佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

放射線科医の日常や、診療紹介、推薦図書などをご紹介します。問い合わせ先等、詳しくはカテゴリー「はじめに」をご覧下さい。

2009.01.31 ファントム製作

2009年01月31日 16時53分22秒 | オフタイム
 昨日は佐賀CT・MRI研究会がマリトピアで開催されました。
 特別講義は、杏林大学医学部放射線胃学教室 准教授の土屋一洋先生に
「最近の中枢神経系の血管イメージング」というテーマで講演いただきました。

 装置依存性があるものや、臨床的意義がまだ確定していないものなどもありますが、臨床およびデュアルCTでのヒントになりそうなことを得ることが出来ました。

 懇親会の後には、二次会が市内の店で催されていました。僕は参加していませんでしたが、河豚とのことだったので、大いに盛り上がったのではないでしょうか。

 
 さて、本日は船長宅にお邪魔して、2台目のCT用ファントム製作にとりかかりました。工房?には、さまざまな作業台や整然と工具が並んでいて、大興奮!電動ドリルや、エアーコンプレッサーなど、普通に暮らしていれば、まず使わないようなものもあり、つい欲しくなってしまいました。



 シリコンコーティング材でしっかりと防水処理までして、約1時間で完成!
 月曜あたりから、実験再開してみようかと思います。

2009.01.29 ニュース

2009年01月29日 22時16分43秒 | オフタイム
 先ほど、NHKのニュースで新しい情報がありました。

 ニュースの内容では、リレンザを使用した10代患者の異常行動が報告され、厚生労働省から注意勧告が出された、というものでした。

(背景としては、抗インフルエンザ薬のタミフルは、耐性の問題や、異常行動との関連が示唆されるようになり、別の系統の薬剤であるリレンザが多く用いられるようになってるという状況があります。)

 症状と薬剤との因果関係については一切不明ですが、注意したいものです。

 いち放射線科医としては、最近リレンザ使用中のPt.で、痙攣を来たし、FLAIR像で脳表のごく一部に高信号を呈していた症例(ただし、偽病変との鑑別が困難)を経験したので、気になるところです。髄膜炎程度であれば、治療方針には影響しないかもしれませんが、丹念に所見を拾い、臨床医に報告することが必要かもしれません。
 また、疑わしい症例について、どの症例に造影後FLAIR像の追加指示をするかについても、迷うところです…

2009.01.28 地方会準備

2009年01月28日 22時38分38秒 | オンタイム
 昨日、投稿したように、今回の九州地方会は佐賀大学が担当することとなっています。学会の準備も、そろそろ忙しくなってきました。

 学会会場の設営の担当(手伝い)をしているので、本日はそのことについて。

 最近の発表は、ほとんどパソコン(PC)を用いたプレゼンテーションなので、受付から、発表までデータの受け渡しから、発表のしかた及び、その流れを考えて会場設営を設計する必要があります。
 最も簡単なのは、データを持ち運び可能なメディアに入れて人の手で運び、その都度、ファイルを開くことだと思うのですが、今回は人の手が入ることによるエラーを防ぐために、ネットワークの構築をすることにしました。

 具体的には、受付PCと、2つの会場のPCを結ぶネットワークの構築し、各会場に複数あるPCと、それぞれの画面に切り替えが可能な、演者および座長のモニター、プロジェクターの接続をすること。あと、操作用のマウス接続もあります。

 経験と知識がなければ、かなり難しいことのように見えますね。

 ここまで、よくわかっているかのように書いていますが、実は、なぜか担当となっている僕自身は、PC関係に弱いので、野口先生と現在学外で勤務しているhiraiくんに、設計から手配までほとんどのコトをしてもらっていますごめんなさい。
 
 おかげで、会場もなんとか良いものができあがりそうです。
 
 今回、作業に加わることで、色々なことが勉強になりました。特に、切り替え器と分配器という良いデバイスを知ることが出来たのが収穫でした。今度、その良いデバイスをご紹介します。
 
 僕のように、複数のPCを切り替えながら、複数のモニターやプロジェクターでプレゼンテーションをしたいけれど、その方法がわからない…という方、是非お楽しみに!

