産興商会のブログ

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冷菓とショ糖脂肪酸エステル

2017年02月28日 | 日記

 ショ糖脂肪酸エステルは、乳化剤の一種です。

 乳化剤には種類がありますが、目安として、HLB値があります。HLBの値が小さい製品は親油性に優れ、HLB値が大きい製品は親水性に優れています。

 アイスクリーム・パンや洗浄剤には、製品中の水分が多いため、HLB値の大きい(11~16くらいの)乳化剤が適しています。HLBの小さい(3以下)製品の用途としては、チョコレートの油脂結晶を抑えるなどの効果もあります。乳化剤は製品を安定させるほか、食感・舌触りを滑らかにする効果もあります。

 もし、天然の乳化剤、大豆レシチンを使用する場合は、チョコレートなどの油脂の多い製品には大豆レシチンのペーストタイプがお勧めです。ペーストには大豆レシチンと大豆油が混合されており、簡単に食品中の油脂と混合することが出来ます。大豆レシチンの粉末タイプはペーストレシチンから大豆油を分離したもので、食品中の水分が多いものに向いています。天然の乳化剤・卵黄を使用しないアイスクリーム・ジェラートでは、乳化剤を使用すれば食感のザラつきを抑えられます。

 

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