ユラーナ Ulana - A bridge between Japan and Overseas Countries

龍神由美のブログ。江戸の面影を残す川越に、先祖代々300年住んでいます。私の川越暮らしを綴ります。

83歳で舞台に立って

2012年04月01日 | 日本文化
昨日、母の山田流筝曲のお家元の会が、国立演芸場でありました。

私は、朝から、母の着付けを手伝い、荷物持ちとして付いてゆきました。強風にあおられ、どうなることかと思いましたが、電車が止まることなく、無事、会場に着くことができました。

国立演芸場は、国立劇場の裏手にあります(と思います。)

11月下旬から、以前から悪くなっている両膝の痛みに加えて、腰痛も加わっていたので、どうなるのかと心配していましたが、「何としても舞台に立ちたい」との一念で、この日を迎えました。


(国立演芸場、撮影禁止のため幕のみ)

12時半から始まった会は、夜8時近くまで、全30曲。ほとんどが、高齢者にも関わらず、皆さん、見事な演奏と歌を披露してくださいました。

母の歌の出番は少なかったのですが、2人のお弟子さんを指導して、舞台に立たせました。その気力と言いましょうか、執念と言いましょうか、脱帽です。

私が、母の年になったとき、そんな気迫があるかしら、と思います。芸事は、人を美しく、そして、強くしますね。

演奏の合間、着付けの資格を持っている私は、お着物姿の方の着付けが気になって仕方がなかったです。


帰りのタクシーの運転手さんが、「東京では、開花宣言をしましたよ」と言いました。「今、どの辺を走っているのですか?」と聞くと、「靖国神社です」と。窓から見えたソメイヨシノは、大分、花が咲いていました。いよいよ春到来ですね。


ユラーナ





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