、もっと見たかった。
今度のコンビは同じ劇団の先輩、笠原さん。ライフで絡む事は少なくなっているので、一緒のシーンが嬉しかった。
ダンスの変わりに取り入れられたのが、リフト。タマオさんが飛び付いて、くるくる回る。一度失敗して、2人で転倒するというドキッとした瞬間もあったが、大事には至らなかったらしくてよかった。
カズヤ君とダンスをするシーンがあった。

*笠原浩夫-マルヤマ
 今回は2重人格としての役だけ与えられて、演出家にもあまり指導はされなかったような感じをトークショーから受けた。
笠原さんが作り上げたマルヤマさんは多重人格で、アドリブだらけの、とっても自由なマルヤマさんだった。本名が「マルヤママルオでマルマルと呼ばれている」とか、その時の状況をすぐに台詞にしてしまう事もあった。スモークが多いと「火事じゃないよね」何か音が聞こえると「今、何か倒れた、大丈夫ですよね」
『MARUYAMA』と描かれたタオルを肩にかけて、矢沢の永ちゃんばりに叫んだり。このタオルは及川さんのデザイン&製作で、笠原さんはその事も「及川健の手描きだぜ」とちゃんと台詞として言っていた。
2人で転倒したシーンでは「初日からやって来て、こんなこと始めて、痛い」看護婦さんとの絡みでは、看護婦さんが笑いを堪えているのも何度も目撃したし、及川さんも事前に打ち合わせをしてもらったと言っていた。「僕が怖いから」と、何が飛び出すか分からない笠原さんだったらしい。

*松岡英明-ロバート/カワサキ 
 前はジョニーだったのに、今回はロバートになっていた。
前より強さの出た感じのロバートだった。

*寺田恵子-婦長     
 看護婦さんがやりたかったと言っていた寺田さん。
今回は婦長さんの役が加わったが、ナース服ではなく白衣だった。残念がっているかな。演技は出来ないと言っている寺田さん。確かに、始めのパソコンゲームをしているユウイチの後ろにいる「最も刺激の強いサイト」のお姉さんは迫力がなかったけれど、他のシーンは個性的でよかったと思う。                  

*ジェームズ小野田-ドクター       
 米米の時の小野田さんは知らないので、比べられないが、今回のドクターの方が、「変なお医者さん」という感じでお医者さんに見えた。骨っぽい感じがちょっと頼りにもなるかも知れないと思わせる。どっしりした存在感を感じた。
反対におじいちゃん役は、ローリーさんが女装でインパクトが強かったので、普通に感じた。

*佐藤美貴-ミカ
 回診のシーンなどは、ちょっと怖い感じの看護婦さんだったのだけれど。歌の場面が増えていた。

*Takuya-カズヤ
*伊達晃二-コウタロウ
 カズヤとコウタロウの病室のシーンが少々長くなっていて、楽しかった。前回は表情のなさが気になったのだが、今回はそうでもなかった。あまり若さは感じないのは、役が病人だから。トークショーやカーテンコールと時、2人の若々しさを感じた。「若い=可愛い」と思ってしまうのは、こちらの年のせいか。
伊達さんはギターが大好きで、20本持っているらしい。トークショーの時もギターを持って来ていた。後、ラーメンが大好きで詳しいと。
Takuyaさんは、今回も歌を泣きながら練習したと。その成果があって、綺麗にハモっていた。
Takuyaさんは前から可愛いと思っていたが、出演者からも可愛がられている様子が伺えた。伊達さんの方が落ち着いた感じ。でも、Takuyaさんが話題の中心になっていると、ラーメンの話しをして自分の方に引き寄せるという話しがあり、伊達さんもやっぱり元気な男の子なのだと、おかしかった。
笠原さんと及川さんのシーンで、ライフファンが受けたように、2人のシーンで受けたのは、「テニスの王子さま」ファン?

*中江友木子、広田舞、柳田ようこ、北山美和子-看護婦さん
 看護婦さんはダンサー。始めのシーンは患者さんとして病院のイメージを踊りで伝えてくれる。                         
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