いや、参りました。まあ、当然なのかもしれませんけれど。
今回の総会のイメージインタープリテーションセッションです。解答解説のPDFは、横のリンクから入って、「会員向けの情報」にあります。
演題を出していなかったので今回も会場には行っていませんが、クイズ好きなので送られていた冊子を見て考えていました。楽しみにHPの更新を待っていたのですが、結果、惨敗でした
ザブングルの「悔しいです!」の顔をしながら、振り返ってみましょう。
**疾患名は僕が間違ったものです。・・・がおかしいよ、というアドバイスをいただけたら幸いです!
症例1.sporadic hereditary spastic paraplegia・・・×
最初からこけてました。臨床所見と、細い脳梁で食い付いてしまいました。納竿じゃなくて脳幹が細いのは、二次性変化かなと…
一応調べたのですが、弧発性の遺伝性痙性対麻痺もあるみたいだったので。
症例2.pineal parenchymal tumor of intermediate differentiation・・×
詳細に読影すれば、部位が異なるのに気付けたかなぁ?「本当に、松果体部か?」とは考えたのですが。
症例3.lipoma arborescens・・○
たまたま良く参照する雑誌で見たことがありました。
症例4.Kawasaki disease・・・×
胆嚢水腫と、漿膜炎を疑わせる所見から飛びついてしまいました。総胆管の拡張は、胆嚢腔が狭小化しているためかと…高熱が無いのが、臨床所見で合致しないんだけどな、と思っていたのですが。以前、虫垂炎と非常によく似た所見で発症した川崎病を経験したことがあったので。
症例5.Churg-Strauss syndrome・・・×
空洞を伴った浸潤影で、辺縁部にすりガラス影あり。として考えたのですが…
空洞の成り立ちが一体どういうものであるのかが、想像できませんでした。ごっぽりと実質が抜け落ちたような空洞で、出血性梗塞か?ならば、アレルギー性鼻炎との関係は?と都合良く考えた結果です…
症例6.結核菌による前立腺膿瘍、腎膿瘍、リンパ節炎・・・×
ここまでかっこつけて英語で書いていましたが、前置詞がよくわからないので断念。
全く知らない病原菌だったので、勉強になりました。メリオイドーシス…
Burkholderiaの仲間は、Burkholderia cepaciaが弱毒耐性菌として重要!というくらいしか知りませんでした。
以上、1/6という燦々たる結果でした
まぁ、日常診療で殆ど見ることのない(と思いますが)疾患と、画像所見を見て、「カッチカチ」になったアタマを解すのに、良い機会と思って、またチャレンジしてみたいと思います!
それにしても、昨年度はニューロの画像を中心に見ていたのに、病変部位を間違うとは…