相馬の野鳥

相馬から野鳥の四季を綴ります。

支部連合会総会相馬大会開催しました。

2008-05-11 18:49:48 | 松川浦

 5月10日から11日かけて財団法人日本野鳥の会福島県支部連合会総会(相馬大会)が開かれ、無事、終了致しました。参加者48名、カモのあさり食害問題もかねてからあったため、TV,新聞などの多くのメディアが取材する中、各議案決議の後、カモの食害についての意見交換が行われました。多くの関心が寄せられ、カモの習性、採餌について今後とも調査研究し、漁業関係者、行政、及び識者が同じテーブルにつき、今後のそのような方向で参画していくことが必要とであると話がまとめられました。朝の探鳥会では、松川浦においては絶滅危惧種のヒヌマイトトンボ、ヒカリモ、等クロベンケイガニの巣穴も含めて珍しい動植物の生息地であることがわかり、参加者の共感を呼んでおりました。探鳥会では松川浦の代表的なシギ・チドリであるチュウシャクシギ60羽、イカルチドリ(資料写真)を水田で確認し、浦の梅川付近ではキアシシギ(メリケン)が確認されました。また、ヒドリガモ、カルガモ、オナガガモ、コサギ、ダイサギアマサギ、ゴイサギ・・・ミサゴも観察されました。中洲周遊で気になったのはカワウが増えていることです急激に。この対策を早く考えないと、生態のバランスが壊れるような気がいたします。アサリの食害と同様、実は急務ではと私的に考えています。稚魚を根こそぎ食べるのですから、食物連鎖の準頂点にあると思います。中洲には5,6年前は営巣しなかったカワウ。南側のサギコロニーも、糞害で、松枯れがおきています。カワウの影響(サギも含めて)が出始めているのではないでしょうか。心配です。これこそ憤慨?すべきことと思いますが・・・いかが? 中洲周遊では「 松川 浦太郎」 船長の名案内が素晴らしかったです。開催に際し、多方面からご協力ありがとうございました。心より感謝申し上げます。                                Jpg 

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