平成28年第6回のきらきら塾は、イライラモヤモヤしているあなたに〜フォーカシングを体験してみよう〜というテーマで、
青森県立保健大学社会福祉学科の講師でもあり、臨床心理士の岡田敦史さんにお話を伺い、実際にフォーカシングの体験をしました。
フォーカシングとは・・・フォーカス、つまり焦点を合わせるという意味。
心の焦点が合うまで理解していく過程がフォーカシング。
こころの天気・・・天気を表す言葉は豊富にあるので、 心の状態を表現するのに適している。
自分の心理状態を天気の絵で表してみると、思いがけない発見がある。
元気なつもりでいても、描いた絵では曇天模様。
ストレスを感じていても、描いた絵には晴れ間が見えていたり。etc・・・
我々スタッフも描いてみました!!それぞれの絵について自己分析や、質問、意見交換も行いました。
描いているときは無心ですが、後から色々思うことが出てきて、とても興味深かったです。
ボディスキャン・・・頭から足の先まで一カ所ずつ感覚を集中してみる。
体に呼びかけてみる。「どんな感じ?」体にあいさつ。「いつもありがとう」
フェルトセンス・・・意味が含まれた身体の感覚
恋をして胸がキュンとなる感じ、不慣れな場所で胃のあたりがざわつく感じ。
これらの反応は、感情を含んでいる場合はあっても、感情そのものではないということです。
絵を描いてみて自分の心の状態を知れました。集中できるいい時間でした。
子どもにも天気の絵を描いてもらい、気持ちを知るきっかけにしたいです。
ボディスキャンの体験が興味深かったです。体にあいさつして感謝の気持ちを持てました。
体の中を問われる感じが新鮮でした。体のサインに耳を傾けてみようと思います。
初めてのことで難しい面もありましたが、自分のことを考える貴重なひとときでした。
自分の心の内側に意識を向けることが大切だとわかりました。
フォーカシングの効果として、自己発見、自己理解、自己の癒し、変化、成長、ストレスの軽減などが挙げられますが、
適度な距離を保つ。
無理にひねり出さず、答えが出てくるのをまかせる受け取る態度。
心を開き、知らないこと、新しいことに好奇心をもち期待して待つ態度。
感じの変化や、新しい答えが出るまでは時間がかかると理解し、ゆっくりと待つ態度。
自分のプロセスの中で起こることは、何でも受け入れる受容的で友好的な態度。
以上のポイントを意識してフォーカシングに臨むといいそうです。
私も子育て、仕事と慌ただしい毎日ですが、少しでも自分のための時間を持って、心と体に問いかけたいなと感じました。
岡田先生、貴重なお話と、興味深い体験をありがとうございました。