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〔映画〕優駿 ORACIÓN

2022-08-04 10:33:41 | 映画

 
 今から35年近く前の作品です。
 当時のベストセラー小説を映画化したものですが、物語そのものよりも、競走馬の育成を取り巻く裏方の様子の方が興味深かったですね。
 
 この映画、エンターテインメント作品としては平凡だと思います。プロットにもストーリーにも際立って光るところは感じられませんでした。
 
 ただ、ワキを固めた役者さんはものすごいラインナップです。仲代達矢さん、緒形拳さん、平幹二朗さん、石坂浩二さん、田中邦衛さん・・・。しかしまあ、超大物の役者さんたちは、芝居がかった芝居をものの見事に演じますね。ひと昔前の日本映画の凄さを感じる作品です。
 
 その歴々の中で、斉藤由貴さんはよかったですよ。撮影当時は21~22歳のはずですが、ちょっと驚きました。まあ、このころにはすでにNHK朝の連続テレビ小説(はね駒)の主役もやっていたので当然かもしれませんが。
 
 あとは、ラストの「下手な乗り方をして申し訳ありませんでした。」とのひと言。実際レース直後に騎手が馬主にこういった言葉を語りかけることなどありえないとのことですが、このセリフは沁みました。

 

 


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