歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

[2013英国旅日記:11-3] Super-Mare ~イギリスの海へ行く~

2015年08月17日 | 英国 -england-
2015年の日本の海に行ったことを書いた流れで、
2013年のイギリスの海のことを、書きます。





2013年7月30日 〜11日目・その3〜


天使の居る、古き城塞都市:Chesterを後にし、
一気に南下。
大移動します。


どしゃぶり雨の中、M5(高速)をぶっ飛ばして、5時間。

到着しました。



初めての、イギリスの海。



着いたのは17時半。昼下がりと黄昏のあいだ。

ホテルにチェックインして、
荷物を下ろし、自力洗濯してから、
勇んで海辺へ。

時刻は、19時。



今までに無かった、リゾートな雰囲気。
ちなみに部屋は、見事なる “逆”オーシャン・ヴューでした。


海辺のそばまで来ると、



ロックガーデン発見。




ごつごつした岩と、グラス(草)中心の、乾いた花壇。





しっとりさ、無し。





公園。




今まで見たことが無かった、平板タテ積み。ラフ。非常にざっくりしている。


、と、職業柄ついつい足を止めてしまいましたが、
いざ、海辺へ。



ここは、Weston-super-Mare(ウェストン=スーパー=メア)という町。
イギリスの南西の隅っこ:サマーセット州まで、一気に来ました。



‘Weston’という名前の町はこの州のあちこちにあるらしく、それらとの差別化のため、‘-super-Mare’というのをくっ付けたようです。

‘super-Mare’ というのは、中世ラテン語由来で、

super=on/above (〜の上)
Mare=sea (海)

ということで、さしずめ「海の上のWeston」といったところでしょうか。

「超まれ」ではありません。



というわけで、辿り着いた初めてのイギリスの海。





潮が引いているタイミングみたいで。

座礁した、みたいな状態の船が、ちらほら。



なんでしょうこれは。


波も海も、ずいぶん遠いところに。



干潟状態の渚を、散歩してみました。



鳥もちょこちょこ、散歩してたり。





犬も。





黄昏の海って、あっち(東)とこっち(西)で光が全然変わって、

別の場所みたいに写ります。



向こうになにやら、現代的な橋と建物が見えたので、
近づいてみる。



なんだろう。
商業施設かな。







通り抜けてみる。

さらに進んでみる。







イギリスにも当然居る、お馬鹿者の痕跡。



イギリスのカラス。






高く飛ぶ鳥



近寄って来る鳥

イギリスは鳥天国です。




さっきの橋付きの建物が気になるので、橋の入口のほうへ行ってみると、



「グランド・ピア」(埠頭)だって。

あいにく、来るのが遅かったようで、入れず・・。



じわじわと、黄昏。





広〜〜い歩道で、めいめいに過ごす人々。
リゾート特有の、ゆったりした時間の流れの中。



グランド・ピアと反対側に見えた、謎の飛び出し小島へ。





真っ平らに落ち着き払った、人工プール(あるいは釣り堀)。

この土手を挟んで、
対照的に、ざわざわとさざ波立つ、外海。



それでも、海はまだずっと、ずいぶんと、遠い。





正面に見えるのは、どうやらホテルのようです。






断崖の上につくっちゃったようです。




チャリボーイ。

外海の方を眺めて、ぼ〜っとたそがれてたら、背後から「・・ボウッ!!(=わっ!!)」って驚かされて、ヒャッホ〜〜ウ!ざまみろ〜ってケラケラ笑いながら、颯爽と逃げ去って行きやがりました。



釣りに興じるファミリー。




空がやばいことになってきました。



海は、
黄昏の時が、一番キラキラして綺麗。
夜に向かってじわじわ蒼ざめて消えながらも、キラキラの余韻は、ますます深まって行くようで。
そんな時間を一番長く噛み締めて居られるから、
ただ眺めるのなら、黄昏時の海が、一番好きです。





干潟の渚から、



海沿いの町。賑やかしい、リゾート地の現世へ。




空は淡々と、宵モードに移行。

海沿いの、比較的年齢層が若そうなカフェレストランに入り、



今日のディナー。


そうこうしているうちに、



時刻は、21時。







 >>続く。>>

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