ツルピカ先生とゆかいな仲間40人の作文教室
子どもたちに、ツルピカ先生は、こんなふうに『作文指導のコツ』―①②③―と3冊出しているけれど、この本に書いたことの奥に、もっと大事なことがある。
文章を書くときに、いちばん大事なコツ・原則を、ツルピカ先生が尊敬する国分一太郎先生はこう書いているといって、板書した。
――「ありがたいことであった。わたしたちの祖先は、わたしたちのために、「****」「****」という便利な{もの}をつくっておいてくださった――。
さて、****には何がはいりますかときいてみた。
「鉛筆。」
「紙」
なるほどそういうふうにも考えることができる。でも、国分一太郎はそういうふうには書いてない、
「漢字。」
いいとこ、いってるなあ。
「文字。」
「文字。」と言うコトバは、実は「もの」という所に入っている。
――「ありがたいことであった。わたしたちの祖先は、わたしたちのために、「****」「****」という便利な文字をつくっておいてくださった――。
さあ、「****」「****」にはいるものは。
「ひらがな」と「カタカナ」
あたり。
このことを、こころのなかに大事にしまっておいてほしい。――「ひらがな」と「カタカナ」を知っているみなさんだから――書きたいことを、「ひらがな」と「カタカナ」をつかって書けば「作文」が書けるということを、とこう話した。
だからといって、このことを十分に理解は出来ないだろう。
けれども、作文は、正直に、素直に、自分がとらえた「こと」「もの」といっしょに思ったこと、考えたことを自分のつかいなれたコトバで書けばよいという「安心感」を持たせたいと思ったからだ。
国分一太郎先生は、〈「ひらがな」という便利な文字〉という小見出しのあとに、次のように書いている。
ありがたいことであった。わたしたちの祖先は、わたしたちのために、「カタカナ」「ひらがな」という便利な文字をつくっておいてくださった。
「かな」は、一文字が一音をあらわすので、その文字を知っておれば、そして、話したいことがありさえすれば、「ぶん」をつづけることができる。「文章」をつづることができる。それがやさしくできる。
《『文章表現指導入門』国分一太郎著・明治図書》
子どもたちに、ツルピカ先生は、こんなふうに『作文指導のコツ』―①②③―と3冊出しているけれど、この本に書いたことの奥に、もっと大事なことがある。
文章を書くときに、いちばん大事なコツ・原則を、ツルピカ先生が尊敬する国分一太郎先生はこう書いているといって、板書した。
――「ありがたいことであった。わたしたちの祖先は、わたしたちのために、「****」「****」という便利な{もの}をつくっておいてくださった――。
さて、****には何がはいりますかときいてみた。
「鉛筆。」
「紙」
なるほどそういうふうにも考えることができる。でも、国分一太郎はそういうふうには書いてない、
「漢字。」
いいとこ、いってるなあ。
「文字。」
「文字。」と言うコトバは、実は「もの」という所に入っている。
――「ありがたいことであった。わたしたちの祖先は、わたしたちのために、「****」「****」という便利な文字をつくっておいてくださった――。
さあ、「****」「****」にはいるものは。
「ひらがな」と「カタカナ」
あたり。
このことを、こころのなかに大事にしまっておいてほしい。――「ひらがな」と「カタカナ」を知っているみなさんだから――書きたいことを、「ひらがな」と「カタカナ」をつかって書けば「作文」が書けるということを、とこう話した。
だからといって、このことを十分に理解は出来ないだろう。
けれども、作文は、正直に、素直に、自分がとらえた「こと」「もの」といっしょに思ったこと、考えたことを自分のつかいなれたコトバで書けばよいという「安心感」を持たせたいと思ったからだ。
国分一太郎先生は、〈「ひらがな」という便利な文字〉という小見出しのあとに、次のように書いている。
ありがたいことであった。わたしたちの祖先は、わたしたちのために、「カタカナ」「ひらがな」という便利な文字をつくっておいてくださった。
「かな」は、一文字が一音をあらわすので、その文字を知っておれば、そして、話したいことがありさえすれば、「ぶん」をつづけることができる。「文章」をつづることができる。それがやさしくできる。
《『文章表現指導入門』国分一太郎著・明治図書》
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