佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

放射線科医の日常や、診療紹介、推薦図書などをご紹介します。問い合わせ先等、詳しくはカテゴリー「はじめに」をご覧下さい。

2010.10.31

2010年10月31日 22時05分19秒 | 波乗りなど
今月2度目の波乗り。やっぱり月イチではね…
久しぶりにSさんと行ってきました。

風が強く、前日までイマイチな状態という情報だったので、朝6時に多久のインターで待ち合わせをして唐津方面に。

いつものポイントはオンショアでぐちゃぐちゃだったので、Oポイントに移動。しばらく見て「ダメっぽいですね」と話して、クルマを動かしたのですが、他のポイントもあまり期待出来なさそうだったので結局入ることに。

海の状態はこんな感じ。



風も強く、こんな感じ。



入ったものの、案の定ラインナップ寸前でカレントにつかまりしばらく嵌っていましたが、あとから来たロングのローカルを真似してなんとかゲットできました。ほとんど入らないポイントだけに、ちゃんと見てから入らないといけないですね。反省。

波は意外にもよく、胸~セット肩くらい。ダンパーもありましたが、多少つないでカットバックを入れられるようなものもありました。途中で、風向きが変わったようで(東北東?)サイド~サイドオフまで振れたときはとても楽しかったです。

潮は小潮。だいたい、引きに向かっている時が良かったようです。
3時間ほど入っていましたが、最後の方はさすがにすこし寒かったです。次回からは3mmフルスーツが必要かな。

また今日はあちこちで大会が開催されていたので、あとで結果をチェックしなきゃ。

2010.10.30 MRIの原理について

2010年10月30日 22時00分08秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
本当に久しぶりの書籍紹介です。
Webページなのですが、書籍として紹介させていただきます。

モノを調べるコンピュータの話

実は少し前に、フーリエ変換をより理解できるようになりたいと思って「和音」「フーリエ変換」というキーワードで検索してたどり着いたページです。

昼休みに調べて、そのままどっぷりと他の項目も読んでしまい、午後しばらく仕事が手に付かなくなるくらい感動してしまいました。プロジェクト◯なんかの比ではないくらい、生き生きとしたある技術者(学者でもあります)の歴史が詳細かつ非常に工夫を凝らされてわかりやすい解説とともに展開されていく本でした。

Science & Artというのが、医療の理想型という考え方もありますが、決して医療だけではなくある種の生き方、姿勢そのものなのかな、などと考えさせられました(残念なことに、socialityの位置づけは僕にはまだよくわかりません)。

ともかく、MRIの原理に興味のある方、科学技術一般に興味のある方、是非一度ご覧頂きたいと思います!

2010.10.28

2010年10月28日 22時48分10秒 | オフタイム
10月28日。デッドラインを過ぎて、ようやく一段落つきました。
でも、明日はカンファレンス担当の日。今月は金曜日が多かったので、1週間の余裕があったはずなのですが結局、今までかかってしまいました…
カンファレンス風景の撮影があるとか、ないとかという話だったので、スライドも少しだけスタイルを気にしたりして。

テーマは気胸の画像診断。

レビューしていた時に、気胸の単純写真でちょっと面白そうな所見を見つけたので、気が向いたらつっこんで調べてみようかなと思っています。もうあまり時間がないので、本当に気が向いたら。

今週もあと一日。来週は基本的にひとりなので、キツそうだな…もっと柿が赤くなる期間が長ければいいのに。

2010.10.27

2010年10月27日 23時14分53秒 | オフタイム
昨日から急に寒くなってきました。といってもたかだか11℃くらいなものですが。

四季がはっきりしていると、コドモの成長を感じるエピソードがたくさん出てきますね。

昨日は…
朝、寝ぼけているコドモを抱えて、リビングに行き着替えさせてちょっと目を離したすきに「まだ眠いの」といって布団にダッシュして逃げていくではありませんか。

今日は…
朝、電気をいっぱいに付けたリビングからふすまをあけて、コドモに「起きるよ~」と声をかけました。すると、もぞもぞと起き上がったので、ちょっと目を離すと、何も言わずにスーッとふすまを閉めるではありませんか。

どちらも、その様子がおかしくて、笑いながら「こら~」というとにんまり向こうも笑っています。

朝に弱いのは誰に似たんだか、という感じですが、いろんなことを考えて行動しているんだなぁということがはっきりとわかってきて面白いです。柿の話や、ドングリの話など他にもたくさんあるのですが、親ばかだと思われそうなので、今日はこのあたりで。

2010.10.26

2010年10月26日 23時44分19秒 | オフタイム
各地で気温が下がり、初雪を観測した地域もあるようです。
佐賀も朝から肌寒く、一気に冬に入ったような朝でした。

気温よりも空の色が冬を強く思わせ、夏とは違った組成の入道雲がところどころ強風にちぎれていました。どうしてこんな日にカメラを持ってこなかったんだろう…と残念に思うくらいの空で、暖色から寒色までのさまざまな灰色が重なった雲と、にじんだ青空、雲の切れ間から射す帯状の光が非常に印象的な一日でした。なんとかうまく撮ってお見せできれば良かったのですが。

本日は研修日で、しかも心臓の検査が入っていなかったので「午後から海でも…」とひそかに思っていたのですが、激しい北風でいつものポイントはクローズドアウトだった様子。リーフだったらできたのかな。

