ホイットニー〜オールウェイズ・ラヴ・ユー〜

2020年06月25日 | 日記

















全然知らなかったんだなぁ。。

ホイットニーの伝記映画が上映されてたなんて。

日本公開が2019年だから、

まだ新しい映画だけどホント知らなかった。

マイケル・ジャクソンやジェームス・ブラウンの映画は

ちゃんと映画館で観れたけど。。

うーん、残念。




実はわたし、ホイットニーは同級生なんだ。

チリミィ〜ってヤツね♪

だから、もうデビューした頃から何かと気になってたシンガーだったし、

デビュー時の少女のようなね、

もう緊張がここまで伝わってくるような初々しいホイットニーから、

歌唱力が恐ろしいとこまで飛躍した神々しいステージングまで、

思い出は尽きない。



グラミー賞に顔出し始めた頃のホイットニー。色んな映像が浮かぶね。



しかしこの映画 ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユーだけど、

ちょっと皆さんには勧められないかな?

もう何も知らなくて軽い気持ちで観たのですが、

とにかく恐ろしくディープです。

気分を害する人もいるかもしれませんね。

マーヴィン・ゲイやマイケル・ジャクソンもそうだったけど、

この物語も明らかにアメリカの光と影が浮き彫りになっています。

そういう意味では、

今回のミネアポリスの事件からの騒動とけして無縁ではないわけで。

アメリカにおいての黒人社会を考えされる作品でした。

ホイットニーの訃報が飛び込んで来た時のショックも相当でしたが、

ぼくはその3年後、娘のクリスティーナの死はさらに胸を痛めました。

映画の中でも語られますが、クリスティーナは10代から麻薬常用者で、

死に方も母のホイットニー同様、麻薬と溺死という末路でした。


しかし、劇中で完全にハイになってるホイットニーやボビー・ブラウン、

薬物に手を出す娘のクリスティーナの姿などなど、、、、

こういうのを普通に映像で見せるあり方にも、

やはりあの巨大な大国アメリカを感じるのです。

アメリカの黒人層の貧困問題は大昔から問題だけど、

たとえ巨額の富を得たとしても、

豪遊生活で破綻し、ホイットニーの家族のように幸せになれないケースも多い。

ぼくもホイットニー同様、あの激動の60年代に幼少期を過ごした。

ニューアークとコザの違いはあれど、当時は同じアメリカだったし、

あの刹那で混沌としてた空気を、ぼくも彼女も身体中いっぱいに吸ってきた。

今回の暴動やデモを見て、60年代を思い出す人はアメリカにもコザにも多い。

ぼくもアメリカの黒人社会やネイティブアメリカンの歴史を辿る時、

決まってここオキナワもどうしても照らし合わせてしまう。

10代の時からずっとそうだったように。

SNSかなんかで観た、世代の違う黒人たちのある会話。

やはりその成熟した考え方は、60年代のそれとは違う気もした。

だからオキナワがいくら復帰したといっても、

60年代のそれとなんら変わらない気もした。

ふと、どこへいくオキナワン・ボーイという歌が聞こえてきた。


幼いホイットニーとキング・エルヴィス。ホイットニーは何を思ってたんだろな。



ホイットニーのお母さんは有名なソウルグループ、

スイート・インスピレーションズのリード・ボーカルで、

エルヴィスのライヴでバックコーラスを担当した事もある。

きっとその関係でバックステージかなんかで撮った一枚なんだろな。。。

しかし凄い歴史的なショットだよ。

やっぱり音楽しかないな。。。

ホイットニーの物語は、あの歌の中でこそ光り輝くんだな。

Skydust

Koko