中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

統一地方選挙

2011-04-19 17:01:53 | 身辺雑記

 第17回統一地方選の後半戦が始まった。私が住む市でも選挙が告示され、定数26名のところへ34名が名乗り出た。24日の投票日まで1週間の選挙戦が繰り広げられる。新聞にあった候補者一覧表を眺めながら、閑に任せて候補者についてあれこれ見てみた。 

 

 34名の立候補者のうち、政党から出ているのは17名、無所属も17名で、まあ、こんなものだろうと思う。政党別では、民主3、自民3、公明4、共産4、社民2、みんなの党1となっている。無所属のうち4名がポスターに「市民派」を標榜している。市民派とは何か、もう1つ分からないところがあるのだが、既成政党には任せられないということだろうか。 

 

 現職は22名で、新人が11名、元職が名だが、やはり組織や地盤、これまでの実績のある現職は有利なのではないか。現職の中には、私の町を有名にしている歌劇団の元団員という肩書きの候補者もあるが、この歌劇団のモットーである「清く、正しく、美しく」とポスターにあった。「美しく」はともかくとして、政治家たるものは誰しもが清く、正しくあってほしいものだが、さて? 

        

 男性は23名、女性は11名、年齢は最高齢が70歳の男性、一番若いのが32歳の男性。平均年齢は52歳で、私よりも25歳も若いが、議員となればそうでなければならないだろう。やはり若いのは活力がある。ひと頃地方議員にはかなりの高齢者もいたが、若返ることは結構なことだ。かつて私が現役時代に知った県議や市議の中には、老害、老残としか言いようのない者もいたが、醜いと言うほかはなかったものだ。70も半ばを過ぎて知事なり議員の座に執着を持つのは、本人や周囲の思惑があるのだろうが何か醜い気もする。

 

 道路わきの候補者ポスター掲示板にはいっせいに34枚のポスターが張り出された。どれもカラフルで、ほとんどの候補者は笑顔だ。この中には大都市の知事選挙と違って、何やら怪しげな泡沫候補はいないだろう。この気持ちの良い笑顔が本物であってほしい。誰が市民の信任を得るのか、24日の夜には分かる。

 

      

  

 新しい議員に選ばれた以上は、既成政党であれ、無所属であれ、公約どおりに市民のため、市の発展のために尽くしてほしい。何よりもよくあることだが、選挙中と打って変わって傲慢、横柄にはなりなさんなよと言いたい。かつてある市の教育委員会の事務局にいた頃、そのような何様かと思うような嫌悪すべき議員を少なからず見たものだ。「お前は我が党をバカにしているのか」とある党のボスに言いがかりをつけられて怒鳴りつけられたこともあった。その下品な言動は、今思い出しても腹が立つほどだ。わが町の新しい26名の新議員にはそのような輩は一人もいないようにと願う。