土曜日は仕事なので、日曜または来週に期待です。
明日からはカメラ忘れないようにしようっと。

b factorとADC値

2010年10月25日 21時42分54秒 | 抄読会
最近、遊んでばかりの記事だったので反省。
雑な文章で申し訳ないのですが、拡散強調画像についての論文アブストラクト訳です。

Quantitative Diffusion Weighted Imaging for Differentiation of Benign and Malignant Breast Lesions: The Influence of the Choice of b-values.
Nicky H.G.M. Peters et al.
JMRI 2010; 31: 1100-1105
<Abstract>
◎目的
 乳腺病変のDWIの診断およびADC値に与えるb値の選択および組み合わせの影響を調査する。
◎方法
 73名90病変を3T-MRIで撮像。b値は0,150,499,1500 s/mm2
 ADC値を計算するためのb値の組み合わせは5通りであり、それぞれ潅流や拡散の影響を受ける。良性病変、非浸潤性病変、浸潤癌のADC値の中央値を比較した。
◎結果
 88例を解析(良性37例、非浸潤性病変13例、浸潤癌38例)。いずれの方法でも、もっともADC値が高かったのが良性病変で、中間は非浸潤性病変、もっとも低いのが浸潤癌であった。もっとも低い2つのb値から計算されたADC値がもっとも高く、もっとも高い2つのb値から計算されたADC値がもっとも低かった。ただし、全ての方法でROC解析によって得られるAUCは同程度であった。
◎結論
 乳腺病変のADC値が異なったb値の選択により変化しうるということは、良悪性を鑑別する閾値を設定する場合に注意すべきであることを示す。しかし、異なったb値の選択によっても定量的なDWIの診断能には変わりがない。

 よく知らなかったのですが、古い文献Radiology 1988;168:497-505(古すぎるせいか、フリーではないのです…)を読み直してみると、拡散強調画像は初めの頃はIVIM (Intravoxel incoherent motion)imagingと呼ばれていて、ADC値を計測することで潅流を評価しようという手法だったようです。
 いつの間にか、細胞密度(や細胞性浮腫)を反映する方法として良悪性の鑑別や腫瘍の悪性度を評価するための方法として普及してきましたが、オーバーラップがあるにも関わらず、結構な正診率を有するカットオフ値が示されるなど、その定量性がちょっと一人歩きしているのかな…?という気もしていました。
 結果は理論通りなのだと思うのですが、改めてシーケンスの組み方や読影の仕方、そしてスタディの組み方を注意しなければいけないなと思いました。

2010.10.23

2010年10月23日 22時27分15秒 | 波乗りなど
なんとか今月も海に行くことができました。
ほとんど月イチというダメっぷりですが、最近は陸トレをしているのでパドルは卒業してから一番調子が良いかも。
やっぱりパドリングが良いと乗れる波が増えるので、楽しむことができます。

今日の波の写真。



入ったピークではありませんが、このくらい。
チリヤキでも膝腰セット腹かな。大潮のために結構割れづらい時間帯もありましたが、たまにショルダーの張った波も入ってきて、意外と楽しむことができました。

今回の写真は、初めてGoogleのPicasaを使って編集してみました。
いつもは、Vixというソフトでリサイズやトリミングをするだけなのですが、Picasaだと色調やフィルタなどもいじれるようです。フリーなのになかなか高機能みたいですね。画像の共有もできるし、PC内のフォトビューアーとしても良さそうです。
そのうち色々と練習してみようと思います。

2010.10.21

2010年10月21日 22時34分11秒 | オフタイム
いつの間にやら秋も半ばを過ぎ、もう少しするといわゆる晩秋、という雰囲気になるんでしょうね。

夕飯の時、コドモに「今日何したの?」と聞くと、「イモ堀りした!」と。なかなか良い体験をしているじゃないか、と思っていたのですが、よく聞くと明日の予定のようでした。
楽しくイモ掘りしている自分を想像していたのかな?
キラキラした明日を楽しみに待っているようで、ちょっと疲れた夫婦がにっこりした瞬間でした。

今週も明日で終わり!週末、波あるといいな。

2010.10.20

2010年10月20日 23時27分05秒 | オフタイム
20101020って、なんとなく不思議な数字の並びですね。
日付を打っていて気づきました。

10月も2/3が終了…

全然、海に行っていないです。

雑誌で見つけた映像のリンクを下に。

<iframe src="http://player.vimeo.com/video/12350099" width="400" height="265" frameborder="0">

Insurfnews.com - Flynn Novak Innersection from Andrew Oliver on Vimeo.



カッコ良すぎです。フリン・ノバック(変換したらひどいことになりました…)というサーファー。SURFIN LIFE誌によれば、バックフリップを世界で初めて成功させたらしいです。バックフリップというと、後方宙返り。なんと、そんなのをした後にちゃんと波を乗り継いでいるんです。シンジラレナイ。

あ~、海行きたい。

2010.10.19 何が赤くなると…?

2010年10月19日 22時23分43秒 | オフタイム
今日のはなし。

院長のところに事務の方が来て、外来患者数やら入院患者数のことをいろいろと報告をしていたとき。

「昔から柿が赤くなると、医者が青くなるというけどね」とおっしゃっているではありませんか。

「柿ですか!!?」と、ぼく。

「え、柿じゃないのかね?」と院長。

「リンゴだとばかり思っていました…」

と。

確かに、この辺りではリンゴなんて作っていないですよね。

ちなみに、さっきヨメさんに聞いたところ

「トマトでしょ」

新説が出てきました。

どうも地域性がありそうですね。皆さまのところはいかがでしょうか。