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佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

放射線科医の日常や、診療紹介、推薦図書などをご紹介します。問い合わせ先等、詳しくはカテゴリー「はじめに」をご覧下さい。

2011.08.04 夏休みの本

2011年08月04日 22時48分07秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
先日のミッドサマーセミナーで紹介され、購入した本です。

までいの力
クリエーター情報なし
SEEDS出版


内容はリンク先の通りなのですが、特に帯の文章(朝日新聞 天声人語 2011.05.05より)をご覧ください。

氾濫する情報で想像力が欠如していき、過ぎていく時間の中で記憶が薄れてきているという自覚すら乏しくなっていました。
あの日をきっかけに、同じこの世界で何が起こっているのかを改めて考えるきっかけになると思います。
と、同時に変わらず大切にしていきたいものが見つかるかもしれません。

お子さまにもどうぞ。

2011.06.16

2011年06月16日 22時35分12秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
この前の記事で紹介した本を買った際に、おススメとして表示された本です。
基本的にこの手の本は買わないのですが、勢いでポチっとして正解でした。

いまさら誰にも聞けない医学統計の基礎のキソ 第1巻 まずは統計アレルギーを克服しよう! (Dr.あさいのこっそりマスターシリーズ)
クリエーター情報なし
アトムス


シリーズのうちの、1冊目を読んだだけですが…
まずは論文を読む際の基本的な事項(P値とは?95%信頼区間とは?平均値、中央値とは?など)を学びたい、という方向けの1冊です。

寝る前の時間を2日使って読み切ることのできる量と、テンポの良さ。各章にはわかりやすい練習問題までついています(計算はいりません!)。
例に挙げた語句の意味はわかっていたつもりだったのですが、読んでみて改めてどれほどわかっていなかったのかが、わかりました。


まずはこのシリーズで頭を慣らせてから、実際の統計手法を勉強すると効率が良いかも…と思っています。

2011.06.13

2011年06月13日 23時06分27秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
ちょっと前から、統計解析のようなことを始めたのですが、SPSSのような解析ソフトは「個人で購入するのはなぁ…」と思ってしまい、親切な解説サイトを調べながらエクセル2007を動かしていました。
非常に親切なサイトがたくさんあるのですが、そもそもどんな検定を行うべきなのか?という基本的なことから始まって、よくわからないままに長い数式を打ち込んで計算していたので、非常に手間がかかっていました。

そんな折に、教えてもらった本がこちら。

4Steps エクセル統計
クリエーター情報なし
オーエムエス出版


詳しくはリンク先のレビューを読んでいただくとして(すいません)、非常に使い勝手の良い本です。

各検定に対応するアドインと練習問題がついているので、基本的な解析はすぐにでも行えるようになりそうな気がします。

海のものとも山のものともつかないことをしていますが、とりあえずの結果が出てくれたら良いのですが。

2011.03.07

2011年03月07日 22時40分17秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
先日はいわゆる教科書を紹介したのですが、アマゾンの「同時にこんなのを買っています」という部分に載っていた本です。
どうもあの部分に弱く、ついでに買ってしまいました…

流れのふしぎ (ブルーバックス)
クリエーター情報なし
講談社


簡単な実験と、その応用技術、原理がわかりやすく書かれています。教科書は難しすぎたので、こっちの本ばかり読んでいます。
渦のことを知りたかったのですが、特に僕の知りたかった渦(ランキンの組み合わせ渦)についてはあまり深く書いていなかったのが残念…

しかし、キャビテーションなど今まで不思議に思っていた現象や、ピトー管の原理などに触れることができました。
物理をきちんと勉強していないと、なぜ水中のスクリューが回転するときにそこから泡が出るのかなんて、わからないですよね??

流体とは何なのか、という基礎的なことも知らずにPC-MRIのコンピューター解析を始めかけていたのですが…この流れは一体どこへ行くのだろう?

溺れないように見守っていてください。

2011.03.03

2011年03月03日 22時01分16秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
冬に逆戻りしたような気温。現在外気は2℃。

最近は学生に逆戻りしたような勉強をしなければならないかな…と焦っています。

流体力学 (物理テキストシリーズ 9)
今井 功
岩波書店


放射線科医に必要なのか、必要でないのか…
不必要なものなど無い、というような一般論は、限られた時間の中ではあまりに陳腐です。

しかし、運良く流体力学の専門家に会えたとしても、今のままではまともな会話すらできそうにないし。
相談されて一番困るのは、相手が何をしたいのかわからない、ということです。そして、それ以前に共通言語を有していない、ということ。
コンサルトでもしばしばありますよね?

