この言葉自体は同名の本が出版されていて特に珍しくはないもののようだが、「ネトゲ」とはネットゲーム(オンラインゲーム)の日本人らしい省略形で、この方面のことについてはまったく無関心で無知な私はごく最近知った。
これについてのサイトを検索するとさまざまなものが挙げられていて、読めば読むほど私などは混乱するばかりだが、要するにネットゲーム(オンラインゲーム)とは、インターネットを介して多くの人が一つのゲームに参加するもののようで、これに長時間はまり過ぎてゲームから抜け出せなくなり、会社の無断欠勤、不登校、失業、引きこもりなど健全な生活を送れないようになると「ネトゲ廃人」と言われるのだそうだ。昼夜逆転の生活を続けた揚げ句に、退学や退社、離婚に至る者もいるという。最近は小学生の参加が増え、金銭や時間を管理できない例もあるようだ。ネトゲ廃人の例を見てみよう。
24歳の派遣社員の男性は中学3年から9年間、1日10時間以上ネットゲームをしていた。私立の中高一貫校だったが、夜中に起きているため遅刻が常習となり、勉強についていけず高1で退学。大検で私大へ進んだが、これも2年で中退しその後もゲームをやり続けた。彼はこう言っている。「最長で連続72時間やった。1人でやっていても楽しいし、仲間とパーティーを組んでも楽しい。利用料などで月に3万円使っていた。最後のほうはもう飽きていたけれど、それでもやり続けた。自分でもなぜだか分かりません」。
従来のテレビゲームと違って、オンラインの特性を生かし、参加者がチャットと呼ばれる会話機能でコミュニケーションできる点に人気があるらしい。「ラグナロクオンライン」という人気ゲームにはまり込み、中2から高1まで1日11時間やっていたという18歳の男子予備校生は、「文章でやり取りするため、現実の会話より価値あるものと思える。ネトゲをプレイしながらゲームの住人たちと多くの会話を重ねてきた日々は中高生時代の財産の一つです」とまで言っている。この青年は現実の世界での会話によるコミュケーションというものにはまったく無縁の世界に生きていたのか。 (続)
これについてのサイトを検索するとさまざまなものが挙げられていて、読めば読むほど私などは混乱するばかりだが、要するにネットゲーム(オンラインゲーム)とは、インターネットを介して多くの人が一つのゲームに参加するもののようで、これに長時間はまり過ぎてゲームから抜け出せなくなり、会社の無断欠勤、不登校、失業、引きこもりなど健全な生活を送れないようになると「ネトゲ廃人」と言われるのだそうだ。昼夜逆転の生活を続けた揚げ句に、退学や退社、離婚に至る者もいるという。最近は小学生の参加が増え、金銭や時間を管理できない例もあるようだ。ネトゲ廃人の例を見てみよう。
24歳の派遣社員の男性は中学3年から9年間、1日10時間以上ネットゲームをしていた。私立の中高一貫校だったが、夜中に起きているため遅刻が常習となり、勉強についていけず高1で退学。大検で私大へ進んだが、これも2年で中退しその後もゲームをやり続けた。彼はこう言っている。「最長で連続72時間やった。1人でやっていても楽しいし、仲間とパーティーを組んでも楽しい。利用料などで月に3万円使っていた。最後のほうはもう飽きていたけれど、それでもやり続けた。自分でもなぜだか分かりません」。
従来のテレビゲームと違って、オンラインの特性を生かし、参加者がチャットと呼ばれる会話機能でコミュニケーションできる点に人気があるらしい。「ラグナロクオンライン」という人気ゲームにはまり込み、中2から高1まで1日11時間やっていたという18歳の男子予備校生は、「文章でやり取りするため、現実の会話より価値あるものと思える。ネトゲをプレイしながらゲームの住人たちと多くの会話を重ねてきた日々は中高生時代の財産の一つです」とまで言っている。この青年は現実の世界での会話によるコミュケーションというものにはまったく無縁の世界に生きていたのか。 (続)