日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

お盆はリゾートホテルで一泊。

2017-08-16 08:21:44 | 旅行・休養
予報では宿泊翌日は雨、ということだったけれど、早々にやんで、ホテルのプールは子供たちでにぎやか。

窓の外の光景に、いつか孫たちと一緒に来たいものだと、エアギターならぬ、エア孫同行を思い浮かべたりする。苦笑

帰りに、再度田原市博物館による。

渡辺崋山がこの地で蟄居を余儀なくされたといういきさつが展示されている、というのは前回の訪問時に、平常展示物で知っていた。

で、特別展として「近世能装束の世界 用の美~武家貴族の美意識」というテーマで、たくさんの18世紀以降の能装束が展示されていた。

絢爛豪華。

能の衣装という決められた枠の中に、これでもかと贅が凝らされている。
多くの熟練工の存在を思う。

彼らが、色彩、形に対する美意識とその技の上達にしのぎを削ったのだろうと、想像する。

生活必需品の反対の世界。武家貴族というほんの一握りの人の満足を得ようと競ったことを思う。そこに、対応する報酬の世界があったのですね。

文化は権力のもとで育つということの証の一つでしょう。

整理整頓が不得手で、「何にもない美しさ」なんて言っているワタシとはかけ離れた世界。うっふふ

こんな能舞台を愛でる姫君たちだって、着物を着るのも人の手を着せてもらい、自分の脱いだものをたたんだりもしないのだとか。

能衣装の美は確かに素晴らしいと感銘を受けるけれど、今とかけ離れた特異な状況で成り立っていたのだと、かっての時代(身分社会)に理屈をつけながら見ているワタシ。

ま、それでも、こんな極みまで行き着くところが私たち日本人だと思うと、その文化の高さに誇らしくも思う。




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