goo blog サービス終了のお知らせ 

腱鞘炎(ジストニア)日記

ジストニア生活もいつの間にか24年目!!
のんびりと付き合っていきます。

めずらしく真面目にジストニアの話①

2016-11-30 07:03:50 | ギター
また少しだけ真面目に指のトラブルの事を書いてみます。
「どうして私はギターが弾けないのか」と言うお話です。
ここで「下手だから弾けないだけ」などと言ってはいけないのです。

確かに下手かも知れない。。。否定は出来ないのですなあ。。

下手でもギターは弾けるのです。
技術が無いだけであればテンポの遅い優しい曲を弾けばよいのです。
練習して技術を上げて行けば良いのですよねえ。
「簡単な曲」も「遅い曲」も弾けないから厄介なのです。


私が指を壊した経緯は過去のブログに書いています。


珍しく真面目に腱鞘炎の話①
http://blog.goo.ne.jp/sanntyo6740/e/1e2f99d05c15b2cdd39710a9938c4571


それから「心の闇」に関してはこちら

実は私は腱鞘炎では無い!!!その⑥

http://blog.goo.ne.jp/sanntyo6740/e/a4c1d602940bb89eadf10ebc6385804a

話は現在に戻ります。


私がどうしてギターが弾けないのかを自己分析します。
私は指のトラブルの専門家では無いので他人の事は分かりませんので私自身の指のトラブルに限った話です。
ギターが弾けなくなってからは常に自己分析を繰り返しています。

最近は指の状態も少し良くなって来ているので、自己分析の結果も以前とずいぶんと変わって来ています。


私がギターを弾けない原因その①です。

ジストニアです。
人差指と薬指の巻き込みの症状です。
ギターを弾くと巻き込みが起きてギターが弾けないのです。

自分の意志と関係無く人差指と薬指を内側に動かす筋肉が痙攣するように筋収縮し、ギューと握りしめる様に指が巻き込んで来ます。
自分の意志でこの筋収縮を解く事が出来ません。
頑張っていったん脱力してみないと解けません。

原因は分かりません。
ジストニアは脳の何らかの異常と言われていますが、私にはしっくりきません。
それほど大げさなものでは無い様な気がします。
脳に刷り込まれた「間違った条件反射」の様な物ではないかと考えています。
なので脳や神経の治療をしなくても「条件反射」のスイッチが入らない様に出来ればジストニアの症状は起こらなくなるのではと考えています。


原因その②です。

指を動かす筋肉のトラブル。
使いすぎ症候群です。

指のトラブルを発症させてしまった頃は生活が不規則で体の回復力が著しく低下していました。
指を動かす筋肉の疲労が回復していない状態でギターを練習し疲労の上乗せをする毎日。
最終的に指を動かす筋肉が硬直し動かなくなる。

筋肉の硬直が直接ジストニアの原因では無いとは思いますが、筋肉が硬直している状態でギターを弾くとジストニアの症状が出やすくなり、マッサージ・電気治療等で筋肉をほぐした後はジストニアの症状が少し改善されます。


原因その③

右手に無意識に力を入れて硬直させている。

長い間ジストニアの症状を抱えながらギターを弾いてきたため、ジストニアの症状を起こすまいと無意識に力が入っています。
右手に力を入れて堅めた状態でギターを弾いているのです。
ギター教室の先生の言う「無駄な力」が入った状態です。
指の動きを制御するような力が常に入った状態でギターを弾いています。
この力を解除しない限りは指は自由に動きません。


原因の①②③はそれぞれ単独なものでなく絡み合うように同時に発生して影響しあってギターを弾くのを邪魔してくるのです。
改善するのもどれか一つだけでではダメで、全てを一緒に考えていかないとなりません。

これが意外と厄介なんですよねえ。
厄介だから発症から20年以上経っても治らないのです。

すこしづつ改善はしてきていますけどねえ。。。

とりあえず「めずらしく真面目にジストニアの話①」はここまでです。
次回はどうやってジストニアを克服していくかの計画のお話です。

最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
症状の改善策について (りゅーさん)
2016-12-02 19:32:33
症状お察しします。この症状に関して、私も全く同様な症状があり、なんとか克服できたこともあり、ぜひご紹介させてください。
私の症状の経過も話すと長くなりますが、ある時、非常に技術的に難しいアルペッジョの練習を何十日もしていましたが、突然、人差し指、中指の屈曲(内側に巻きこむ)症状が出始めました。アルペッジョをやる時、他の簡単なフレーズを弾く時も屈曲してしまい、ついに、禁じられた遊びでさえ、弾けなくなってしまったのです。

さて、これからが症状が収まった対策(いえ、偶然にそうなったのかもしれません)ですが、
1年以上ギターを止めてしまいました。そんなある日、ギターショップで、リュートのコンサートを聴く機会があり、それ以降、すっかりリュートにハマってしまいました。
そこで、そのショップのリュート教室に入門し、リュートを習ったのです。
リュートはギターと違い、指を並行にして弾き、力も要りません。それからが不思議です。
あれほど強い巻きこみが治ったのです。リュートのタッチが巻きこみの症状を直してくれたのです。
今では、タッチが指頭で平行タッチしかできなくなったのですが、19世紀ギターなら何なく良い調子で弾けます。

以上簡単ですが、私の克服記です。サンチョさんがリュートに興味があるかはわかりませんが、一度リュートを習ってみてタッチを変えてみると、別の方面から改善できるかもしれません。

