今から35年近く前の作品です。
この映画、エンターテインメント作品としては平凡だと思います。 プロットにもストーリーにも際立って光るところは感じられません でした。
ただ、ワキを固めた役者さんはものすごいラインナップです。 仲代達矢さん、緒形拳さん、平幹二朗さん、石坂浩二さん、 田中邦衛さん・・・。しかしまあ、超大物の役者さんたちは、 芝居がかった芝居をものの見事に演じますね。 ひと昔前の日本映画の凄さを感じる作品です。
その歴々の中で、斉藤由貴さんはよかったですよ。 撮影当時は21~22歳のはずですが、ちょっと驚きました。 まあ、このころにはすでにNHK朝の連続テレビ小説(はね駒) の主役もやっていたので当然かもしれませんが。
あとは、ラストの「下手な乗り方をして申し訳ありませんでした。 」とのひと言。 実際レース直後に騎手が馬主にこういった言葉を語りかけることな どありえないとのことですが、このセリフは沁みました。
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