地方会のおしらせ

2009年01月27日 22時02分05秒 | オンタイム
 来る、2月14,5日に佐賀大学医学部附属病院にて、

 第168回日本医学放射線学会九州地方会
 第44回日本核医学会九州地方会

 が開催されます。先週のことではありますが、プログラムがHPにアップロードされたので、表紙をリンクにしておきます。

 プログラム

 多くの施設から、たくさんの演題をいただいているようです。

 前回、佐賀で開催されたときに参加された方は、佐賀の発展ぶりに驚かれるかもしれません。と、いっても僕が佐賀に来たのはほんの3年前なのですが。

 佐賀、福岡のオススメのお店などは、「めだま娘の胃袋。」というブログが好評なので、ぜひ一度ご覧下さい

2009.01.25 airport

2009年01月25日 23時15分25秒 | オフタイム
 個人的な用事で、一泊二日の東京旅行をしてきました。

 出発の佐賀空港は、雪がちらついており「飛べるかな…」と思っていましたが、無事に行くことが出来ました。直前に聞くと、やはり佐賀空港は雪対策をしていないので、積もってしまうとアウト、とのこと。帯広空港辺りとは違いますね。

 東京は、晴れており佐賀より暖かいくらいでした。春ももうすぐかな。

 最終便の飛行機の予定だったので、少し早めに空港に送ってもらい、のんびりしていました。



 それにしても、良く晴れた夕方の羽田空港出発待合いからの風景って、独特の雰囲気があるような気がします。柔らかい光のなか、遠くにかすむ景色と、飛行機が行き交う広い滑走路。長くなっていく、建物の影。住んだこともない大都会の風景、通り過ぎるだけの場所なんだけど、どことなく懐かしいような。
 まだ東亜国内航空があったころ、テラスに出て、家族で飛行機を待っていた記憶が一番古いものです。それから空港はどんどん変わっているのですが。

 いつも、どこかに「帰る」ときに乗る飛行機の時間帯だからかもしれませんね。

2009.01.23 長かった?短かった?

2009年01月23日 23時03分58秒 | オフタイム
 ようやく1週間が終わりました。
 日曜、木曜と当直だったせいか、とても長く感じた週でした。ECRの締め切りがせまっていた人は、とても短く感じたかもしれません。

 ちょっと、今週の記事を振り返ると、日常業務の他に、Definitionで盛り上がったり、盛り下がったり。野口先生に「研究にはまると躁鬱傾向になるから気をつけてね。」言われたとおりかもしれないなぁ、と思った次第です。

 Definitionについては、症例を選んでDual energyで撮りだしたところです。症例選択における最大のネックは、やはりFOVですね。それと、アプリケーションの最適な利用方法でしょうか。若い技師さんがとても協力してくれるので、色々なことがわかってきたと思っています。そろそろ、シーメンスの技術者が来てくれるそうなので、質問することをまとめておかねば。運用についても、ある程度メドがついたら再検討が必要です。

 今日は、帰り道に雪が舞い始めていました。この週末はまた、雪が降って荒れ模様との予想。どうなるかな。。

2009.01.21 船長の釣果

2009年01月21日 22時57分26秒 | 船釣り、魚料理など 
 昨日は当直明けにもかかわらず、我らが船長は、シーホークを駆って海に出たそうな。およそ三時間の釣行で、これだけの釣果があったよ、と写真をくれました。



 真ん中のは、アマダイで、47cmの良型。その他は、イトヨリダイがたくさん。

 甘鯛は、アマダイ科の高級魚で、写真から推測するに、標準和名はアカアマダイのようです。刺身、焼き物のいずれも結構なお味だそうで。

 次の釣行が楽しみです!

2009.01.20 大寒

2009年01月20日 22時12分36秒 | オフタイム
 今日は、暦の上での大寒でした。

 佐賀は、午前中は比較的良く晴れた、暖かい一日でした。午後は読影室にこもっていたので、全然わかりませんでしたが、いつのまにか曇り空になっていました。当直あけの船長は、鯛釣りにいったのかな?

 そういえば、最近ちょっと日が暮れるのが遅くなってきた気がします。着実に、時間が経つことに、安心するやらちょっぴり焦るやら。

 では、本日の写真。



 昔風に言うと、「すずしろ」です。
 すずな、すずしろ、これぞ七草、というやつですね。ま、今年も七草がゆなんて、食べられなかったですが。
 今回のは、おでんの残りです。

 どうして、今日、この写真かというと…