佐賀の近くのとあるところで、あのK大学のS先生の講演を聴きに行きました。まだ未読影が残っていましたが、どうしても聴きたかったので、そのまま出てしまいました。残って読影してもらったスタッフのために、できる範囲で勉強した内容をご報告します。
タイトルは「たかがリング状増強病変、されど…~脳膿瘍を中心に~」です。
まず、いくつかある脳膿瘍の画像所見の中から、S先生が重視されている所見をまとめます。
・多房性のリング状娘病変の存在
・拡散強調画像での高信号
:トキソプラズマでは、DWIで高信号を呈さない場合がある。
:ADC値が低下しない場合;治療後に多い→治療効果判定に有用
:転移、放射線壊死との鑑別が難しいことがある。
・T1WIで、いわゆる被膜の一層内側に高信号域を認めることがある。
:他部位の膿瘍でも、同様の所見を呈する場合がある→guri先生が卵巣膿瘍の症例を報告してました。
・周辺の浮腫が非常に強い。
今回はここまで。
次回予告。
貴重な症例を供覧していただいたので、S先生がどのように読んだのか、理解できた範囲でレビューしてみます。
タイトルは「たかがリング状増強病変、されど…~脳膿瘍を中心に~」です。
まず、いくつかある脳膿瘍の画像所見の中から、S先生が重視されている所見をまとめます。
・多房性のリング状娘病変の存在
・拡散強調画像での高信号
:トキソプラズマでは、DWIで高信号を呈さない場合がある。
:ADC値が低下しない場合;治療後に多い→治療効果判定に有用
:転移、放射線壊死との鑑別が難しいことがある。
・T1WIで、いわゆる被膜の一層内側に高信号域を認めることがある。
:他部位の膿瘍でも、同様の所見を呈する場合がある→guri先生が卵巣膿瘍の症例を報告してました。
・周辺の浮腫が非常に強い。
今回はここまで。
次回予告。
貴重な症例を供覧していただいたので、S先生がどのように読んだのか、理解できた範囲でレビューしてみます。