放送作家村上信夫の不思議事件ファイル

Welcome! 放送作家で立教大大学院生の村上信夫のNOTEです。

橋下徹府知事と女性職員メールバトル(続き)

2009年10月18日 07時31分09秒 | Weblog
(うちの愛猫ミュー(実有)。こいつの友だちは、ライオンのぬいぐるみダイスケと黒猫のぬいぐるみクロスケ。ダイとクロ、彼らの位置が、毎日、違うのは、ミューが散歩の相手をさせるから。最近、僕が帰る頃、ダイかクロが玄関に置いてある。で、ミューは寝ている。「おい!自分が迎えに来い!」)

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橋下徹大阪府知事と女性職員のメールバトルについて書いた。

ベストカップルさんからは、
「新聞記事はずいぶん作られています.ネットで探せる橋下知事のメール原文は,新聞記事から受ける印象よりはるかに品がなく,感情に駆られた真意のつかみにくいものでした」
「あんがい 波長が合う,ベストカップルかも...」
というコメントを頂いたありがとうございました。

残念ながら、原文を紹介しているサイトはアクセスできず、確認できなかった。
でも、橋下徹大阪府知事のメールの品格は、多少、想像される。

「私は女性職員が下品な挑発に下品に乗ってしまっただけのできごとだと思います.」
というベストカップルさんのご指摘、その通りだと思う。

大阪府には、「処分で意見が出にくくなるのではないか」「厳しすぎる」などの声と、一方で「トップに対する言葉として失礼だ」「身分が安定している公務員だからこんなことができるのか」と、職員を批判する内容ち賛否両論が寄せられているようだ。

「上司に対して失礼」というコメントをBUSHさんから頂いた
「一般企業で上司に対してそんな事メール送信したならその人は間違いなくクビですよね。クビじゃなくても会社にはいられない。一般企業では嫌な上司でも、部下の方から合わせていくのが常識です。合わせられないなら、その人は会社を辞めるべきです」
コメントありがとうございます。
ご意見 まさに市民感覚だと思う。
大阪府以外の多くの市民は、上司には敬語を使うものだと思っているし、上司に意見する必要を感じる場合にどう言うか、相当勇気がいるのは、「坊ちゃん」の時代からの常識。坊ちゃんですら、証拠を押さえた上に学校を辞めている。

このメール論争、2008年3月13日の朝礼論争を思い出させる。橋下徹大阪府知事(38)に朝礼の場で噛み付いた30歳の女性職員がいた。

橋下知事は朝礼の冒頭で・・・。
「朝礼を9時にやりたいと言ったら『超過勤務になる』と言われたんです」 
「たかだか15分、始業前の朝礼で超過勤務手当だ!と言うなら、税金で給料が賄われている皆さんの執務時間、私語やたばこ休憩は全部無しにします」
と発言した。

これに対して、女性職員が立ち上がり
「今どれだけサービス残業をやっていると思ってるんですか」
と反発。
「あなたは労働者をバラバラにするようなことばっかり言っている」
と反論した。
「あなたのすることは逆のことばっかりや!」。

もっともその後、テレビのインタビューに答え、この女性職員は「サービス残業をしていない」と答えていた。
この女性職員は、その後、どうしたのだろうか?
もし、まだ在職ならば、今回のメールバトルをどう思うのだろう.

前にも書いたが、橋下徹大阪府知事は、何か事件・騒動を起こし、求心力を固めるという戦術をとる。今回の論争は、そのことを踏まえてみておいた方がいい。

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