OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary Business People

〔映画〕最高の人生の見つけ方

2020-01-14 22:03:06 | 映画

 

 少し前のNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で“吉永小百合”さんがフューチャーされていました。
 その中でこの映画の制作風景がメインストリームとして紹介されていたので、出来上がった作品は是非観たいと思っていました。

 もちろんジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演した元祖の映画も観ていますが、細々しく比較する必要は全くなく、素直にいずれも素晴らしい作品ですね。
 ストーリー自体は“予定調和”的で、台詞も私個人的にはどうかなと思う箇所もありましたが、こういったテイストの作品ですからそれでいいのでしょう。ともかく、北原幸枝役の吉永小百合さん、剛田マ子役の天海祐希さんはもちろん、秘書高田学役のムロツヨシさん、この3人のキャスティングは見事です。(ムロツヨシさんは◎です)

 NHKのドキュメンタリーでは、吉永さんはご自身のことを“アマチュア”だと何度もおっしゃっていました。ご自分では“アマチュア”であり続けたいとの気持ちの持ち様をお話しされているんだと思いますが、間違いなく“超一流の映画女優”です。

 

最高の人生の見つけ方 ブルーレイ プレミアム・エディション[Blu-ray]
吉永小百合,天海祐希,ムロツヨシ,満島ひかり,賀来賢人
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
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街角の昭和遺産 (河畑 悠)

2020-01-14 20:39:16 | 本と雑誌

 いつも行く図書館の新着書籍の棚で目についたので手にとってみました。

  「平成」から「令和」にかけて「昭和」をテーマにした本を読むというのもちょっと洒落ているようで、ひとり少々悦に入っています。

  実体験として直接的に懐かしいものは少なかったですね。むしろ、屋上遊園地・靴磨き・質屋・氷屋・おでん屋台・駄菓子屋・チンドン屋・キャバレー等々、こういった商売がまだしっかりと生きていることを改めて知らされ、無責任ではありますが「まだまだ頑張ろう!」と応援したくなりました。

 

街角の昭和遺産
河畑悠
彩図社
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恒例 有田“日帰り”ツアー

2020-01-13 14:33:15 | 日記・エッセイ・コラム

 有田の町(佐賀県)が気に入って、ここ数年、年に2回ほどのペースで“日帰り”で訪れています。
 今回は、訪問先でいろいろなお話を伺う機会がありました。

 ・有田陶磁美術館 : 必見の展示品やその背景
   → https://www.arita.jp/spot/post.html
 ・旧田代家西洋館 : 有田の町や陶磁器製造の歴史
   → https://www.arita.jp/spot/post_23.html
 ・忠次舘(チャイナ・オン・ザ・パーク): 登り窯での作品の特徴
   → https://www.fukagawa-seiji.co.jp/news/2019/2019-10-08.php
等々、時間があればいくらでもお聞きしたい興味深い内容でした。

 あと、今回の新発見。
 有田に行ったときは必ず訪れる「深川製磁」と“北海道”との縁
 深川製磁2代目社長 深川進の妻「敏子」さんは1905年北海道・旭川生まれで、チャイナ・オン・ザ・パークにある「敏子メモリアルガーデン」は、敏子さんの思い出の花ラベンダーを植えたものだそうです。(写真はその記念碑です)

 

 その他の写真は、今回訪れたお店。
 ・アリタポーセリンラボ
 ・明治夢庵
 ・忠次舘(チャイナ・オン・ザ・パーク)
 ランチやお茶をしても、そこで供される食器はすべて「有田焼」。それも楽しみですね。

 その中から、今回は「明治夢庵」さんのご紹介です。
 有田に行くたびに決まってお邪魔していて、もう4・5回目になります。
 土日しか開いていないのですが、お店の雰囲気・品揃え・カフェの内装・デザートやドリンク、すべてに“センスのよさ”が溢れているとても居心地のいいカフェです。
 昨日(1月12日)も伺ったのですが、ちょうど「鏡開き」とのことで “きな粉餅(妻はぜんざい)”をいただきました。
 細やかな心遣いが染み入りますね。ありがとうございました。

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人工知能に哲学を教えたら (岡本 裕一朗)

2020-01-13 12:57:56 | 本と雑誌

 実際に人工知能に哲学を学習させた内容を紹介した本ではありません。 
 さまざまなケースの“思考実験”を取り上げて、その哲学的考え方を解説しているのが本旨で、人工知能はそういった哲学的思考を解説するための“補助線的な役割”を担っているといった立ち位置です。

 哲学・人工知能、双方を専門的に取り上げた内容ではないので、私のような中途半端な知識レベルの読者でも結構興味深く読み進めることができました。

 

人工知能に哲学を教えたら (SB新書)
岡本 裕一朗
SBクリエイティブ
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仕事に生かす地頭力 (細谷 功)

2020-01-12 22:32:49 | 本と雑誌

 著者の細谷さんが勤める会社の社長にいただいたので読んでみました。

 私も常々思っていることと重なるところも多く、私自身の頭の整理にも役立ちましたし、伝え方のヒントも得られました。 
 ただ、完全に“好み”の世界ですが、「先生と生徒の会話型」のスタイルは冗長に感じてしまいます。サクッと書けば1/3のボリュームで済むでしょう。

  

仕事に生かす地頭力: 問題解決ピラミッドと9つのレッスン (ちくま文庫)
細谷 功
筑摩書房
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一発屋芸人の不本意な日常 (山田ルイ53世)

2020-01-11 17:41:03 | 本と雑誌

 いつも行く図書館の新刊書のコーナーで目についたので読んでみました。 

 こういった本はどう読んだらいいのでしょう。 
 著者のプライバシーを自虐的に切り売りしているようで、正直なところ、楽しくは読めませんでした。

 

