中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

西安で(6) 炭市街副食品市場③

2007-07-21 09:12:13 | 中国のこと
乾物。干し蝦などいろいろなものがある。




 香辛料。唐辛子でも非常に種類が多い。中国料理には必ずと言ってよいほど唐辛子が入っている。辛い唐辛子を多く使う「激辛」料理は四川のものが有名で、四川料理は唐辛子の他に山椒も多量に使うので、昨年成都で有名な麻婆豆腐を食べたが一番辛いものではないと言うことだったが、唐辛子の味である辣(la)と山椒の味である麻(ma)は強烈だった。四川から東の貴州、湖南も唐辛子を多く使い辛い。五香と言われる山椒、八角、肉桂、丁子、茴香(ウイキョウ)は中国料理に特有の香りをつける香辛料である。


調味料も多彩である。


ドライフルーツの店が並ぶ。


 棗。各地で銘柄の棗を産する。西安が省都である陝西省の北部に産する大きな棗も有名銘柄らしい。蜜漬けにしてから乾燥させたものなど加工品は多い。


 乾燥ミニトマト。どういうわけか「聖女果」という名称で売られている。蜜漬け加工したらしく甘い。


 ナッツ類。中国人が好きな南瓜やヒマワリ、西瓜の種子はもちろん、見たこともないようなさまざまなものがある。マカデミアナッツのような外国産のものもあった。


野菜も豊富である。




桜桃、茘枝、マンゴー(芒果)など、どれも日本に比べると非常に安い。



 この他にも多種多様な副食品があり、市場を一回りすると中国人の胃袋の巨大さ、特異さにはつくづく感嘆させられる。