それと、サンチョさんの症状が本当にジストニアとは思えないのです。何か、熱心に難しい技巧練習をしていたことはないでしょうか。複雑すぎる技巧練習は、時として脳の認知、判断、操作に関して、不用意な運動をさせてしまう可能性もあると思うわけです。
一度、ギターから完全に離れ、止めてしまい、徐々にタッチの改善を行う、そういう意味ではリュートが一番、脱力と症状の改善に効果があると思うのです。

症状の改善をお祈りしています。
返信する
リュートの丸い背中と私の丸いお腹が、、、 (サンチョ)
2016-12-03 08:36:15
干渉しあうので苦手なんですよお、、、、

りゅーさん初めまして。

私も6年間ギターを弾くのを一切やめていましたが、治らなかったので再開してしまいました。

複弦の古楽器を弾くとジストニアの症状が改善されるのは実感しています。
一時期4コースのルネサンスギターにハマっていた時期があります。
リュートも弾いてみる事も考えたのですが、、、
18世紀以降の音楽が好きなのと老眼でタブラチュアを読むのが厄介なのと弦が多い弾くのが大変なのとメタボなお腹なので自重しました。

間を取って???19世ギターばかりを弾いていましたが筋肉のトラブル自体は状態が良くなってきたので2年ちょっと前に本格的にモダンギターを再開しています。

結局私はモダンスパニッシュタイプのギターが好きなんですよねえ、、、、
返信する
Unknown (りゅーさん)
2016-12-03 13:45:19
そうなのでしたか。4コースのリュートもやられ、6年もギターを休止していたのでしたか。
やはり、モダンのスパニッシュへの執着がおありなのですね。
巻きこみ症状は、自分の経験からも相当に辛く、思い通りにならないことへの怒りのぶつけようの無さに自己嫌悪に陥ることがありました。
この巻きこみ症状は、自分で意識すればするほど頑固に自然と曲がってしまうへそ曲がりで、本当に嫌になりますよね。
結局、指を動かしているのは、脳ですから、意識しない不用意な運動は、誤った指令のなせる業だと思うわけです。
条件反射とでもいうのでしょうか、例えば、私の場合ですと、アルペッジョの薬指、中指、人差し指と順番に弾いてくると、中指が弦にかかる寸前で、人差し指が屈曲するのがわかるのです。
リュートは、その点、バロックリュートでも、手を並行にしているせいか、巻きこみ症状が激減するのが実感できます。もし、今、再度クラシックギターの曲の練習を始めろと言われれば、症状がぶり返してしまうのではないかと思っています・・・・。
そういう意味では、かなり長い期間、完全に症状が消え去るまでは19世紀ギターやリュートを止めるわけにいきません。脳の認知、判断の誤った信号を改善させるには、粘り強いなんらかの方法を続ける以外にないなと思うのです。

サンチョさんは、クラシックギターへの強い愛好心がおありですが、19世紀ギターやリュートも再開されて、例えば、半分半分とか、続けていかれると良いのかもしれないと思うのですが。いかがですか。
難しい問題ですね。

好きなジャンルを長く続けられたほうが良いですし。でも症状の緩和、改善のために、これからのためにも、ぜひ取り入れられて、頑張ってみてください。
良い方向へ改善されていくことを心よりお祈りしています。
返信する
ルネサンスギターも19世紀ギターも (サンチョ)
2016-12-06 05:34:41
どちらも大好きなのでまた再開しようとは思っています。

りゅーさんどーもです。

モダンギターとアーリーギターは音の感覚も右手の筋肉の使い方も違うので、今の試みが一段落して定着するまでは控えています。
うまくいったらまた再開したいと思っています。
返信する
フォーカルジストニア (yamayamabanashi)
2019-05-14 10:46:34
初めてコメントさせていただきます。
 私の症状はメインは中指です。4年ほど前にソルの練習曲20選(セゴビア編)の11番目をコンサートの為に練習してました。その時になんだか中指に違和感を感じていました。この曲はご存知と思いますが、アルペジオが弦を渡り歩く曲です。コンサートの時に自分は感じなかったのですが、とある方から「中指で弾くところがすこし間合いが開いてましたね」と指摘があり、その時は深くは考えなかったですが、その後「禁じられた遊び」を練習中に中指に違和感をかんじました。それからは、いくら練習しようが、薬指で1弦を引くと同時に、中指が内側に巻き込むようになってしまいました。その後あらゆる曲を演奏する時でも、中指と親指の和音、または、PIMAの和音など、中指を意識しないと、弦をとらえることができなくなりました。まさに地獄の苦しみでした。現在も脳神経内科に通院していますが、最近ではアーテン薬もあまり効かなくなってきました。ギター以外のPCでも中指でのタイピングがうまくキーをとらえられなくなってきました。指をパーの状態で、宙に浮かすと中指が勝手に内側に曲がってしまいます。
 また、薬指が最近は勝手に弦に触れてしまいます。
最近は難易度の高い曲はかなりの厳しさを感じています。
返信する
ジストニアの症状や原因は (サンチョ)
2019-06-09 06:57:19
人によって差があって、他の人の効果があった事例等も自分に中々当てはまらないのも辛いですよねえ。
私の場合は近所の接骨院の治療とアンドーヴァーの指導で大きな効果があり右指の巻き込みの症状は出なくなりました。
それでも長年ジストニアの症状を抱えながらギターを弾いて来たために現在は「余計な力が入っている」「変な癖が付いている」状態で自由にギターを弾ける所までは至っていません。
25年は長すぎましたねえ。。。。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。