アルカンヘル礼賛

アルカンヘルのギターは素晴らしい！！！

素晴らしいけど好きでは無い。

好きでは無いけど素晴らしい。



アマチュアギター弾きで、「アルカンヘルなんて何が良いか分からない」って思っている人は少なくないのではと思います。

地味なんですよねえ。
響きは少ないし、色気無いし、心地良くないし、音色もそれほど美しくないし、、、、（←などとまた顰蹙を買いそうな事を書いたりする。）
特別に音量があると感じられる訳でもない。
弾いていて喜びが感じられない。


世の中にはアルカンヘル至上主義なギター弾きがプロ・アマを問わずにいます。
そんな方達にこの文章読まれたら大変な事になります。

「お前にはアルカンヘルの真の音を出す技術が無いだけだあ！！！」

などと罵倒されます。
でもそんな事言うご本人が、アルカンヘル鳴らせていなかったりします。
カチンカチンの貧相な音しか出ていなかったりします。


アルカンヘルは好きでは無いのですが、、、、
でも、とてつもなく凄いギターだとは思っています。

ひたすら音が強靱です。
音がデカいので無く、音が強いのです。
そして音の密度が半端無いのです。

でも地味なギターです。
当然ですが強靱過ぎて、多彩な音色なんて出ません。
いや、多彩な音色を出す必要を感じさせない？？？
強烈な印象の趣きのある水墨画みたいな発音のギターって勝手に思っています。


そして音の純度が高すぎます！！！
純度が高いのに「洗練された美しい音」などと表現される様な音では無いのです。
アルカンヘルを弾いてから他のギターを弾くと、ほとんどのギターの音が空虚に感じてしまう位に音の純度が高い。




昨日、神保町のお店で色々とギターを弾いた後に、ためしにアルカンヘルを弾いてアルカンヘルの凄さを改めて思い知らされました。


でも好きじゃ無いから買おうとは思いません。（←本当は欲しいけど値段が高すぎるから買わないだけ？？？）