家の書院窓の障子の張り替えをしました。
大正時代の職人(指物師<さしものし>と呼ぶのでしょうか)の仕事は、とても細かく、障子を剥がす度に驚きます。


木工用ボンドなど無い時代、細い木と木の組み合わせは、すべて切り込みを入れることによって成り立っているのです。
築90年を超え、紛失してしまった箇所もあります。今回は、障子を剥がした時点で、ボロッと落ちてしまった箇所に木工用ボンドをつけて、修復を試みました。障子を張り、乾けば、そのまま、木と木が付いてくれるかもしれません。
直すのも根気が要る仕事なのですが、直しながら、ああ、昔の職人さんは、何を思いながら、この仕事をしたのだろうか、と思いました。あるいは、まるっきり何も考えないで仕事したのかもしれない・・・とも思いました。
私は、障子を張るときは、何も考えません。というか、考えられません。ひたすら張ることに徹し、自分と障子が一体化したような感じすらします。
昨日は、廊下の2間(4枚)と2間(4枚)を張りました。
今日は、トイレの窓(4枚)、床の間と仏間の間の襖障子の4枚、書院窓の3枚、玄関の小さな障子2枚を張りました。
去年のブログを読み返してみたら、去年は、母が仏間と床の間のお掃除をしてくれたことがわかりました。今年は、それも望めないような状況となってまいりました。
日本家屋に住むということは、とても大変なことです。昔は人手があったから何とか家を維持できたと思いますが、昨今の状況だと、とても大変ですね。
両親が年老いているということをしっかりと認識しなければ、と自分に言い聞かせて、しかし、それを認めたくない自分がいて、今年は暮れようとしています。
ユラーナ
大正時代の職人(指物師<さしものし>と呼ぶのでしょうか)の仕事は、とても細かく、障子を剥がす度に驚きます。


木工用ボンドなど無い時代、細い木と木の組み合わせは、すべて切り込みを入れることによって成り立っているのです。
築90年を超え、紛失してしまった箇所もあります。今回は、障子を剥がした時点で、ボロッと落ちてしまった箇所に木工用ボンドをつけて、修復を試みました。障子を張り、乾けば、そのまま、木と木が付いてくれるかもしれません。
直すのも根気が要る仕事なのですが、直しながら、ああ、昔の職人さんは、何を思いながら、この仕事をしたのだろうか、と思いました。あるいは、まるっきり何も考えないで仕事したのかもしれない・・・とも思いました。
私は、障子を張るときは、何も考えません。というか、考えられません。ひたすら張ることに徹し、自分と障子が一体化したような感じすらします。
昨日は、廊下の2間(4枚)と2間(4枚)を張りました。
今日は、トイレの窓(4枚)、床の間と仏間の間の襖障子の4枚、書院窓の3枚、玄関の小さな障子2枚を張りました。
去年のブログを読み返してみたら、去年は、母が仏間と床の間のお掃除をしてくれたことがわかりました。今年は、それも望めないような状況となってまいりました。
日本家屋に住むということは、とても大変なことです。昔は人手があったから何とか家を維持できたと思いますが、昨今の状況だと、とても大変ですね。
両親が年老いているということをしっかりと認識しなければ、と自分に言い聞かせて、しかし、それを認めたくない自分がいて、今年は暮れようとしています。
ユラーナ