スクリーン・ミュージック

2016年01月09日 | 日記

 

 

スクリーン・ミュージック。

今はもうそんな言葉ないのかな?

子供の頃、そりゃーある意味大人の階段というか、

入り口のひとつだったのよのスクリーン・ミュージック。

自分達のアイデンティティーを模索し、

絶えず討論欠かさない周囲の大人達を横目に、

僕はまたこの甘美な世界にも夢中だった。

どこの家にもあったはずだよのそのスクリーン・ミュージック。

「魅惑のスクリーン・ミュージック」とか、

「永遠のスクリーン・ミュージック」なんてお決まりのタイトルが

ついてましたよね。

「ライムライト」「ムーンリヴァー」「ターミーと独身者」

「第三の男」「太陽がいっぱい」「さらば夏の日」「男と女」

「白い恋人たち」「ディア・ハンター」

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」

「ニューシネマ・パラダイス」などなど、

スクリーン・ミュージックを代表曲を挙げればキリがありませんが、

話題にもならなかった映画の中にも、

きっと自分だけの名曲というのがありますしね。

前にこのblogで紹介した「君のままでいて」の音楽がまさかの

エンニオ・モリコーネとは驚きでしたし、

さすがのモリコーネ節で、見事なお仕事ぶりでした。

こういったように、映画から作曲者を知る事もすごい楽しい事で、

あーこの監督さんは誰々をよく起用してるんだな、

とかが分かって、好きな作品が繋がったりもしてね。

エンニオ・モリコーネ、ニーノ・ロータ、フランシス・レイ、

ピエール・バルーなど、映画を通してたくさんの音楽家と出会えた事は、

20世紀少年としてはホント幸せですね。

サイモン&ガーファンクルというアメリカを代表する

素晴らしいアーティストと出会えたのも、

そういう意味ではスクリーン・ミュージックとの出会いからですからね。

そう、あの「卒業」ね。


とスクリーン・ミュージックを語りましたが、

昨夜のMsは少しばかりスクリーン・ミュージックを演奏したんだ。

「え~そんな退屈な古めかしい音楽聴きたかねーよー」

とか言わずに(笑)

20世紀少年のゆーこともたまには聞いて!

「黒いオルフェ」「ロミオとジュリエット」「いそしぎ」を

ちょろちょろと弾きました。

変なアレンジなどせず演奏させて頂きました。

名曲の良さは壊したくないですからね。

 また機会をみて、その美しいスクリーン・ミュージックを奏でたい。


Skydust

Koko