なるべくなら、逆の立場にはならないようにしたい。

それはそうと、渦と一言でいっても色んな種類、解析があるんですね。そして様々な分野で相互的に研究が行われているようです。ちょっと覗いただけでも、二次元の渦を表現する方法が山のようにありました。線の色、太さ、矢印のつけ方、光の当て方(ボリュームレンダリング好きな方はイメージが湧くでしょうか?)などなど。


ま、書評を見ると、とても評判の良い本なので1冊買っても良いかな。

2011.01.27

2011年01月27日 22時23分14秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
久々に冷え込んだ朝でした。外気は-4℃まで低下。
小高い高速道路からは、キレイな朝焼けと霞んだ平野が見えるのですが、当然写真なんか撮れません。
一度、撮ってみたいのですが。

明日は画像カンファレンス。CVカテーテル留置などの時に気をつけておくべきvariationを数例出す予定です。
左上大静脈遺残、重複下大静脈、肝下部下大静脈欠損・奇静脈連結など。
左上大静脈遺残の症例はレポートに印をつけていなかったので、どこにあったかな?と探していたのですが、たまたま今日撮影されたのも何かの縁でしょう。

画像診断 Vol.30No.1
クリエーター情報なし
学研メディカル秀潤社


参考図書(というと怒られたりしますが…)はこちら。
特集 Cardiovascular Imaging 2010

心臓CT、心臓MRI、大血管疾患、末梢血管疾患など若手の放射線科医が苦手とする(?)分野がわかりやすく書いてあります。
この数年でモダリティだけでなく疾患概念、分類も変化しているのでご一読をオススメします。

2010.12.22

2010年12月22日 23時18分00秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
個人的なオススメ本。
サカナが好きで、ちょくちょく見ているサイトがあるのですが、そちらの主催者の著書です。
魚食は文化だ!というのがよくわかるサイトで、釣り好きサカナ好きの方、必見です。
この間は、スズメダイ、福岡で言うところの「あぶってかも」を調べ直したりしていました。
サカナだけでなく、甲殻類や貝など、姉妹サイト?では珍しい寿司ネタなども解説しています。寿司に詳しいと、色々楽しいことがありそうですよね。

からだにおいしい魚の便利帳
藤原昌高(ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑 主宰)
高橋書店


放射線科医の推薦図書、ではありませんが…

オススメiPodアプリ

2010年11月20日 21時38分52秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
このところ呑んだくれていたので(弱いくせに)、更新が止まっていました。
いつの間にか、このブログも4年目に突入していたようです。方向性もよくわからないことになっていますが、ま、いいや。

今日は最近教えてもらったiPod/iPhoneアプリのご紹介。

一部の携帯にも搭載されている機能をiPod/iPhoneでも使えるようになるアプリです。
水平方向へスイングしながら撮影することで、パノラマ写真が撮れるというもの。

え?パノラマモードならあるけど…と思われる方もいるかもしれませんが、一番の利点はカメラのレンズ画角以上の写真が撮れるということかな、と思います。

例えば、集合写真。「皆さーん、もっと寄ってください!」というのは画角が足りないため。広い場所なら、撮影者が離れることで済むかもしれませんがなかなか難しい場面もあります。そんなときに、端からスーっとカメラを振るだけでみんなニッコリと写ることができます。テーブル席に座っているときなんかにも、使えそうですね。工夫すれば、かなりartisticな写真も撮れそう。

Morpho QuickPanorama
iTunesからでも買えるみたいです。

なんとあのNokiaから賞を受けているようです。日本の企業もがんばってますね!

最近、ImageJの関係でデジタル画像処理をかじり始めたので、このソフトウェアにはいったいどんな技術が使われているんだろう?ということにも興味があります。動いているものを一枚の絵にするということは、おそらく多数の静止画を動いている間に取得しているはずで、それを動いている方向にキレイにつなぎ合わせる技術が独特な物なんだろうなと想像しています。エリアディテクターCTで高速スイッチング技術を併せて応用すれば、逆に、たとえば自由呼吸下で対象を撮像して、ブレの無い絵で呼吸性変動を見ることができるかも…などと考えてしまいます。そもそもの画像再構成の段階における問題も関わってくるので、難しそうではありますが。

ともかく、オススメのアプリなのでiPod/iPhoneお持ちの方、ぜひ試してみてください!

2010.11.11

2010年11月11日 21時25分03秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
せっかくのゾロ目なので、ためしにImageJをインストールしてみました。
ユーザーの先生が目の前でデモンストレーションしてくれたのも理由のひとつ。
思ったよりもわかりやすそうなインターフェイスで、たくさんのプラグインも公開されており、使いこなせるようになれば、良いオモチャになりそうな予感。

インターネット上にもたくさんの情報があるようなのですが、頭の中が古いのでやっぱり本も欲しいな~と思っています。
ざっと見た中から、選んでみました。

画像解析テキスト―NIH Image,Scion Image,ImageJ実践講座
小島 清嗣,岡本 洋一
羊土社

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今度、クレジットカードが復活したら買ってみようと思っています。
既に読まれた方いらっしゃいますか?

2010.10.30 MRIの原理について

2010年10月30日 22時00分08秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
本当に久しぶりの書籍紹介です。
Webページなのですが、書籍として紹介させていただきます。

モノを調べるコンピュータの話

実は少し前に、フーリエ変換をより理解できるようになりたいと思って「和音」「フーリエ変換」というキーワードで検索してたどり着いたページです。

昼休みに調べて、そのままどっぷりと他の項目も読んでしまい、午後しばらく仕事が手に付かなくなるくらい感動してしまいました。プロジェクト◯なんかの比ではないくらい、生き生きとしたある技術者(学者でもあります)の歴史が詳細かつ非常に工夫を凝らされてわかりやすい解説とともに展開されていく本でした。

Science & Artというのが、医療の理想型という考え方もありますが、決して医療だけではなくある種の生き方、姿勢そのものなのかな、などと考えさせられました(残念なことに、socialityの位置づけは僕にはまだよくわかりません)。

ともかく、MRIの原理に興味のある方、科学技術一般に興味のある方、是非一度ご覧頂きたいと思います!