一発屋芸人の不本意な日常
山田ルイ53世
朝日新聞出版
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超常現象: 科学者たちの挑戦 (NHKスペシャル取材班)

2020-01-10 21:11:25 | 本と雑誌

 NHKスペシャルで放送されたそうですが見逃してしまいました 
 超常現象や超能力を最先端の現代科学で解明しようとしている科学者の研究にフォーカスした著作(番組)です。

 現時点でも「量子力学」「量子論」とかでは “不可思議な現象” が扱われているのですから、今後100年、1000年といった時間軸でみると、今の科学で説明のつかないような事象もその存在と理論が当たり前のこととして語られるようになるのでしょう。

 

超常現象: 科学者たちの挑戦 (新潮文庫)
NHKスペシャル取材班
新潮社
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大人のための恐竜教室 (真鍋 真・山田 五郎)

2020-01-09 20:27:35 | 本と雑誌

 他聞に漏れず私も小学校の低学年のころは「恐竜」は大好きで、恐竜図鑑もよく見ていました。肉食恐竜・草食恐竜、陸の恐竜・海の恐竜・空の恐竜・・・。

 あのころからかれこれ50年も経つと、ブロントサウルスは消え、ティラノサウルスの姿も変わり、イグアノドンにいたっては「4足歩行」になっていました。 
 化石からしか知りえない世界です。現在までに発掘されている化石は本当に微々たるものだとのこと、これからどんな新しい発見が生まれるのか、“「過去」の探求”ですが、“「未来」の創造”でもありますね。

  

大人のための恐竜教室
真鍋 真,山田五郎
ウェッジ
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老人のライセンス (村松 友視)

2020-01-08 20:44:55 | 本と雑誌

 図書館の新着書の棚で目についた本です。

 最近の村松さんのエッセイ集ですが、「夕刊フジ」に連載されたものらしく、1話1話が一定のボリュームなのでサクサク読めます。 
 こういった「有名・無名の人との関わりやふれあい」を材料にした小文は、時折心温まるシーンを伝えてくれます。 

 

老人のライセンス
村松 友視
河出書房新社
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学問の発見 数学者が語る「考えること・学ぶこと」 (広中 平祐)

2020-01-07 20:59:17 | 本と雑誌

 今から35年以上前に刊行された本ですが、今の若者に対するメッセージとしても十二分の価値がある内容です。 

 やはり、真に世界の中で道を極めてきた方の実体験に裏打ちされた思いは、時代を越え、ジャンルを越えて染み入ります。
 しかも、広中氏が50歳ごろの著作とのことです。その歳ですでに世界的にも最高評価の業績をあげていること、そこに至る研鑽の姿をこれ程までの充実した物語として著していること、素晴らしいですね。

 

学問の発見 数学者が語る「考えること・学ぶこと」 (ブルーバックス)
広中 平祐
講談社
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宝くじで1億円当たった人の末路 (鈴木 信行)

2020-01-06 20:32:07 | 本と雑誌

 この本も「タイトル」につられて手に取ると「?」を感じる一冊でしょう。

 日経BP社からの発刊なので、実際の内容は “さもありなん” というものではあります。 
 “末路”というワーディングはある意味絶妙ですね。「行く末」→「そうなりがちな一般的傾向」を、そのテーマに関する有識者が解説する体の著作です。

 企画としての着眼は面白いと思いますが、正直なところ中身はイマイチです。

 

宝くじで1億円当たった人の末路
鈴木 信行
日経BP
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半分生きて、半分死んでいる (養老 孟司)

2020-01-05 21:44:58 | 本と雑誌

 養老先生の最近の本ということで読んでみましたが、ほとんどインパクトは感じられませんでした。

 雑誌「Voice」に連載した時評コラムをまとめたものとのことなので、やはりそれなりの内容ということでしょう。
 「バカの壁」以降(もしくは、「バカの壁」以外)は、これはというキレのある論考に出会えないですね。残念です。

  

半分生きて、半分死んでいる (PHP新書)
養老 孟司
PHP研究所
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不死身の特攻兵 (鴻上 尚史)

2020-01-04 21:02:45 | 本と雑誌

 年に1冊は「戦争」関係の本を読もうと思っているのですが、この夏は読み損ねてしまいました。ようやく読んだのがこの本です。

 奇跡的なタイミングで直接特攻兵佐々木友次さんご本人にインタビューができた貴重な記録です。 
 「必ず死んでこい」という上官の命令、圧倒的な不条理、まだまだ知らなくてはならない事実、読まなくてはならない本が山のようにあります。

  

不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)
鴻上 尚史
講談社
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「分かりやすい説明」の技術 (藤沢 晃治)

2020-01-03 14:28:27 | 本と雑誌

 数か月までは、いろいろなイベントでちょっとしたプレゼンをする機会があったのすが、慣れてくると、どうも独りよがりで、そういった場をなめているような「明らかに良くない姿を晒してしまっている」という反省がありました

 ということで、少しでも初心に帰ろうと思い手に取った本です。
 しかしながら、完全な「HOW TO」本だったので、
残念ですが本質的な気づきには至らずという結果でした

 

「分かりやすい文章」の技術―読み手を説得する18のテクニック (ブルーバックス)
藤沢 晃治
講談社
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グルメぎらい (柏井 壽)

2020-01-02 19:34:37 | 本と雑誌

 失礼ながら深い内容がある書物ではありませんが、昨今の “総グルメ評論家” の有り様に疑問を呈している主張には首肯できるところが多々ありました。

 人知れず落ち着いた佇まいのお店を見つけたいものですね。
 ちなみに、自宅の近くには、ご夫婦でやっているとても素敵なケーキ屋さんやカフェが何軒かあります。

 

グルメぎらい (光文社新書)
柏井壽
光文社
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