ユラーナ Ulana - A bridge between Japan and Overseas Countries

龍神由美のブログ。江戸の面影を残す川越に、先祖代々300年住んでいます。私の川越暮らしを綴ります。

父のリハビリ

2012年06月01日 | つれづれなるままに
作業療法士の先生が、今日もおみえになりました。父は、血行障害を訴え、もう梅雨に入ると言うのに、タートルネックのセーターに、ガウンを羽織っても、窓を開けて風を入れると寒いと言います。

かかりつけの内科の先生によると、血行障害には、対処する方法がないそうです。「養命酒はどうでしょうか?」と私が先生にお聞きすると、「ああ、いいと思いますよ」とのことでしたので、養命酒を買って来ました。

「養命酒を飲むと、体がぽかぽかする」、と父は、言いましたが、根本的な解決にはなっていない模様・・・

寒さと戦う父と、同じ部屋で、暑さに耐える家族・・・大変です。

父の訴えをひとしきり聞いてくれた作業療法士の先生は、「一番の運動は、全身運動です。歩くことです。今日は、少し、歩いてみましょうか」とやさしく語りかけてくれ、父もその気になってくれました。

1月に訪問介護を受けてから、外を歩いたのは、床屋さんに行ったのを除けば、2回のみ。

そろりそろりと歩行器を使って歩き出した父に、私も一緒についてゆきました。本当に近所を歩いただけなのですが、「あの蔵は・・・」とか、「あの高い鉄筋は・・・」とか、昔話が出て、お若い先生も、「へーそうなんですか?」と興味深そうに聞いてくれました。

「また、いろいろとお話、聞かせてくださいよ」と。

帰ってきた父は、体が温かくなったと言いました。わずか10分のお散歩でした。「これからは、週2回くらいだけでも、外に出てみましょうね」、ということになり、父は同意してくれました。それに同行するのは、私の役目になりました。ヘルパーさんは嫌なんだそうです。その気持ちもわかります。近くに喫茶店があるので、そこに行くことを目標にするのも、いいかなと思っています。

とてもいい方たちに恵まれて幸せな父。でも、それ、わかっているかなぁ。


ユラーナ





コメント (2)
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