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ユラーナ Ulana - A bridge between Japan and Overseas Countries

龍神由美のブログ。江戸の面影を残す川越に、先祖代々300年住んでいます。私の川越暮らしを綴ります。

「成道会記念 川越仏教講座」

2012年12月02日 | 宗教
市制90周年記念式典の後、蓮馨寺さんで行われた「成道会記念 川越仏教講座」に行ってまいりました。主催は、川越市佛教会です。




成道会(じょうどうえ)とは、お釈迦さまのお悟りをお祝いする儀式のことをいうそうです。

最初に、ご法要がありまして、粂原ご住職をお導師さまとして、皆で、般若心経をお唱えいたしました。

そして、埼玉県佛教会会長であり、全日本仏教会副会長でいらっしゃる飯能の曹洞宗の能仁寺(のうにんじ)の萩野映明老師による「今を生きる」というご法話をいただきました。

萩原老師は、私たちを笑いの渦に誘い込みながら、95%くらいを雑談のようなお話をされましたが、残りの5%は、とても貴重な、心に沁み入るお話でした。


「お寺は、お葬儀をするためだけのものではない。生きる命の使い方のアドバイスをするのがお寺である」

「仏教とキリスト教の一番の違いは、何か?人間は凡夫である。しかし、(仏教の場合)修行をすることにより、悟りを開くことができる。悟った人になれる。キリスト教の場合、(人間は)絶対に神にはなれない。仏教では、覚者(かくしゃ)になれる。覚者とは、自分で命の使い方を知った人。自分の生きる道を悟った人。凡夫だからこそ、覚者になれる。うんと、悩んでください。もがいてください。その人こそ、素晴らしい人になれる。覚者になれる。灯明が自分をさしてくれる」

「嫌なことがあったら、感謝をすること。これ以上、悪くはならない。良いことがあったら、気をつけなければならない。大いに人生をやること」

「雑談の中に、得るものがある」

「いい生き方をするには、もがくこと。悩むこと。すると光明が見えてくる」

「うんともがけば、本当の幸せを得ることが出来る」

「まず、思うこと。次に願うこと。それから祈ること。すると物事は成就してゆく。人間は、心が大事。良い心を持つこと。悪い心を持たないこと」

老師のお言葉で、書き留められたものだけを羅列しましたが、私の心には、とても響きました。このところ、ちょっと曇っていた心に陽が差しこんだような気がしました。

老師のご法話の後は、アローン・シアターを主宰されている谷英美さんによる「金子みすゞ」の詩の朗読とお話がありました。金子みすゞの生い立ちの解説があって、みすゞの世界に引き込まれてゆきました。

とても良い12月の初日を過ごさせていただきました。蓮馨寺さん、萩原老師、川越市佛教会のお坊さん方、谷英美さんに感謝申し上げます。


ユラーナ

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川越市市制施行90周年記念式典

2012年12月02日 | 川越
昨日、川越市市制施行90周年記念式典が、川越市民会館において行われました。

会場は、大勢の人でぎっしり。まず、開式のことば、国家斉唱、先人への想いを馳せての黙とう、そして市長の式辞。



市議会議長あいさつの後は、表彰式となりました。

文化表彰(初雁文化章)としては、美術家の関根伸夫さん。善行表彰としては、日本画家の池田幹雄さんと山本三喜さんが、表彰されました。

その後は、初雁賞の授与。

鳶職の高山雅俊さん。



大工職の数野基之さん。



その他、左官職の加藤信吾さん、菓子製造職の長井和男さんなどが表彰されました。

その後、市制の進展に貢献された個人と団体に対して、表彰が行われました。
私の伯父も、教育の分野での貢献ということで、表彰されました。

来賓として、上田知事もおみえになり、祝辞を述べられました。



後は、川越市キャッチフレーズ・シンボルマーク最優秀賞者の表彰がありました。



「時が人を結ぶまち川越」というキャッチフレーズ。なかなかいいですね。
シンボルマークは、最初、時の鐘にしか見えなかったのですけれども、良く見ると、人差し指を付き合わせているようにも見えるマーク。良く出来ていますね。

最後は、子供議会決議の発表があり、閉会となりました。


10年後の川越は、どうなっているのでしょうか。


ユラーナ






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