相馬の野鳥

相馬から野鳥の四季を綴ります。

秋深まる松川浦 曇り空の午後

2008-11-05 08:24:26 | 松川浦

11月3日文化の日は、午後、やっと松川浦へ、岩子(いわのこ)に船着場があり、たくさんのレジャーボートが係留されています。中洲の対岸にあり、中洲のカワウの様子を知るためでもありました。

キアシシギが一羽飛来し採餌、カニなどを捕食していました。大きく迂回し磯部漁港へ、すでに満潮となり、いつもの葦の小島に鳥影はありません。防波堤にシギの姿がオグロシギでしょうか寝姿がとてもかわいいです。しかし、しっかりと目を開けて用心していますね。セグロセキレイも一緒の図、撮影チャンスはあるものですね。曇り空から少し日がさし、松川浦の夕景を見ていると瀲艶(れんえん 水面が満ちあふれ、きらきらと輝く様)と浦の水面が夕日に映えているのでした。

 真萩咲く 長洲の磯の 夕凪に

 汝も飽かずや あさる雁がね   藤原定基(松川浦十二景)

訳 (穏やかな晩秋の松川浦の夕景を歌って)

 萩の咲いている ながすの磯の夕凪の渚にたたずんでいると

雁たちも磯でいつまでも飽きずに餌をあさっていることだ。081103 081103_3 Photo Photo_2 Photo_3 Photo_4