安室奈美恵とエイミー・ワインハウス

2017年09月22日 | 日記





安室奈美恵ちゃん引退するんだってね。

もちろんオキナワにいた頃から見てるし、

少女だとはいえ、一人だけ際立ってたのも瞬時にわかった。

いつだったか宜野湾の海浜公園のイベントを観に行ったんだ。

その時もやはり奈美恵ちゃんは抜群に際立ってた。

説明すっとね、奈美恵ちゃん以外は全員口パクだった。

まぁー出演した殆どの人達がダンスがメインですから。

って奈美恵ちゃんもそうとう踊りますけどね。

その中で一人だけ生声で歌ってたのが奈美恵ちゃんだった。

単純にへ〜負けず嫌いなんだなとも思った。

暑い夏のイベントだったからね、

そりゃー息切れだったりするし、音程だって外してた。

でもそんなこと彼女にとっては、

大した問題じゃないような立ち振る舞いだった。

私はここにいる、というような生身の女の子がそこに独りで立っていた。

物凄い驚くようなダンスや歌唱力で圧倒するとかってもんじゃなく、

生身の人間が何かに立ち向かってるような、あの感じだ。

彼女はMCをしない。

今時しないのだ。

それはきっと彼女に必要ないものだから。

それは彼女のファンはきっと全員知ってることだろう。

ただ、彼女がそこに立って生身の自分をさらけ出すことだけで伝わることを。

音楽はある意味態度でもある。

その人自身の態度。

言い換えれば、ボブ・ディランと同じ態度なんだな。

あの若さで彼女はその態度を示したのだ。

演出やポーズなのではなく。

僕は彼女の歌は知らないし、アルバムも聴いたことはないけど、

だけど彼女のその態度だけは知っていた。

彼女には最高な散り方を見せてもらいたい。



その幕引きは奈美恵ちゃんとは違うが、

エイミー・ワインハウスのドキュメント映画「エイミー」を観た。

彼女の破天荒な部分だけが取り沙汰され、

過去の伝説のロックスターと同様な扱いを受けてるが、

僕はそれほどそういう類いのゴシップには昔からそれほど興味はない。

やはり彼女の音楽への向き合い方に興味がいくのだ。

いかにも生意気そうな立ち振舞いのエイミーだけど、

どこかとても疲れてて、老成化してるような部分があるのは、

ポップになる事を拒み、

ソウルやジャズに傾倒してるとこから来てるのかもしれませんね。

劇中の彼女が、

「私は有名になれないし、たとえ有名になったとしても、

対処出来なくて頭が変になる」という事を言ってた。

実際彼女はその言葉通りの道を歩む事になってしまったが、

孤独なアーティストだったのに間違いない。

エイミーのその老成したような歌声を初めて聴いた時、

思い出したシンガーがいる。

その人はカレン・ドールトン。

エイミーもそうだけど、普通のアーティストに有りがちな、

単に黒人っぽく歌いたいなんていう次元ではなく、

この鬱積した何かを吐き出さないと、もう気が狂いそうだ、

という物が歌から溢れかえってる感じだ。

ジャニスもそんなとこあった。

ジャニスも単にアレサ・フランクリンになりたいって事ではなかった。

エイミーのつたないギターが大好きだ。

そのたどたどしいギターの中に明確に彼女のビジョンがあり、

魂が震えてるのが伝わるんだな。

ギターなんかこれぐらい弾けりゃ充分でしょ?

なんて彼女の声が聴こえそうなほど清いギターなんだ。

またシンセの事をニセ物なんていうあたり、チャーミングでとても彼女らしい(笑)

エイミーは幸か不幸か有名になった。

彼女が無名だったら生きてたかは分からない。

その28才という奇妙な数字に思いを馳せたりはしないけど、

しかし環境は大きいもの。

エイミーは13歳ぐらいから抗うつ剤をのんでたらしい。

けど、この映画見て思った感想は、今時だなというか、

とにかく情報や映像が多いこと。

エイミーを含め取り巻く人達の証言はもとより、

プライベイトの映像、電話でのやり取り、パパラッチとの格闘まで、

まるでこの映画が作られる為に用意されたような、

音声と映像で埋め尽くされている。

ファンに取っては貴重だが、少し僕には痛々しくも感じた

エイミーの親さえ撮影クルーを従えてたりしてるわけで、

そのシーンは胸が痛む。

唯一の救いは、やはりトニーべネットとのやり取りかな。

アイドルを前にし、なんとも落ち着かない少女のようなエイミー。

そのエイミーの歌がまた充分凄いんだよね。


"Amy"Winehouse Documentary, the Tony Bennett thing

 

 生々しいことを歌うことには勇気がいる。

その勇気をも飛び超えるような情熱もいると思う。

エイミーの歌は間違いなく魂が震えていた。

不器用で歪、可愛いくて荒々しいというのは、

こういう表現者には共存してるような気がします。

つまり、嘘が悲しいほどないんだ

 


エイミーが愛してたであろうダニー・ハザウェイの曲が流れる。

ダニーとはまた違うリアリティーで迫ってくる。

We`re Still Friends。

生々しくて悲しい映画だけど、

こういうシンガーいたことを知ってもらいたい。


Amy Winehouse - We're Still Friends (Lyrics) by.NaWar


 

 


旅のおすそ分け♪

2017年09月22日 | 日記

 

 

 



山手のドルフィンのコースターおすそ分け。

あちこちでバラまいてます♪

まだ残ってるので欲しい人は言ってくり♪

今日のコピのウクレレはホントいい音しとったな。。気持ち良かった。。

 

さて、明日は浦添のcafe julyでHI-SAI-SETよん!

でも朝おんが熱発してて、参加が微妙な感じ。

無理しないでとだけ伝えました。

あーさんと二人になるかもしれないけど、

100%の愛をあなたに届けます!

。。。かな?はは。

明日も頑張るよん♪ニン♪



Skydust

Koko